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アキンボくん

アキンボくん

せっかくかっこいいメガネをかけていても、ぼくがおろおろとあるいてはなんにもならないじゃないか。悲しいよ。
ほらボクこんなにデクノボウ
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夕霧🦒

夕霧🦒

A型事業所見学終わり。
未就労時期の多さを指摘され、アサーティブコミュニケーションを求めたら企業じゃ通用しないと言われた。
どれも至極尤も。だけれども僕の障害状況が辛いよ。

破産手続き決定通知が届く。

改めて何もできないデクノボウが27年も生きてしまったことに申し訳なさしかない。
誰かに生かされていなければ今日がないことを再認識。

わかっていても、突きつけられると苦しいね。
発達、うつ、双極の星発達、うつ、双極の星
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くらわー

くらわー

雨にもまけず、風にもまけず、雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な身体を持ち、欲はなく決していからず、いつも静かに笑ってる。
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ、あらゆることを自分を感情に入れずに、よく見聞きし分かり、そして忘れず。
野原の松の林の影の小さな萱葺の小屋に居て、東に病気の子供あれば行って看病してやり、西に疲れた人あれば行ってその稲の束を負い、南に死にそうな人あれば、行って怖がらなくても良いと言い、北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろと言い、日照りの時は涙を流し、寒さの夏はオロオロ歩き、皆にデクノボウと呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず。
そういうものにわたしはなりたい
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かなと

かなと

雨にも負けず 風にも負けず
雪にも 夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち 欲はなく
決して怒らず いつも静かに笑っている
1日に玄米4号と 味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを 自分を感情に入れずに
よく見聞きし分かり そして忘れず

野原の松の 林の影の
小さな茅葺きの小屋にいて

東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束をおい
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い

日照りの時は 涙を流し
寒さの夏は オロオロ歩き

みんなにデクノボウと呼ばれ
褒められもせず 苦にもされず

そういうものに私はなりたい

雨にも負けず 風にも負けず
(宮沢賢治):岩手県花巻市
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もみー

もみー

タバコを一本吸い終えて、
灰皿から立ち昇る青白い煙の柱。
夜は涼しくなり月は高くなつて、
古くなつてきた蛍光灯が微かにジーと鳴るばかりの静寂。
 僕はフと思ふ事多くあつて、思い返せばもう令和も七年であつて
何を以つてか日々が昼行灯にデクノボウの愚かしさを感じて嫌気がさした様であつた。
年ごろ念ごろと、幕の下に縁の下の力持ち。
 僕はそろそろ何かを為す事や役に立つ事を盆暗ながらに足りなくも考える時がある。

僕は始めブツブツと言葉にならない独り言を呪文の様にしばらく言つたり、
或いはユラユラと體を揺らして落ち着きが無さそうに汗をかいたりする。
または、物言いたげに顔をしかめたり、
突然にしばらくフーフー呼吸を荒げては
落ち着いて體が固まり緊張してたりもする。
 やがては言いたかつた事はどうでも良くなつてきて、
物の本音がタバコの紫煙に乗つて滞る部屋の空気に立ち昇り、
意識も薄れてきて僕が僕である境界が消えてゆく。

今一時の一瞬は二度と無くて、無駄な時間と思ふも無駄とは言えなくて
ジリジリ切羽詰まりながら一歩一歩鈍足ながら人生を進んで迫り、
重ひ心の甲冑も程々に解き、エエヤアとため息を言うと、
畳に胡座をかいて、迫り落ちて来そうな天井をボウと見つめている。
そうした時に、思いにならない想いをこうやつてここに残しているわけである。
 心、虚しゅうして寝間の時間を過ぎればラヂオが雑音交じりに時を教えてくれて、
手の小刀の古傷を見ればこれまでの人生を思い出している。
はたして僕はこの家に部屋にどうやつて流れ着いたやら、
この文章は書き残して良いかさえも、
生きてゆく正当性や人権も何もかもが、
遂にもう僕には少し解らないな。
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