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もみー
灰皿から立ち昇る青白い煙の柱。
夜は涼しくなり月は高くなつて、
古くなつてきた蛍光灯が微かにジーと鳴るばかりの静寂。
僕はフと思ふ事多くあつて、思い返せばもう令和も七年であつて
何を以つてか日々が昼行灯にデクノボウの愚かしさを感じて嫌気がさした様であつた。
年ごろ念ごろと、幕の下に縁の下の力持ち。
僕はそろそろ何かを為す事や役に立つ事を盆暗ながらに足りなくも考える時がある。
僕は始めブツブツと言葉にならない独り言を呪文の様にしばらく言つたり、
或いはユラユラと體を揺らして落ち着きが無さそうに汗をかいたりする。
または、物言いたげに顔をしかめたり、
突然にしばらくフーフー呼吸を荒げては
落ち着いて體が固まり緊張してたりもする。
やがては言いたかつた事はどうでも良くなつてきて、
物の本音がタバコの紫煙に乗つて滞る部屋の空気に立ち昇り、
意識も薄れてきて僕が僕である境界が消えてゆく。
今一時の一瞬は二度と無くて、無駄な時間と思ふも無駄とは言えなくて
ジリジリ切羽詰まりながら一歩一歩鈍足ながら人生を進んで迫り、
重ひ心の甲冑も程々に解き、エエヤアとため息を言うと、
畳に胡座をかいて、迫り落ちて来そうな天井をボウと見つめている。
そうした時に、思いにならない想いをこうやつてここに残しているわけである。
心、虚しゅうして寝間の時間を過ぎればラヂオが雑音交じりに時を教えてくれて、
手の小刀の古傷を見ればこれまでの人生を思い出している。
はたして僕はこの家に部屋にどうやつて流れ着いたやら、
この文章は書き残して良いかさえも、
生きてゆく正当性や人権も何もかもが、
遂にもう僕には少し解らないな。
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