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ニーナとアレキサンダ

かんそ

かこ

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ガダラの豚/中島らも↓
果てしなき流れの果てに/小松左京↓
アルジャーノンに花束を/ダニエル・キィス↓
ホテル・ニューハンプシャー/ジョン・アーヴィング
悪童日記/アゴタ・クリストフ↓
消去/トーマス・ベルンハルト

ナナバ
◆夏帆(加筆改訂版)/村上春樹
◆ふらふら日記/田中小実昌
◆怪物 ─アゴタ・クリストフ戯曲集─/堀茂樹 訳
◆存在の耐えられない愛おしさ/伊藤亜和
◆恐るべき緑/ベンハミン・ラバトゥッツ 松本健二 訳
anemone
アゴタ・クリストフ(Agota Kristof、1935年10月30日 - 2011年7月27日)は、ハンガリー生まれの作家。1956年のハンガリー動乱でスイスに亡命し、フランス語圏で時計工場で働きながらフランス語を学び、母語ではないフランス語で執筆しました。簡潔で冷徹な文体、戦争・亡命・アイデンティティの喪失をテーマにした作品が特徴で、処女作『悪童日記』で一躍有名になりました。40以上の言語に翻訳され、ヨーロッパ文学賞などを受賞しています。
#忘備録
#心に沁みる一冊
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あこ
アゴタ・クリストフ 著
白水Uブックス#読了
『悪童日記』にはじまり『ふたりの証拠』、『第三の嘘』と続く三部作が、「フランス語」で出版され、世界弟30ヶ国以上でロングセラーを続けている著者の自伝である。
1935年にハンガリーに生まれ、ドイツやロシアからの圧力を避けて、生後4ヶ月のおさな児を抱えオーストリアへ、そしてさらにスイスのフランス語圏へと逃れる。そんな運命のもと、ハンガリー語が母語でありながら、ドイツ語やロシア語を押しつけられ、フランス語を話さなければ暮らしがなりたたない土地へと逃れた著者。
そのため、最後までフランス語は「敵語」と表現される。
この自伝の語りは、あの三部作のように、各場面を苛酷で具体的に描きつくすわけでも、感情をつぶさに表す文章でもない。要所となる場面を淡々と、両手にのるほどの言葉数で救いあげて読者の前に示すような短さだ。
タイトルを彷彿とさせる淡々とした文章は、ともすれば辿々しく感じられるほどだ。
なのに、一つひとつの場面から、あるいは前の場面からの時間の経緯を踏まえて想像力の翼を広げて、筆者の日々や積る辛苦と感情を思い浮かべながら読み進めてしまう。
4歳から本を読むことができた少女だった女性が、母親になってから自国を離れ、母語を捨てざるを得ず、会話・読み書きができない言葉に囲まれる日常を、漢字2文字になる言葉で表すのだ。
作家でありながら「文盲」とは、どれだけの意味が込められているのか。想像しただけで胸は苦しくなる。
この本は、筆者の自国を離れてからの時間の長さと心の空虚さを、読者に静かに投げかけるものだった。
名作。


ナナバ
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