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はち🎱

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『sakamotocommon OSAKA』の360立体音響の展示ルームで作品を聴いたとき、「音楽というエイリアンに出会った」と思った。
僕たちはキャンバスのうえに絵を描くかのように音楽を作っているのだと思っていたけど、立体音響に包まれたとき、キャンバスのうえの僕たちを音楽が見ているかのような、音楽が人よりも高次の存在であるかのような印象を受けた。

字を書いたりことばを口にするとき、字やことばは出力されることを拒むことはできないし、自ら消えて無かったことになることはできない。それは、字やことばを扱う僕たちが彼らより高次の存在だからであって、彼らからはこちらにはたらきかけることはできないし、おそらく僕たちのことを認識できてもいない。
「神」みたいなものがいるのだとすればそういうことで、神を見ることができないのは、僕たちが「神の内側」にいるからなんじゃないか。神にとって人間は、紙に書かれた文字と同じようなものなんじゃないか。

そういう解釈でアーティストという存在を考えたとき、彼らは僕たちにとって「触れ得ざるもの」を認識できるかたちに変換する役割を担っていると思う。
高次の音世界と対話しながら、特定の文脈における「あるべき音」を紡いで、人が認識できる次元上に構造化して描く。そうしてできたものがひとつの楽曲作品、と言えるんじゃないか。
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はち🎱

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梅田で開催されている坂本龍一の企画展『sakamotocommon OSAKA』に行ってきた🎹
「人間というキャンバスに音楽を描く」ではなく「音楽というキャンバスのなかに人が描かれる」みたいな、音楽と人との存在前提が逆転するかのうような、そんな世界観をイメージさせられた展示でした。

会場ではさまざまな作品や資料の展示はもちろんのこと、設置されたグランドピアノでは坂本龍一の演奏データを元にした自動演奏で『aqua』『energy flow』『put your hands up』『鉄道員 Poppoya』『Merry Christmas Mr. Lawrence』が披露されていました。
『aqua』は、、、もう、、、ダメだ……泣けてきた🥲

「坂本図書 分室」という坂本龍一所蔵の本と同タイトルの古書が販売されているスペースもありまして。
僕は音楽之友社『音楽中辞典』(2002年3月1日 第1刷)をお迎えしました(定価だと5,500円もするものが驚きのお値段で……!そういう意味でもありがたや🙏)。
坂本図書のステッカーも購入したので、辞典に貼って大事に使おう😌
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Aqua

坂本龍一

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