共感で繋がるSNS

人気

関連検索ワード

新着

あお

あお

addiction(依存)の反対語は
recovery(回復)ではありません
connection(人との繋がり)があって初めて
回復に向かうことが出来るんです

𝑺𝒉𝒓𝒊𝒏𝒌77・78話より―
GRAVITY
GRAVITY1
アクア−Devil

アクア−Devil

1人の時間必要?1人の時間必要?
🧘 一人の時間は必要か?
結論から申し上げますと、ほとんど全ての人にとって、「一人の時間(Solitude)」は、精神的・創造的・身体的な健康を維持し、成長するために不可欠な要素であると広く認識されています。

それは単なる休息ではなく、私たちが他者との関係や社会生活の中で消耗したエネルギーを回復し、自己を再構築するための積極的なプロセスだからです。

以下に、一人の時間が必要とされる主な理由を説明します。

1. 精神的な回復と感情の整理 (Recovery and Emotional Regulation)
私たちは社会生活の中で、他者の期待に応えたり、多くの情報に触れたりすることで、無意識のうちに精神的な疲労を蓄積しています。

充電(Recharge): 一人の時間は、外部からの刺激(音、会話、視覚情報)を遮断し、消耗した精神的なエネルギーを回復させるための**「心の充電期間」**として機能します。

感情の客観視: 誰にも邪魔されない静かな時間を持つことで、その日あった出来事や抱えている感情を第三者の視点から客観的に見つめ直し、冷静に整理することができます。これにより、感情的な爆発を防ぎ、自己制御能力が高まります。

2. 自己理解と内省の深化 (Self-Reflection and Introspection)
一人の時間は、自分が本当に何を考え、何を求めているのかを深く知るための唯一の方法です。

価値観の再確認: 自分が本当に大切にしている価値観、目標、そして人生の方向性について、他者の意見に左右されずにじっくりと考えることができます。

「自分」との対話: 絶えず他者と関わっていると、自分の内なる声を聞く機会が失われます。一人の時間は、この「内なる声」との対話を可能にし、自己理解を深めます。

3. 創造性と問題解決能力の向上 (Creativity and Problem Solving)
孤独な環境は、創造的な思考や複雑な問題解決に非常に有効であることが、心理学的に証明されています。

情報の統合: 脳は、静かな環境で初めて、外部から取り入れた大量の情報をゆっくりと統合・整理し、新しいアイデアや解決策を結びつけることができます。

必要と感じたことはないですけど
1人で居るのは好きですね😊
GRAVITY
GRAVITY2
ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】

RCTに基づくエビデンスの問題点 ①

ランダム化比較試験と臨床の関係、課題を二回に分けて伝える。


1.診断に関する問題 

【診断基準】

精神科領域では疾患名は

・DSM-5TR(アメリカ精神医学会)

・ICD-10世界保健機関 (WHO)(日本では2027年度からは11になる予定)

が診断基準として用いられている。

【診断名のつけかた】

・対象者の示す状態や症状によって、あらかじめ決められた診断カテゴリーに振り分ける「類型診断」

【RCTとの関係】

・複数の同一診断名の対象者を集めてそれぞれを治療介入群と統制群に分ける、その結果の内的妥当性を高めるために対象者の診断名などの属性を統一する必要があり、並存疾患を持つ対象者を除外することが多い(橋本他,2018; O’Donohue & Ferguson, 2006)。

・しかし、DSM-5の診断基準では「類型診断」の性質から、当然、複数の疾患を併存する患者がおり、純粋に単独の診断名に分類できる対象者(純粋症例)を何人も探すことは難しい(橋本他,2018)。

・RCTに参加するための診断基準を適用すると、際の患者の40%~70%が研究対象から除外されているという報告も(Westen, Novotny, & Thompson-Brenner, 2004)。研究にエン トリーされる前にあらかじめ除外される数を含めると、実際にRCTに参加できるのはごく一部の純粋症例のみになってしまう。そして、純粋症例のみのデータは、臨床現場の実態とは乖離が生じる(Sharp et al., 2016)。

DSM・ICDは疫学調査や研究のためにカテゴリカルな統一的診断基準を定義しているが、同じ診断名でも複数の異なる症状を示す患者が存在する点や、個別の対象者に対して異なった診断名が与えられる可能性がある点、症状が生じた原因についての情報が得られない点など問題が指摘されている (Kanter et al., 2004; Sharp et al., 2016; 山崎,2006)。

・類型診断の基準内には、遺伝学的にも症候学的にも不均一な症候群が含まれていると同時に、同一の病因や病態を有する一群は異なる診断基準に振り分けられている可能性も指摘されている(木村・尾崎,2018)(注2)。

・診断名は本来その対象者の一部分しか反映していないにも関わらず、診断名のみによって治療行為を選択してしまうことの危惧される(Frances, 2013 青木訳 2013)。

 

2.マニュアルに基づくパッケージ介入の問題

・認知行動療法は複数の技法を組み合わせたパッケージ介入が一般的(坂野,1995; Tolin et al., 2015)。

・エビデンスに基づく実践の基準を満たすために

①介入のためのマニュアルを備えている

②大規模なRCTによってそのパッケージマニュアルの有効性が検証されている

必要がある。

【問題】

・パッケージマニュアルの有効性が証明されたとしても、介入パッケージのどのコンポーネントが効果的だったのかについて詳細な分析はほとんどなされておらず、実践家が現場で使用するときの判断が難しくなっている (Westen et al., 2004)。

・パッケージのコンポーネントがいくつまで認められるのかなどの基準もない。

例)コンポーネントが10あるCBTのパッケージの有効性が確認されたとしても、現場でマニュアル通りにすべて実施することは困難である(Tolin et al., 2015)。

・CBTのマニュアルでは、臨床現場においてはマニュアル通りに実施することは推奨されておらず、それぞれのコンポーネントについては柔軟に使用するよう記述されている(菊池,2017)が、どの技法をどのタイミングや順番で導入すれば効果的なのかなど、各技法を柔 軟に使い分ける方法は記述されていない(Persons& Jensen, 2018)。



臨床現場で多様な症状を訴える人に、RCT研究から得られたマニュアルを参考にする実践家が少ない理由の一つ(Boisvert & Faust, 2006; Stewart & Chambless, 2010など)

 

【参考文献】

仁藤・奥田・川上・岡本・山本(2021)精神科臨床における応用行動分析学の実践と研究, 行動分析学研究 第35巻 第2号


【ベストコメント】

Holisitic Emotional Resilience Oriented Therapy 包括的な情緒レジリエンス指向セラピー

Hope Enhancement & Recovery Orientation 希望の強化と回復への方向付け

GRAVITY
GRAVITY10
カナタ

カナタ

英語6語で表現する英語版の俳句「six words」の投稿サイトを見て、面白かったものを紹介します。

Recovery does not look one way

「回復の仕方は一つではない」という感じでしょうか。

これはまあ、解説は不要でしょうか。回復の仕方は人それぞれで、遅い人もいれば速い人もいます。また繊細な治療が必要な人もいれば荒治療が向く人もいます。いずれにせよ、その人を尊重し、その人に合った治療法を選択できると良いですね。

そういえば余談ですが、「ファクトフルネス」という本の中に『「悪い」と「良くなっている」は両立する』という話が出てきます。今は状態が良くないが回復してきている、という状況はありえる、という当たり前の話なのですが、つい人はどちらかだけを見てしまい、「悪いものは悪い」と解釈したり、「良くなっているのだから良い」と見てしまいがちだということでした。

この本はひたすら「世界は少しずつ良くなっている」ということをデータで示す、という内容なのですが、だからと言って世界は必ずしも楽観視して良い状態ではない、ということも忘れてはいけないとも言っています。悲観しすぎるのも楽観すぎるのも良くないので、『「悪い」と「良くなっている」は両立する』ということは忘れないようにしたいですね。

#sixwords #6語の物語
GRAVITY
GRAVITY18
もっとみる

おすすめのクリエーター