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バイトのご褒美で飲んじゃったよね、念願すぎた!!
サンタさんチケットくれてありがとぉぉ
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道に迷ってるのかな?プレゼントまだ来てないよいつもと同じ所だからまってるね!

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ははあん…サンタさんじゃなくて、お年玉代わりに届くのかSwitch2は(*бωб*(*бωб*)ははあん
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イエェェェェェェェイ!イャットゥアー!届いたぁ!
サンタさーーーーん、ありがとーーーーーー!
(自分で買った)
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ハーロック

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第一話 (全二話)


大晦日の商店街は、寒いくせに人だけは熱かった。

「歳末大感謝」「福袋」「年越し特売」の旗が風にバタバタ鳴って、どこかの店からは演歌が漏れている。

その真ん中に、さらに場違いなものがあった。

巨大なおでん鍋。

そして鍋の前に立っているのは、黒い服の男。
黒いコート、黒いマフラー、黒い手袋。
なのに頭には――白いモコモコのうさぎ耳当て。

通行人が二度見する。
三度見したおばあさんが、標準語で言った。

「あなた、誰なの?」

黒い服の男は、鍋をかき混ぜながら関西弁で答えた。

「ただの通りすがりや。今日は寒いから、“あったかい係”やっとるだけや」

「その耳当ては……?」

「耳が冷えると“みみず”…ちゃう、耳ずや。つまり耳が…ずっと寒い。……今のは忘れろ」

すでに周りが笑い始める。
黒い服の男は笑わない。真顔のままギャグを投げる。

鍋の横には張り紙。

「年越し“福おでん”無料配布! 先着100名!」

子どもが叫ぶ。

「サンタじゃないの!? うさぎなの!?」

黒い服の男は即答。

「サンタちゃう。うさぎでもない。ワシは“おでんタ”や」

「おでんタ?」

「そう。“おでん”+“サンタ”で“おでんタ”や。……ほら、分かりやすいやろ」

周りが「なるほど!」と笑う。
ベタは強い。ベタは裏切らない。



少し離れたベンチに、今年ずっとしんどかった人たちが座っていた。
笑えない一年。踏ん張り続けた一年。
「年越しって、何がめでたいんだ」と顔に書いてある。

黒い服の男が、おでんの器を二つ持って歩いてくる。
湯気が街灯に照らされて、ちょっとだけ神々しい。

「はい、自分。顔が冷えとる。まず出汁や。出汁は裏切らん」

ベンチの人が標準語で言う。

「……あなた、誰ですか」

「通りすがりや。年末は理屈より塩分。塩分は正義や。…“えんぶん”だけにな」

「そこ、ダジャレ?」

「せや。年末やから“年末”に“ねんまつ(念末)”…ちゃう、年末はダジャレ末や」

ベンチの人が吹き出した。
硬かった空気が、湯気と一緒にほどける。

器の中には、大根、たまご、ちくわ。
そして――ウインナー二本。

「おでんにウインナーって、ありなんですか」

黒い服の男は胸を張る。

「ありや。ウインナーは“運”が“いいなー”で、運いいなーや」

「……分かりやすい」

「分かりやすさが正義や。難しいギャグは腹に入らん」

周囲が笑う。
黒い服の男は、ベンチの人の顔を見て言った。

「ええか。今日だけは“反省会”禁止や。反省は来年に“持ち越し”や。
……いや、年末やから“年越し”や。反省は年を越してからや」

「言いたいことは分かりました」

「分かったら食え。冷めたら“おでん”が“おでん(おー、でん…)”って電気みたいに弱くなる」

「それはちょっと無理がある!」

「無理があるのが年末や!」

ベンチが笑いで揺れる。
笑いながらも、誰かがぽつりと標準語で言った。

「今年、何もいいことがなかった気がします」


#希望 #自作小説
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y

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ユニバって年越しやのにクリスマスまだやっとるからクルーさんサンタ帽かぶってんのおもろい
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