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またんぎ

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### 結論
瞑想の効果は、ストレス軽減、不安症状の軽減、うつ症状の軽減に最も強いエビデンスがあり、集中力・実行機能の向上、睡眠の質の向上、免疫力の向上、痛みの軽減がこれに続く。脳の老化防止や血圧低下はエビデンスが弱く、さらなる研究が必要である。すべての効果は、特に8週間以上の継続的な実践(例:MBSRやMBCT)で顕著に現れる。信頼性の低い情報(例:スピリチュアルな主張や未検証のウェブ記事)は避け、査読済み論文や公的機関のデータを基に解説しました。
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ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】

第三世代の認知行動療法ACTと仏教の共通性

1.マインドフルネスに対する二種類のスタンス(酒井)

①治療原理から応用…MBSRやマインドフルネス認知療法(MBCT)

②技法のみを応用…ACTや DBT

例)ACT ではフォーマルなマインドフルネス瞑想を必ずしも行ず,マインドフルネスという心の持ち方や存在の在り様が含む様々な機能(アクセプタンス,脱フュージョン,プロセスとしての自己,文脈としての自己)を,組み込んでいる


2.ACTにおける「機能」とマインドフルネスの類似性

マインドフルネスとはマインドフルネス瞑想のみを意味しているものではないのである (ローゼンバーグ, 2001)。

・マインドフルネスにおける『呼吸による癒し』中の「諸々の感情……それらと同一化してしまったり,抵抗したり,あるいは拒否したりせず」はACTの脱フュージョンやアクセプタンス,「呼吸も,感受も,心の状態も,やって来ては去っていくもの全てを見つめていると,これらのことを「している自己」という概念が想像上のものであることも理解されてきます」→「プロセスとしての自己」「文脈としての自己」

【ACT】
機能的文脈主義=徹底的行動主義「観察できる生体の行為は全て行動と見なす」

①観察者自身にしか観察できない思考,感情,身体 感覚,記憶などのことを私的出来事

②行動とは個体と環境との相互作用の中で成立する従属変数として捉える

私的出来事も全て私的環境内(皮膚の内側)で生じている従属変数になり,「自分」がそう 「している」ことではなくなる。

「自分」に認められるのは「観察者」としての機能だけということになる

3.仏教
・「している自己」が生まれる理由は様々レベルでの行動連鎖が次々につながって,感覚,感情,習慣,自己へと発展していく様である十二縁起を挙げ,習慣的行動の成り立ちや持続を個体と環境との相互作用の連鎖で捉える。

【参考】
熊野(2021)第3世代の認知行動療法の治療原理とマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4

【ベストコメント】
「月が綺麗ですね」


#認知行動療法 #仏教 #マインドフルネス #ACT #心理療法
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ヒロ🦻【えんの木】

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1.第3世代の認知行動療法3つ


・アクセプタンス&コミットメント・セラピー (ACT)


・弁証法的行動療法 (DBT)


・メタ認知療法(MCT)


【特徴】


・認知の内容ではなく機能やプロセスに注目する(熊野, 2012)


・原理主導型(principle-driven)の治療法


・概ね1990年代に欧米で確立され,2000年代半ばに日本に本格的に導入,第3世代,新世代,マインドフルネス系などと呼ばれ,認知行動療法の新しい流れに


 


2.心理療法でのマインドフルネス


・ジョン・カバット-ジンのマインドフルネスストレス低減法(MBSR)で実践されているような,「仏教の伝統から宗教性を排除したために広く実践されるようになった」と説明されることが多いが、宗教性が排除されているのではなく宗派性が排除された。


・「マインドフルネス瞑想法は……アジアの仏教にルーツをもつ瞑想の一つの形式を基本


としています」(カバットジン,2007)。


・ACT・DBT・MCTそれぞれに共通の物足りなさや議論のすれ違いもある


 


3.行動主義的な第三の認知行動療法「弁証法的行動療法(DBT)」・「アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)」


・行動療法の基礎になっている徹底的行動主義(radical behaviorism)をとる。…行動分析学の創立者であるB・ F・スキナーが提唱した「観察できる生体の行為は全て行動と見なす」という立場。機能的文脈主義と言われているものと同じ。アセスメント法である機能分析は,基本的に診断横断的でプロトコール主導型ではなく治療原理主導型


①DBT


・介入対象:境界性パーソナリティ障害…行動療法的な「変化」を目的とする手法を使おうとすると,非承認的環境を再体験する状態となりうまくいかないためCLを承認し,あるがままに受け入れる受容の戦略(radical acceptance)が必要。BPDは「変化」を求めるとかえって不安定になるため受容が必要になる一方で、様々な問題行動は「変化」させねばならないため、クライエントが置かれた文脈(現在の生活環境や生育歴など)を含めてアセスメントした上で介入をする行動療法的な関りが有用とした上で,変化の戦略と受容の戦略のバランスをとって介入を進める。


・マインドフルネスをスキル・トレーニングの中核になるコアスキルとして,集団スキル訓練の中で継続的に実践。変化の戦略と受容の戦略の緊張関係を止揚してジンテーゼを生み出すためのメタ的な気づきや行動の場を生み出す働きも担う。各治療段階に合わせて,役割を変化させつつ治療全体の中に位置づける


②ACT


・治療対象…うつ、慢性疼痛、不安など


・精神病理を持続させる6つの「行動」プロセスとして


1)認知的フュージョン


2)概念化された自己


3)過去と未来の優位


4)体験の回避


5)価値が明確でないこと


6)持続的行動の欠如


を挙げている。


・MCTに見られるようなメタ的なプロセスは想定されていない。


・基礎哲学においている機能的文脈主義と、仏教の自己観の共通点が見て取れ、技法的にマインドフルネスを取り入れている


 


4.認知療法に基づく第三の認知行動療法「メタ認知療法(MCT)」


・精神病理を持続させる「認知」プロセスとして,認知注意症候群(CAS) を定式化し,その構成要素として,


反すう・心配などの反復的思考,脅威モニタリング,思考抑制や回避などの役に立たない対処行動を挙げている。CASに関するメタ認知的信念の内容を変えることによって,対象レベルで働く通常の認知のプロセスを変化させることを狙う。


・ACTにおける精神病理を持続させる6つの「行動」プロセスとして挙げられているものの内,認知的フュージョン,概念化された自己・過去と未来の優位, 体験の回避と,機能的に大きな重なりを持つ。


・認知行動プロセスをモニタリングしコントロールする主体的なプロセスとしてメタ認知の働きを想定し,その内容を記述したものとしてメタ認知的知識・信念を定式化


・創始者のA・ウェルズは,MCT を第三世代の認知行動療法には位置づけておらず,メタ認知の内容を変える点で,認知療法の発展形であるとしている。


 


【参考】


熊野(2021)第3世代の認知行動療法の治療原理とマインドフルネス,心理学評論 Vol. 64, No. 4



【ベストコメント】


情熱を感じられるトークのおかげで、難しくても理解しやすい感じがしました✨


内容は難しいけど、わかりやすいと思いました。


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