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リムルの銀。

リムルの銀。

      『ターミネーター2』
  (Terminator 2: Judgment Day、T2)

1991年  137分

アクション、SF
#映画 #ターミネーター
GRAVITY

ユー・クッド・ビー・マイン (2022 Remaster)

ガンズ・アンド・ローゼズ

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GRAVITY7
GameDevIta

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[Balance and Performance Improvement Patch. The power of some “feather” cards has been reduced: Maat’s Judgment, NetWing, and Feathers in the Desert. In addition, the game has been optimized during combat phases to improve performance on older devices.]

[バランス調整およびパフォーマンス向上アップデート。「羽」系カードの一部性能を調整しました:「マアトの裁き」「NetWing」「砂漠の羽」。また、古いデバイスでの動作改善のため、戦闘中のゲーム処理を軽量化しました。]

[平衡性与性能优化更新。部分“羽毛”卡牌的强度已被下调:玛亚特的审判、NetWing、沙漠之羽。此外,游戏在战斗阶段进行了优化,以提升旧设备上的运行性能。]

Path di Bilanciamento e Incremento delle Performance. E' stata ridotta la potenza di alcune carte "piuma": Il giudizio di Maat, NetWing, Piume nel deserto. Inoltre il gioco e' stato alleggerito in fase di combattimento al fine di migliorare le performance sui dispositivi piu' vecchi.

Pfad des Balancings und der Performance-Verbesserung. Die Stärke einiger „Feder“-Karten wurde reduziert: Das Urteil von Maat, NetWing und Federn in der Wüste. Außerdem wurde das Spiel während der Kampfphasen optimiert, um die Leistung auf älteren Geräten zu verbessern.
GRAVITY

IRIS OUT

米津玄師

GRAVITY
GRAVITY16
山田

山田

夜の太平洋上空。雲は黒く、月は薄い。
F35のコックピットで、イエスは笑っていた。

「こちらナザレ・ワン。目的地は日本。乗客は俺ひとり、荷物は罪が少々。帰りのチケット? 復活の朝にでも拾うさ」

管制官の声が返る。
「ナザレ・ワン、進路を変更してください。民間空域です」

イエスは計器盤を軽く叩いた。
「坊や、俺は昔から進路変更が苦手でね。荒野で四十日迷っても、まっすぐ歩いた」

眼下に日本列島。雨の東京。濡れた高速道路。

古い寺の境内に、ひとりの男が座っていた。
ブッダである。袈裟の上に安物のジャンパー。手には紙コップの缶コーヒー。

「……来よったか」

隣の若い僧が震える。
「世尊、あれ、戦闘機ですよね」
「せやな」
「逃げなくていいんですか」
「逃げてもええ。けど、向こうが空から来とる。迎えくらいはしたらな、礼を欠く」
「礼とかそういう話ですか」
「礼を欠いた奴ほど、だいたい話が長いんや」

F35が雲を裂いた。轟音。火線。

「よう、悟りの旦那。相変わらず地べたが好きらしい」

ブッダは立ち上がる。
「お前は相変わらず派手やな。神の子が戦闘機で来る時代かい」

「ロバで来たら誰も振り向かない。今の人類は奇跡より爆音を信じる」

「ほな、その爆音ごと落ちてこい。話は地面で聞いたる」

F35は寺の上空へ突っ込む。
ブッダは石段の錫杖を取った。

次の瞬間、キャノピーが弾けた。
イエスは黒いコートを翻し、空へ跳ぶ。
無人のF35は寺の裏手に突っ込んだ。
爆発音。雨に混じって鉄の焦げた匂いが流れる。

イエスは境内に落ちた。
膝をつき、片手を石畳につく。黒いコートの裾から水が滴る。

ブッダは言った。
「寺に戦闘機で来るな」

イエスは立つ。
「悪いな。駐車場が見つからなかった」
「裏山を駐車場扱いすな」
「俺の国じゃ、だいたい撃った後に謝る」
「雑な国やな」
「否定はしない。だが退屈はしない」

イエスは黒いコートの内側から二丁拳銃を抜いた。
右手の銃把にはMERCY。左手にはJUDGMENT。
銃身は古い聖堂の銀。弾倉には聖釘の破片。

ブッダは錫杖を担いだ。
「お前、それ本気で人を救う道具なんか」

イエスは笑う。
「救いってのは、少し鉛の匂いがする。俺の国じゃな」

「ほな、お前の国はだいぶ病んどる」

「医者なら大昔に見捨ててる。だが俺は大工だ。壊れた家でも直そうとする」

「人間を家扱いすな」

ブッダの目が細くなる。
「撃つ前から口がよう回るな」

「銃を抜く前の減らず口は、男の身だしなみだ」

「こっちでは、口数の多い奴から畳に沈む」

銃声。二発。

ブッダは横に跳ばない。
錫杖を半回転させ、一発目を弾く。二発目は柄で受け、石畳へ叩き落とした。

「弾を受けた!」
若い僧が叫ぶ。

「受けたんやない。流しただけや」

イエスが口笛を吹く。
「人類が釘の使い道を間違えたんだ」

イエスは二丁拳銃を交互に撃つ。
ブッダは前へ出る。下がらない。
錫杖を回し、銀弾を弾き、逸らす。

ブッダが踏み込んだ。
錫杖の石突がイエスの足元を払う。
イエスは半歩跳んでかわし、右手のMERCYを至近距離で撃つ。
ブッダは錫杖の柄で銃口を横へ押した。
銃弾は若い僧の耳元をかすめた。

「私、今、死にかけましたよね!」

「せやから、いつ入滅してもええよう早めに悟っとけ言うたやろ」

「その先取り学習いりません!」

イエスは左の銃を撃ち切ると、新しい弾倉を差し込む。
小さな棘が一本ずつ封じられていた。

「今度は何や」

「茨の冠だ。頭に被るより、弾にした方が世の中には効くらしい」

「痛みを武器にすな」

「痛みを見せなきゃ、人は目を逸らす」

「見せ方を間違えたら、痛みに酔うだけや」

イエスの目が冷えた。
「言うじゃないか、悟りの旦那」

茨の棘を封じた弾丸が揺れて飛ぶ。
ブッダは輪で弾道をずらした。
一発が頬をかすめる。血が雨に混じった。

「世尊!」

ブッダは血を拭った。
「……茸か豚か分からん、あの飯以来の痛みやな」

イエスが銃口を向ける。
「痛みは生きてる証拠だ」

「痛みに意味を盛りすぎや」

「意味がなきゃ、人は耐えられない」

「意味を盛りすぎたら、手放せへん」

ブッダは低く沈み、懐から金剛杵を抜き、握った。

金剛杵がイエスの手首を打つ。
鈍い音。
MERCYが石畳に落ちる。

「慈悲を落としたな」

「落としたのは、お前の手や」

イエスはJUDGMENTを構える。
ブッダは片手に念珠を巻いた。

六発目。七発目。八発目。
イエスの左手が弾倉交換に入る。

ブッダの念珠が飛んだ。
念珠が鞭のように伸び、イエスの左手首に絡む。

「坊主のアクセサリーにしては、ずいぶん荒っぽい」

「数えるための道具や。お前の罪も数えたろか」

「やめとけ。夜が明ける」

イエスは茨の冠をほどいた棘のワイヤーを抜いた。
それがブッダの錫杖に巻きつく。

「捕まえた」

「それはこっちの台詞や」

ブッダの袖から羂索が飛ぶ。
縄はイエスの左腕に絡み、拳銃ごと縛り上げる。

念珠、茨のワイヤー、羂索。
三つの線が雨に張り詰めた。

イエスが言う。
「愛は人を縛るか」

「縛る愛もある」

「なら、慈悲は逃がすだけか」

「逃がす慈悲もある。せやけど、今は捕まえる」

「物理的だな」

「今日はそういう話や」

イエスは絡め取られた腕を見た。
「俺は人間を救いたいだけだ」

「救いたい、が強すぎるんや」

「強くなきゃ救えない」

「お前だけが強うても、人は折れるで」

「折れた人間のために俺は居る」

「折れた人間を抱きしめるのはええ。けど、立つ足まで奪うな」

イエスの顔から笑みが消える。
「お前の教えは冷たい」

「せやな。けど、熱すぎる救いで火傷した奴もおる」

「俺の愛が、人を焼くと言うのか」

「お前の愛やない。お前の名を借りた火や」

雨が強くなる。

イエスは言った。
「なら、お前の名を借りた無関心はどうだ。苦しみを見て、執着だ、因果だ、業だと言って座る連中はどうする」

ブッダの目が変わる。
「それは、わしの名を借りた逃げや」

「逃げを許すのか」

「許さん」

「なら戦え」

「今やっとる」

イエスは絡まれた左腕を捨てるように前へ出た。
棘が食い込む。血が流れる。それでも踏み込む。

「無茶すな」

「無茶は俺の古い友人だ」

イエスは腰から短槍を抜いた。柄には小さな黒い破片。

「ロンギヌスか」

「本物じゃない。欠片の欠片だ」

「十分ややこしいわ」

「宗教は、欠片ほど高く売れる」

「自虐が暗いねん」

短槍と錫杖がぶつかる。金属音。雨が跳ねる。

「人間は、誰かに救われたいんだ」

「人間は、救われたことにして逃げたい時もある」

「厳しいな」

「お前が甘すぎる」

「甘さがなきゃ、十字架には登れない」

「厳しさがなきゃ、菩提樹の下には座れへん」

イエスは距離を取った。
MERCYは地面。JUDGMENTは羂索に絡んだまま。短槍の先端は欠けている。
ブッダの錫杖も歪み、頬には血がある。

イエスは小さな銀の杯を取り出した。
古びているが、分厚く、重い。

「聖杯か」

「伝承品だ。本物かどうかは知らない」

「知らんもんを武器にすな」

「人間は、知らないものほどありがたがる」

イエスは銀杯を盾のように構えた。

「さて、最後の酒杯だ。勘定は高い」

ブッダは錫杖を置き、金剛杵を握った。

「長い得物はもうええ。ここからは、間合いの話や」

短槍が突く。
ブッダは半身でかわし、金剛杵で槍の柄を打つ。
銀杯が飛ぶ。
鈍い音。骨に響く打撃。

「救いは重いだろ」

「せやな。持ち方を間違えたら、人を殴る道具になる」

金剛杵がイエスの胸元へ迫る。
イエスは銀杯で受けるが、受けきれない。

二人の距離が潰れる。
肩がぶつかり、足が絡み、石畳へ倒れ込む。

イエスの短槍が下から突き上がる。
ブッダは首を逸らし、槍を肩で押さえ、金剛杵をイエスの喉元に当てる。
イエスの銀杯も、ブッダの顎に押し当てられていた。

「ここで押せば、世界は少し静かになる」

「ここで打てば、お前はまた復活して面倒や」

「計算に入れるなよ」

「現実を見ん悟りは寝言や」

「じゃあ聞かせろ。現実の人間は、どうすれば救われる」

「まず、自分が苦しんでると認める」

「その次は?」

「その苦しみを、神にも、親にも、社会にも、過去にも、全部押しつけて終わりにせんことや」

イエスの目が沈む。
「重いな」

「せやけど、お前はその横に立てる。背負うんやなくて、横に立て」

「救世主から転職しろってか」

「転職やない。配置換えや」

雨が二人の間に落ちる。

イエスが言う。
「お前は座りすぎる。横に立てと言うなら、お前も立て。苦しんでる奴の前で、黙って悟った顔をするな」

ブッダは目を伏せた。
「それは、耳が痛いな」

二人は武器を下ろし、石畳から起き上がる。

若い僧が言った。
「終わったんですか」

イエスは地面のMERCYを拾う。
ブッダは錫杖を拾う。

二人は同時に構えた。

「終わってない!」

「話は済んだ」

イエスが笑う。
「まだ幕は下りてない。安い劇場でも、最後の銃声ぐらいは鳴る」

イエスはMERCY一丁だけを構えた。
JUDGMENTは地面に置いたまま。

「裁きは使わんのか」

「今夜は慈悲だけで足りるか試しているのさ」

一発。

ブッダは錫杖を振り上げる。
弾丸は輪に当たり、軌道を変えた。だが完全には流れない。
弾はブッダの肩をかすめる。

同時に、錫杖の石突がイエスの胸を突いた。
イエスは山門の柱に背中を打つ。
ブッダも膝をついた。

しばらく、雨だけが鳴った。

イエスが言う。
「勝ちは?」

「ない」

「負けは?」

「ある」

「誰の?」

「こんな夜に、また救い方で殴り合うしかなかった、わしらの負けや」

イエスは笑わなかった。

「人間は救えると思うか」

「救える、とは言い切らん。せやけど、見捨てる理由にもならん」

「俺は、人間は救われるべきだと思う」

「相変わらず熱いな」

「俺はそういう役だ」

「ほな、わしは苦しみの見方を教える役や」

「悪くないコンビだ」

「コンビ組むとは言うてへん」

裏山で何かが崩れる音がした。
ブッダはそちらを見る。

「まず、あれ片付けろ」

「救世主は片付けが苦手なんだ」

「知っとる。人類史が散らかっとる」

イエスは濡れたコートの内側をまさぐった。
出てきたのは、潰れた紙箱と一本だけ残った煙草だった。

「吸うか?」

「いらん」

「健康に悪いからか」

「ちゃう。執着が増える」

イエスは煙草を咥えたまま笑った。
「説得力のない注意だな。俺はもう一回死んでる」

「一回で懲りろや」

イエスはライターを鳴らした。
火は雨に負けて、すぐ消えた。

「神もずいぶん禁煙に熱心だ」

ブッダは錫杖を鳴らす。

「ちゃうわ。天気や」

イエスは火のつかない煙草を咥えたまま肩をすくめた。
「雨の夜に煙草も吸えない。救いも悟りも世知辛い商売だ」

ブッダは壊れた境内を一度だけ振り返った。

「商売にした時点で、どっちも負けや」

イエスは笑った。
ブッダも、少しだけ笑った。

背後で、雨が壊れた石灯籠を叩いていた。
地面には、弾痕と錫杖の跡が残っている。

救いは勝たなかった。
悟りも勝たなかった。

それでも二人は、同じ山門をくぐった。

夜明け前の街には、まだ苦いコーヒーの店が一軒くらい残っている。
零次観測の星零次観測の星
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GRAVITY15
Peirce

Peirce

「[……]𝑁𝑖ℎ𝑖𝑙 𝑒𝑠𝑡 𝑖𝑛 𝑖𝑛𝑡𝑒𝑙𝑙𝑒𝑐𝑡𝑢 𝑞𝑢𝑖𝑛 𝑝𝑟𝑖𝑢𝑠 𝑓𝑢𝑒𝑟𝑖𝑡 𝑖𝑛 𝑠𝑒𝑛𝑠𝑢[=知性にあって、さきに感覚になかったものは何一つない]。わたくしは、この一文を、アリストテレスが意図していた意味とはいくぶんか異なる意味に理解しております。𝑖𝑛𝑡𝑒𝑙𝑙𝑒𝑐𝑡𝑢𝑠 とは、任意の種類の認識——それがヴァーチャルなものであれシンボリックなものであれ、いずれにせよ——における任意の表象の「meaning ゠ 意味」である、とわたくしは理解しています。バークリと彼に類するノミナリストたちは、わたくしたちが、三角形一般——正三角形でも二等辺三角形でも不等辺三角形でもない三角形——の観念を持っていることを否定しています。しかし、その彼らも、三角形一般をめぐる命題が存在し、それが真か偽かのいずれかであることを否定することはできますまい。そして、その限りにおいて、わたくしたちが何らかの心理学的な意味あいで三角形の「idea ゠ 観念」を持っているかどうかなど、論理学者としては、どうでもよろしい。わたくしたちが持っているのは、三角形一般というものがその一要素であるところの 𝑖𝑛𝑡𝑒𝑙𝑙𝑒𝑐𝑡𝑢𝑠,すなわち意味なのであります。もう一つの用語 𝑖𝑛 𝑠𝑒𝑛𝑠𝑢 について見れば、わたくしはこれを「perceptual judgment ゠ 知覚的判断」という意味に理解しており、それは、あらゆる批判的かつ自制された思考活動の出発点、あるいは第一前提にほかなりません」(チャールズ・パース、一九〇三年ハーバード連続講義、第Ⅶ講、EP 2:226-227)。
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