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カナタ

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英語6語で表現する英語版の俳句「six words」の投稿サイトを見て、面白かったものを紹介します。

Rock bottom is a firm foundation.

「rock bottom」は直訳すると「岩の底」なんですが、実は「最悪の状態」「どん底」を表すイディオムです。英語は直訳すると意味不明な表現(イディオム)がけっこうあるので覚えるしかないのですが、そのあたりも「英語が難しい」と言われるゆえんですね。

話を元に戻して、その次の「firm」はイメージとしてはカッチカチの物質を表す単語で、硬さや安定性を示すのに使われます。「foundation」は基礎とか基盤とか土台とか下地ですね(化粧品の「ファンデーション」もこれのことです)。

以上を踏まえて訳すと「どん底は、確かな土台だ。」となります。

最悪の状態というのは逆に言うとそこから上がるだけとも考えられるとか、最悪の状態を知っているからしっかり再出発できるとか、色々な意味に捉えられるかと思います。

あとは詩的な面白さを解説すると、rock bottomは「最悪」という(ネガティブな意味の)イディオムなので本来の「岩」とは関係ないはずなのですが、後半の「firm foundation」と結びつくことで「強固な地盤」というイメージ(ポジティブな表現)に変わるところが面白いところになります。このあたりも英語の微妙なニュアンスになるので難しい(けど面白い)ところですね。

さらに余談ですが、この表現はわりとポピュラーらしくて様々なところで使われているようで、たとえばハリーポッターの作者J.K.ローリングが2008年にハーバード大学の卒業式で行ったスピーチの中で使われたことでも有名だそうです。スピーチのタイトルは「The Fringe Benefits of Failure, and the Importance of Imagination」で、訳すと「失敗の意外な効用と、想像力の大切さ」という感じでしょうか。次のような感じでスピーチの中で出てきます。

「And so rock bottom became the solid foundation on which I rebuilt my life.(そして、どん底が私の人生を再構築するための確かな土台となったのです。)」

スピーチ全文もとても感動的なので、興味のある方はぜひ調べてみてください。そういえばアメリカの大学の卒業式って有名人を呼んで感動的なスピーチをするのが定番で、2005年にスタンフォード大学の卒業式で行われたスティーブ・ジョブズのスピーチも有名ですね。

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