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ＮＴ1100「インプレッション」に物申す！！！

最近、次期白バイに採用されたこともあり、かなりＮＴ1100の試乗動画が増えてきましたが、その中で多くのテストライダー？YouTuberさん達が勘違いしている事が有って、オーナーとして、今後購入検討されていらっしゃる方のために、テストインプレッションの過ちを正します。

多くのインプレ動画の人の間違いは、このバイクはエンジンの出力特性をツアー(強)、アーバン(中間)レイン(弱)と3段階に調節できます。
またDCT(ギヤ付きＡＴ)モードとマニュアルモードの切り替えができます。
そしてＡＴモードの中でもノーマルのＤとスポーティなＳに切り替えられます。

と多様なモード切り替えが出来ることを謳っています。コレは間違いじゃない。でもＤモードでは思った以上に早目にシフトアップされてしまい、自分の感覚とは少し違うシフトフィーリングになっていると……そこでＳモードに切り替えると自分のシフトフィーリングに近いシフトアップがなされる。と言う。(ギヤ付きマニュアル車の高回転まで引っ張ってシフトアップするあの感覚の事だと思う)

確かにそうなんだけれど、どの方もこのバイクはこの「Ｓモード」も3段階に切り替えられることを発言している人が誰もいない！

このＳモードの3段階切り替えは、「シフトアップの回転数」を3段階に変えられるもので、S1、.S2、Ｓ3.と段階を上げると、シフトアップの回転数も段々と高回転まで回して繋ぐ様になってます。1番低いのは「Ｄモード」です。コレは切り替えはありません。
僕は高速道路を巡行するときなどにたまに使いますが、普段、ギヤ付きマニュアル車の走行フィーリングとは一般道でもその速度にあったギヤを選択しているはずです。
コレがDCTのＤモードは燃費重視走行と言うか、走り出すとすぐにポンポンとシフトアップしてしまいます。(コレをYouTubeでは自分の感覚と違うといいます)
僕はそれが嫌なのでまた、街中ではいつも「Ｓ1モード」で走っています。2〜30キロの低速でもＤモードはどんどんシフトアップしてしまうのでいくらリッターバイクの2気筒だったとしても、30キロで6速に入ってると、だいぶギクシャク感が出ます。それがＳ1モードなら30キロくらいならアップしてもせいぜい4速程度を保ってくれるので、街中では走りやすいのです。

そして峠道などでスポーツ走行をするときは、Ｓ3モードまで上げます。こうすると、ギヤ付きマニュアル車の様に加速時でも高回転まで引っ張ってからシフトアップしてくれるし、減速時でもより低いギヤまで落として高回転を維持しようとするので立ち上がり時にはパワーバンドを使える事になります。

1100ccの2気筒なので、峠のコーナー立ち上がりでも、普通の人ならＤモードでも立ち上がり加速に不満はないと思うけれど、本来このバイクのDCTは、もっともっとパワーバンドに乗せた変速も可能になってる事を多くのインプレのライダー達は知らないと思う。

もう一つ言うと、エンジンの出力特性を変えるツアー、アーバン、レインも実は「強」のツアーでも「最強レベル」の設定にはなっていません。

出力、エンジンブレーキ、トルクコントロールの全てを最強にするには、「ユーザーモード」で設定可能です。僕は怖くて設定してません。「ツアーモード」で充分足りてるので……。お分かりいただけたでしょうか？

お役に立てれば幸いです🙇

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