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サッポロビールさんのPremium YEBISU CREATIVE BREW 薫満つ
香り豊かで瑞々しいエビスですね〜
このシリーズは、いつもどんな味なのか想像しては良い意味で裏切られたりと楽しんでます(⸝⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝)
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(好きって言え)
(好きって言え、好きって言え)
(好きって言え好きって言え好きって言え好きって)
凛「好きです」
( ◜ω◝ ) ( ◜ᴗ◝ ) ( ◜ω◝ )
へへっ
ヘリウム入りの風船
⬆『朝はパン?それともご飯?』より
(薫と雫がふたりで迎える朝編の試作)

ハイジ
ヘリウム入りの風船
で、雫はコーヒーの苦いのが苦手なので、薫(彼女)がキャラメルを入れたりミルクを注いだりしてふたりでアレンジを楽しむんだ。で、薫は逆に紅茶を飲むの。わー!たのしい あとあと、型抜きクッキーふたりでしろ。頼むから。
ヘリウム入りの風船
『マグカップの独白』
お揃いのマグカップは、戸棚でたまに、ないしょ話をする。持ち主たちの日々を彩る生活のこと、注がれた液体のことを、ゆるやかに。それはいつもは長引かなくて、だって頻繁に机の上やシンクに置かれるから。だけれど、今日は違った。
青いマグカップ「もう一週間になるね。私たち、出番までこんなにも待たされること、今までなかったのに。」
赤いマグカップ「...確かに。僕らはもうおしまい箱ってわけかな。」
青いマグカップ「うーん。けど、聞こえてくるふたりの声。疲れてるけれど、幸せそうだよね。君の主は、なんだか張り切ってるみたいだし。」
赤いマグカップ「ああ、彼ね。そうだねえ。ひょっとすると...おや?」
青いマグカップ「?なあに...って。あら。お呼びかしらね」
ふたりとふたつの日々は、これからも。今日のお揃いたちのお役目は、ココアをたっぷりと注がれて、冷めないうちにサプライズの成功を祈ること。
きっとそのうち、新たな仲間も増えること。おっと、これは内緒のお話でした。
おしまい
設定資料:
『ほろ苦い一途』『まだ苦いだけ』
彼女 琴吹 薫(ことぶき かおる) 27歳
彼 峰 雫(みね しずく) 23歳
『マグカップの独白』
青いマグカップ 彼女の持ち物。ふたつ揃えの、クリスマスマーケットで手に入れたお気に入りの品。
赤いマグカップ 彼の持ち物。同じく、クリスマスマーケットにて二人で購入した片割れ。
裏設定:
彼女がコーヒーを好きになった理由。それは、大学浪人中に、憧れていた予備校教師の影響であること。これは、マグカップも、もちろん彼も知らない、彼女だけの秘密である。そして今では、愛する旦那の淹れたコーヒー以外は物足りないそうだ。
追加で、書きかけの小話をひとつ。今回のお話より前の、お家デートの話を書きたいんす、おれ、やれます。⬇
『今日が主役のお茶菓子』
「よし、やるぞ...!」 今夜、私こと琴吹薫は気合を入れて薄力粉をふるっていた。薄力粉、砂糖、バター、卵黄。この四つがあれば、作り慣れたクッキーは美味しく出来上がる。
「コーヒー味も作ろうかな。でも、雫くんは紅茶も好きなんだよね〜...。」
まずはプレーンの生地を、いつものように作ってみる。12月の寒いこの季節には、常温で溶けにくいバターを、少しだけレンジで溶かす。便利な機械の中で溶けてゆくバターを眺めながら、思考はゆらゆらと揺れる。
(抹茶、とか。私は好きだけど、ちゃんと聞いたことないなあ。チョコチップは?入れても美味しいよね...。ドライフルーツとか買っておくべきだった!?...雫くんの好きな茶葉は買ってるから、振る舞いたいし、こっそりクッキーに入れてみるのも...)
そんなことを考えているうちに、バターはすっかり溶けきっていた。溶かしバターでも、代用はきくけれど、なんだか上手くいかないな。そう思って、お砂糖はそれはもうきっちりと量った。黄色いプールがぽつんとボウルに浮かんでいて、そこに砂糖をざらりと入れる。木べらですり混ぜる瞬間が、私は好きだ。 冷蔵庫から、卵をふたつ取り出す。今日のために奮発した、少しお高めのそれ。味の違いなんて分からないけど、なんだか気合が入ってあるものだから仕方ない。コンコン、と机にぶつけて、ひびを入れてやる。ぱかりと開いて、殻の半分に卵黄を取り分ける。こんなにも丁寧にやったのに、手がベタベタになった。
「あーもう。卵ってこれだから。」
ぼやきつつ手を洗って、卵白はしまっておく。余裕があれば泡立てて砂糖を入れて、メレンゲクッキーにでもしよう。それが無理だったらスープにでも入れちゃえばいい。卵黄をボウルに飛び込ませて、ゆっくりと混ぜてひとつにする。艶が出て、甘い香りがふわりと漂う。それなりに良い感じなので、そろそろ薄力粉の出番だ。私の好きなレシピでは、薄力粉は一度に入れる。ふるっておいたので、待ちぼうけを食らっていたのも嘘のように、さらさらとボウルに溶け込んでいく。材料全部が揃ったが、少し立ち止まる。
「...やっぱり、紅茶。」
少し前に買った、1杯飲んでからは仕舞っておいた紅茶の缶を取り出す。蓋を開けると、彼が好きだと言う香りが立ち込めるから、思わず微笑んでしまう。ひとつだけティーバックを手に取り、缶は蓋を閉じて戸棚に戻す。ハサミで切り込みを入れて、茶葉を薄力粉の上にぱらぱらと乗せる。なんとなく、これが大正解のような気がして、鼻歌を歌いながら生地を混ぜる。さっくりと、混ぜすぎないように。美味しくなあれ、なんて祈りながら。
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