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ブルートパーズ

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    優しい人 (詩)

誰にでも平等に優しいのね
それがキミのいいところ

でもね、ちょっと不安になるの
特に、あの子には優しくしないで
私が傷ついてること、気づいてないでしょう?

キミの優しさに触れる度
複雑な気分になるわ
キミの真意が分からない

私だけに優しくして
私だけを、見て
#詩 #ひとりごとのようなもの #ポエム #恋愛 #現代詩
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人生は"なにかの永遠"によってつくられるものではなく、たとえ望んだとしても、結局そのこたえは瞬間の繋ぎ合わせだ。じぶんの選択が永遠だとおもう、この愛が永続的に続くとおもう、この健康や幸せが終わらないとおもう。そんなふうに想って過ごす"瞬間のため"だけに、永遠って言葉が生まれたんだとおもう。ゆめをみていいよ、そうやって生きていくのだから。かなしまなくていいよ、ゆめをみさせてもらったのだから。

#現代詩 #散文詩 #詩 #エッセイ
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行った喫茶店がよかった。会えた人たちもよかった。簡単に人を信用してはいけないけど、それでもわたしは人を信じられる人間でいたいと思う。疑う癖をもつよりも、騙される癖が抜けない方がいいのかもしれない。ほんとうの意味で人に愛されたいから、疑心暗鬼よりも純真無垢さで、無事に失敗して泣きたいよ。

#現代詩 #散文詩 #詩
#日記
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みんなおしゃれなものが好きだから、わたしは目を凝らしている。その手を伸ばす動機が欲望なら、世界はだれのものかを、考えてはいけない。そんなんだから、わたしはいつまでも声が出ない。それは無欲じゃなく、羞恥心、意気地なし。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#空と海の天秤
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そのひとことだけで、そのまばたきひとつだけで、ガラスがぜんぶ透明になってしまう気がした。いつまでも上手に繕ったつもりの表皮を讃えて、それを綺麗だといえる世界で、それは、そのままで反射し続けるものだと思い込んでいた。唐突な澄んだ空気のおかげで、この世界は終わることもなく、わたしの思う美しさが、美しさだったことを、靄が灰色にした。昨日までの贋作は、わたしの手のひらで擦れば、簡単に。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#それよりも綺麗なものをみつけて
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🦋進撃のコヨリ🌞さんにお声がけいただき、詩とアートのコラボ作品をつくりました。吸い込まれるような命ある作品を生み出すコヨリさんと、作品づくりができて、とても光栄です。ほんとうに素敵な機会をありがとうございました。

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恋を通りすぎたきみとのこたえは、あたたかい氷が、たやすく溶かしてしまった。わたしの愛がわたる橋は、きみの心臓にむかっていて、ほんのすこしだけわたしを含んだきみが、海の反対側で生きている。きみを含んだわたしも、ここでなぜだか器用に泳いでいて、それがなんだか腑に落ちない。ふたり、いつ死んでしまってもいいように、わたしは、愛を爆破して星にすることにした、あと3秒で。
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#現代詩 #詩 #文学
#きみのための犯行予告
#無限ギャラリー常設展
進撃のコヨリ/アート×L/詩
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この世界に生まれるまえに起きたことと、この世界からいなくなったあとに起こることと、この世界にぼくがいるあいだに起こること。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
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くだらない世界には慣れている。聞いたことのある言葉を並べて時間を埋め尽くしたら、また誰かの不穏に巻き込まれてしまった。ぼくは今日、きみの人生のごく一部として許されて"人間A、ひとことどうぞ"をすんなりと受け入れる。凡庸に馴染んでいく夜空は大嫌いで、鬱陶しいほどの爆発を待っているのに、この俗な状態を説明できる人は存在しない。それなら、希望を与えたものはぜんぶ壊れてしまえばいいと思った。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#人生に満足する日
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わたしの幻想が何度となく粉々にこわれていく。その破片をあつめてできたのがわたしで、それは偽物でも本物でもない、つくりもの。ちゃんと継ぎ接ぎされて、使いものになる程度の"人間"として、交差点に紛れ込んでいるけど、また、次の破壊が、すぐそこに待っていることを知っている。美術館に飾られるような絵を、描いたつもりはなかった。ノートの片隅に"あした"をメモしただけで、わたしの指先が、また粉砕されていく。夢を描いたつもりはなかった。"きょうのつづき"が、あると思っただけなのに。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#壊れてしまったものの行き先
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「生きていくことは辛いよね、それでも生きていこうね」って代弁してくれるのが、音楽で、映画で、そしてこの世界であってくれたら、と思うぼくがここにいるから、そのまんまきれいな言葉を食べていけば、きみは大丈夫だよ。

#現代詩 #散文詩 #詩 #エッセイ
#やさしいスイミーのつくり方
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愛をみるのはこわいから、みつけないことにした。こわい暗闇の中にみたのが愛で、そんな愛のなかにも、なにか暗闇がある気がして、光を灯すこともやめてしまった。夜空をみて星が綺麗だときみはいうけど、みえなくたって星があることを綺麗だといえる人を探している。それは星が綺麗だというきみが、夜をこわがってから名前をつけたもの。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#見えるものを愛と呼ぶな
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きょうまでに、絶望を繰り返したぼくの目は、黒く光を打ち消してしまった。流れ着いたここは、ちゃんとエサが撒かれていて、澄んだ水で、波が心地よくて、楽園だと叫ぶヤツがいる。ぼくはその音で、致死率100%の海に気づかぬまま、出口を見失ってしまった。いつだって、他者の自己都合の排出に、ため息でしか応えられないぼくに"生きるためのプランクトンだ" と、毒を美味しく食べさせたヤツと、それを飲み込んでしまったくせに、排出しない"無抵抗なぼく"は、海に猛毒を撒いて、苦しむ魚を眺める「共犯者」だ。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#戦わない主義の罪について
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現実に嫌気がさしているきみに「なんだってできるよ」と言ってはみるけど、その人はその人の人生を生きていて、その人生の中に存在する選択肢を選ばなければいけない。なんでもできるなんて言葉は、生きてきた数十年をなかったことにしろって言われてるみたいで、きみは救われないよね。「きみならきっとできるよ」選んだ選択肢にそう言えたらいいけど、プロ野球選手になりたいなんて言われたら、きっと笑っちゃう。だから「きみはきみを生きればいい」その"ほんとう"を考える。職業やファッションは、きみがきみを生きた答えになればいい。それでいい。

#現代詩 #散文詩 #詩
#なんでもできるは嘘
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苦しみの存在には終わりがない。そのなかで息ができる生き物には、ちゃんと恵みの雨が降る。辛い悲しい苦しい寂しいは、どうせ空を飛び回るから、ちゃんと捕まえて、もっと傷つけばいいと、もう1人のぼくがいう。悲しみは綺麗なもののなかに。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#青天の霹靂を受けて立つ
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愛を探した。探していた。外側をたどってここに戻ってきた。どこにもなかった。いつもだれかに優しくすることで埋めているものなんて、たった数秒で壊れてしまう。ディズニーランドで、泣いている人を見つけるのが得意になれば、ぼくは、ここを抜け出せるだろう。いつまでも、手放せないじぶんを捨てて、こんなに嫌いな世界を、ぼくを、愛が見つけられるだろう。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#愛を見せかけてきた地球人の終わり
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優しいひとが"相手のために優しい"かどうかは、だれにもわからない。傷つけられたことがあるから、冷たくしても優しくされないから、嫌われるのがこわいから、期待をするのにつかれたから。丸いものはすべて"じぶんの無傷のために転がっている"なんて思い違いで、隠れてる棘に刺されてしまうことがある。優しいがすべて愛だと思うな。やさしさで、すべてから逃れられると思うな。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#優しさは美味しい
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隙間を破壊すると雲になる。ふわふわと空気の真ん中に浮かんでいる。それは、ぼくの中の密度を埋めるためではなく、世界の隙間を埋めるため。もしも風が押し流したとして、その雲を追いかけることはない。世界はそこにただ、"新しい雲"を待つだけで、隙間にはいつも"雲"があればいいらしい。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#見えていなくても
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人になにかをしてあげることが"愛"ではない。愛がそんなに簡単なものとして成立するのなら、この地球は低俗な押し売りに溢れて、気持ちが悪い。わたしは、だれかが伸ばしたくても伸ばせない手を、そっと掴めた人が生み出したものに価値を見出して、そのおかげで、希望がまだほんの少しあるだけです。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#わたしが感謝した愛へのお礼
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命が壊れる音がする。持ちすぎた花を落としてしまうことは罪だと、太陽に殴られて、怪我をした。無理をしたせいで守れなかった、無意識の贅沢が、まだあるはずだった満足を粉々に、カウントダウンの音量をあげていく。きっと、後悔しろというわけではない。ぼくが持てるぶんだけ愛するための、その量は、この先も変わらないことのお知らせで、身体中をすり抜けて濾過された花びらは、どこに飾られることもなく枯れていく。削れた心臓からは、ほんの少しの涙も出ないのに、愛を捨てる残酷な生き物になってくれるなと、耳障りのわるい破壊音が、いまここに流れている。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#壊れるまえのかたち
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暗い深い銀河の中に堕ちていく。36℃の錘を抱きかかえたら、すぐに転んでしまうほどふらふらしていていた身体が、バランス感覚抜群の生きものに進化を遂げた。たどり着いた星屑まみれのそのなかは、光も闇もなく、わたしのための必要な灯りと温度が絶えずある。愛を認めないぼくらの仕業で、大きくなってしまったブラックホールの正体は、きっとあと何億光年かあとにわかること。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#天国に堕ちる
夜更かしの星夜更かしの星
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頭のなかに創り上げた映画を、どう放映するかを考えてみた。上映は2時間。30年の時間をかけて撮り溜めた映像を2時間のダイジェストにする。それはぼくの目でみたぼくの話と、ぼくがみた世界の話。登場人物はきっと、家族や友達よりも名前のない人たちで溢れるだろう。ぼくがお話すると、それを間違えてるという人もいるし、映画の終わりにスタンディングオベーションする人がいるかもしれない。エンドロールは、ちょっと長くなりそうだけど、音楽は人生でいちばんすきだったいちばんダサい曲にして、チケットは少し安くするから、ポップコーンを好きなひとと食べてほしい。この映画のタイトルは「    」

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#タイトル未定
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いつも冷静に見えるぼくだけど、本当は誰よりも地球で起こる全てに怒っている。理不尽を消化できないカラダに生まれてしまったせいで。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#有害物質だらけの人間界
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目の前で墜落してしまった紙飛行機のお手紙は、書いた人と、飛ばした人と、受け取るはずだった人、だれのやさしさを無駄にしたのかを、声に出した人が教えてくれた。不確かなその声に正しさを与えた、無責任な点頭を許せないぼくは、持ち主不明のやさしさを、還す戦士を探すことにした。"確かにあるもの"が守られるなら、まだ少しだけ手紙を書き続けられると思うし、ぼくもその時は戦うよ。

#現代詩 #散文詩 #詩
#YESNOの重さ
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩 #初投稿
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ほんとうの言葉はひとつもない。言葉以外がほんとうのことを言っている。隠したものだけが、聞こえてくる。愛しさのすぐとなりに凶器を隠しているせいで、言葉が出てこない。ぼくがぼくに話しかける声に音はないから、それだけは信じている。目の前にいるきみには、また嘘をついている。ほんとうの言葉はどこにもない。それでも。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
夜更かしの星夜更かしの星
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「間違えて踏んでしまった、ありんこと変わらないぼくらに。ありんこを間違えて踏んでしまったことにすら、気づけなくなったぼくらに。」いつの日か、走り抜ける電車に爆破を夢見た、見知らぬ女の子の消失と、その感触が伝わることもなくありんこを踏み潰してしまったときの悲しみは、同じだろうか。よくだれかが、歌詞にする、本に書く、セリフにする。そうやって「ぼくらはありんこと変わらない」と叫ぶひとたちが、ひとりひとりの無意味さを主張する。消えるまで敗北を認めない、ちぐはぐなぼくらへ。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#ありんこがもしも叫んだら
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つまり、きみの声が聞こえなくなった。すべてがなんの屈折もなく行き渡るときを、超えてしまった。聞いたことのない非常識も、つま先まで、心臓のところまで、届いてたのに。きみのななめは、ぼくの頭が避けられるほどの速さで、耳の横を通り過ぎていく。その瞬間、ぼくは失望という結末を手に入れて、潜っていた海の底は、すぐそこだった。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#あのとき声が聞こえたのは
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愛してるものに愛されないとき、愛の正体がやさしさではないことを知る。やさしさがやさしくない時、やさしさの正体が愛ではないことを知る。さみしさとかなしみは、そういうものだと許していけるなら、限りなくちいさくなった毒を飲み込んで、死ぬまで知らないふりを。その形のままを。

#現代詩 #散文詩 #詩 #エッセイ
#立体的な生命体
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何度生きても、生き直しても、絶滅しない悪魔にわたしは絶望する。悪魔は悪魔になることを、望んで生まれてきたのなら、幸福なはずだけど、きみはものすごく不幸な顔をしている。物語の主人公にすることはできないけど、舞台から引き摺り下ろすことはなく、ちゃんと名前とセリフを記すつもり。不幸をまっとうしたきみを。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#そこに立っているのがきみで
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きみの好きなものが好きじゃなくても、きみの言っている言葉の意味がわからなくても、2人並んだときにチグハグな服装をしていても、起きる時間が違っていても、嘘をつかないこと。好きなものをちゃんと好きでいること、きみの好きなものが好きじゃないじぶんを嫌いにならないこと。好きの定義を勘違いしないこと。それでも、きみを好きかどうかは確かめないこと。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#そのYESは使用禁止
夜更かしの星夜更かしの星
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死というのはたぶんそこに突然訪れるから、忘れないうちに目を閉じて、100枚の絵画に色をつけようと思った。うまくいくと思ったのに、深呼吸で吸い込んだモノクロの香りに、シナプスが眠って、緩やかに息が止まっていく。呼吸が出来なくても、わたしのまつ毛にはちゃんとカラフルな血液が流れているのに、涙はなぜか真っ黒で、ちぎれた夜空まで堕ちてきて、最悪だ。今日でさいご、さいごだよって、手を合わせるだけでは戻ってこない記憶が、わたしに"死のための生を忘却せよ"と笑っている。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#そのとき夜空が堕ちるまで
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悲しい気持ちを投稿しようとした。だれかに言うのは、もうおとなだから情けないと思って、日記を書くことにした。その日記はだれにも読まれない情けなさで、2ページ目はないことを悟った。少し考えて、わかってくれそうなあの人に文章を打ってみた。だけどそれも、書き終えたあとに取り消して、今日はひとまず、そのまま眠ることにした。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#行き先を決められないわたしへ
読書の星読書の星
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言葉にできないほどのまっしろな雲に覆われるとき、いままで目を丸くしてのぞいていた、青空の未完成を知る。きみがじぶんのことを偉大だと言った、だけどぼくはもっと偉大な人を見た。その偉大な人は、雲は消えてもなくならないことをわかって、雲の上にいた。地上では、だれかが生み出した雨で、鳥が涙を流す。ここにある美しいものすべてを、死んでも食べられないさみしさは鳴き声にもならないし、ぼくの上には、くやしさの残骸も散りばめられて、吐き出せることは贅沢だと、醜いぼくが言う。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#綺麗なものをみたときに錆びたもの
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夜にかくれたつもりは、子どもの頃に、世界がねむると思っていた暗闇で、ほんとうは、生命の揺らぎがひしめく、世界の争いはここにある。真夜中に生を灯すかくれんぼ。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
ルームありがとうございましたー
読書の星読書の星
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心臓の中にギュッと詰め込まれた記憶が全て鮮明で、青く澄んだ海もつくられた汚い街も愛しいと即答できる、そういう大人になりたい。誰にも言わないことばかりが増えていくけど、今日もぼくは悩んで、泣いて、戦っている。ひねくれ者は洗練された者に憧れて、そのくせ理想から知らぬ間に遠ざかるだけの10年を、この街は飽きることなく眺めて嘲笑う。濾過することで何かが見えるのだとしたら、他人から見えるぼくよりも、ぼくから見るぼくに花束を。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#透明な大人探し
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わたしが眠ったあとに、起きているだれかがつくるもの、その程度。それはそこにある、ここにはない。眠ったせいで、見られなかったものなんて、どこにもない。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#分かれ道ではなく平行線
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閉じ込めていたものが出てきてしまうとき、わたしは、迂闊にもだれかに寄りかかってしまったと慌てて蓋をする。じぶんのなかでつくりあげた幸せを、じぶんのなかで管理するシステムが整っていると思い込んで、不要な技術を搭載したつもりのわたしは"完璧なオトナ"として生きている。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#愛もつくれるはずもなく
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神様を見つけたときに、ぼくが思ったことは"どうか幸せにしてください"ではなく"不幸を取り除いてほしい"という謙虚なお祈りだった。不幸は"何度も何度も"取り除かれて"また晴れる日まで歩きなさい"と、騙されるようにたどり着いた今日を、ぼくはなぜだか愛している。試練と雨の日は似ていて、逃げ道を教えてくれた人よりも、傘を持たせてくれた人が、いちばん優しい。神様はふたりいる。ぼくが選んだほうの神様を、本物だというきみは限りなく優しい。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#わたしが選んだわたし
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もうそんなことを考えるのも通り過ぎたということがある。じぶんのチグハグを隠すようして、なにかひとつのものに縫製しようとする。まとまらない。誰にも言えない夜がわたしにはちゃんとあるし、それは手の施しようがない裏表なき球体で。心理学者にでもなったようなつもりのあいつが、突然ふいの腕組みを指摘する。どうしてもその憶測は好きになれない。無言のわたしに飲み込まれていることに気づけないほど、薄い表皮を纏っている事実が、わたしにとってはこの世でいちばんのコメディーだよ。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#今日はななめから針を刺したら
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何度か記憶している余裕がなかったあの頃の私を、大切にしてくれた人たちに会いたいなーと思うことが度々あって、それでも今もなにかと向き合ってる自分は未だに余裕なんて全然なくて、恩返しもできぬまま時間だけが過ぎていく。それでも完全に忘れることはなく、ふと会いたいなという感情が湧き出てくるほどの人が人生に登場したことは、本当に私にとっての誇りでもあるし、彼らは間違いなくキーパーソンで、もしいつか会えたときには、あの頃の私を大いに笑い飛ばしてほしいと思う。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#10代で得たものの正体について
読書の星読書の星
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この星にきて、最大にこの星を生きて、そのせいでどんどんノスタルジーが爆発に近づいて、ぼくが生きた意味を難題にしていく。惑星が偉いとか、海洋生物が強いとかそんな見たこともない基準で怪物たちが戦うこの星で、どうかぼくの譲れないものは綺麗なもので、武器になるのは優しさで、守りぬくのは愛で。最後には、ぼくが爆発したあとの星屑で、きみが宇宙最大のプラネタリウムをつくるんだ。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#宇宙船
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切りとった愛のかたちと、切れ端になった憎しみは、ふたつとも忘れもの箱に入ったままで、取りにいくことを忘れて、取りにいくことを忘れてることを忘れて、なかったことになってしまった。
答えはぜんぶ知ってるけど、それを答えというじぶんは嘘つきになるから、いつしか答えを置き換えた。持っていけばよかったものを置いて、ここにきたぼくをきみが切り刻んでくれるとき、ぼくの少ない荷物を見ておどろく。ほんとうはこんなに重いのに、片方の手に握りしめて、平気なふりをしたことを、きっときみは怒るはずだ。たぶん怒るはずなんだ。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#握りつぶした愛はごみ
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世界に無毒な酸素が増えるまで、わたしは声を出さないように、少しだけ息をする。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
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"つまらない"を餌に走り出す。勝手な印象に乗っ取られたわたしなんて、もう御免だ。なにをしたってだれも驚かないぼくを創れなかったけど、それでもまだ、破壊と絶望を狙っていく。今日もみんなは好き勝手で、都合をまるめた生地で焼いたのはまずいピザ。そんなことばかりで今日もぼくは怒らないように怒って、この世界を壊せないかと企んでいる。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#常識のない常識のレシピ
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生きているあいだには、きっとなにも起こらない。もし大雨が降ってきたとして、なにもなかったように、その道を歩く。ただ傘を差すだけ。ただ長靴をはくだけ。形のない洞窟に、響く音を聞くだけ。均一な波形のために、モノクロの虹を描くだけ。そうしたいだけ。そうするしかないだけ。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
#波のたたない海の底で息をする
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人生の匂いがしたとき、わたしが勝手に生きてくれる気がするのは、喫茶店でコーヒーを飲みながら、悔し涙を流しながら、いつも飽きず話を聞いてくれたのが、じぶんだったことを思い出したから。わたしの絶望をわたしはすべて知っている。

#現代詩 #詩 #文学 #エッセイ
remind
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じぶんの存在に罪悪感をぶつけられたその時、あいつはなぜかぼくを悪にした。どこか遠くの街で起きた事件のような、そのくらい手の届かない暴力で、突然ここに雨が降り出して。傘を持って助けにきたのは、隣の席のあの子でも、パパになった友達でも、ぼくが恋した女の子でもない。ひとりで戦う気力を持ち合わせていないぼくの敵を倒したのは罪。真っ黒な鏡がそこにある。

#現代詩 #詩 #エッセイ #文学
#届かない善意のために
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追憶

観覧車で、水平線を眺めてた
名古屋の街並み クラゲを見た水族館
エンドロールみたいだ 短編小説の
日が沈む前に伝えたかったいくつもの言葉
言葉より先に 気持ちが走って
手を繋いでたんだった もう慣れてしまってた
つい先月までは 一緒に帰ったこともなかったのに

観覧車が頂上に登って
ここでキスをするんだろうな みんなは
だけど、あまりにも純粋すぎる目が映し出す景色
僕がここにいて 君がここにいて
それだけなのに たったそれだけなのに
今まで見た景色の何よりも美しかった

reloding...

匂いと思いはよく似ている
ふと街角で懐かしい匂いがして振り返る
いないはずの残像が そこに映ってて
そのたびに何度も救われた 千種駅のホーム
Koh+の最愛だ
夢のような人だから 消えてしまう

#現代詩
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

イマカノ
#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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"愛は終わらない"そう信じたいくせに、一瞬燃え上がるものを愛と呼ぶ潔さが、人生だと思ったりもする。好きだと言い合えば、ふたりにしかできないことができて、愛してるといえば、永遠という幻想を遠くから眺めることだってできる。それらは、約束ほどに残ることもなく、ほとんどが刹那的に消えてしまうのだけど、"好きなひと"と明け方まで話したり、喧嘩して泣いた夜のこと、そういう出来事のことは、いまもすごく愛してる気がしてしまう。

#現代詩 #散文詩 #詩 #エッセイ
#あの日のこと
現代詩の星現代詩の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

メロドラマ
#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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風藍ズ

風藍ズ

薄日さす車の帯に褪せる葉を

#俳句

言の葉を もう一度拾わせたから
描き始めたんだ

囁きを 呟きを
春時雨のような
鳥のさえずりに
聞きなれぬ カエルの声を
夢に見た古城の中で
消えたはずの呼び声も

死にきれない 忘れきれない
時間は 絶えず終わらないサークル
心の孤島 彷徨う音
そっと撫でる 自分の頭を

ああー
戻りたいなー
鮮やかで
賑やかで
君のいた春へ

#詩 #現代詩 #AIイラスト
ポエムの星ポエムの星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

クラフト
#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

心拍数
#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

幻日の闇
#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

宵路
#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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形のないものに愛をもつことはできないという人が、形あるものに愛をこじつけて苦しんだ。愛を持ち合わせたふたつが交われば、そこにはやさしさが飽和する。ただそれだけのことなのに、どうしてそれをおさめたくなるんだろう。愛は流動的で無限にあるものなのに、箱のなかに閉じ込めては、行き先を失ってしまうよ。

#現代詩 #散文詩 #詩 #エッセイ
夜更かしの星夜更かしの星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

願っても無駄
何をしても無為
空っぽな頭から生きるための執着が揮発してゆく
孤独と孤立と疎外という皮を着て

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

きっと俺は底辺の男で
無力感をひざの上に乗せてうなだれる
自己肯定も承認もない
いるのは鬱に支配された抜け殻

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

街並みは移ろう
記憶も薄れてゆく
そして俺も消えてゆく
それをありのままに受け入れる

#詩 #現代詩
写真の星写真の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩
現代詩人の星現代詩人の星
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あきみずもぐら

あきみずもぐら

#詩 #現代詩
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夜野なみだ

夜野なみだ

ぼくの声を風が纏っていってしまったようが、来世はどんぐり、どんぐりの花言葉は永遠の愛だから、ぼくがきみにどんぐりをプレゼントすれば、きみとずっと一緒に居られるのかな、空白の行間、ぼくはきみの声を信じてる、きみの笑顔を信じてる、きみの涙を信じてる、きみの言葉を何より信じてる。

猪の詩

#詩 #散文詩 #現代詩



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あきみずもぐら

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あきみずもぐら

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あきみずもぐら

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苦水、あるいは懐疑の
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あきみずもぐら

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あきみずもぐら

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緑川

緑川

身の回りに起きた出来事を「詩」にしました。

チャリこぎ中「蛾」in myマスク
鱗粉まとった蛾と接吻
こんな状態続くの何分
八分? 発憤 発憤イェ〜ア
八分? 発憤 発憤イェ〜ア
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あきみずもぐら

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