人気
Marleaux D
しかし、これをネットが当たり前のこの時代に始めたとしたならば、あらゆる情報に惑わされ、あちこち手を出し過ぎて困惑していたことだろう。ネットなど全く存在してない頃だからこそ、じっくりとひとつずつ基本的な経験を重ねてこれたのだとも思う。そして趣味も自己満足できる位置に辿り着くと頻繁に新しいことを取り入れようとは思わなくなってくるものだ。
しかし、ここ最近の珈琲豆の価格の上昇は他の食品類に比べても異常なほどで、価格は数年前の倍では済まないところまで来ている。物臭な私は10年ほど前から生豆の仕入れを年に一度20kgぐらいに纏めて購入していたのでこの価格差はとても厳しい。
ブームと共に自家焙煎をする方もだいぶ増えてきたようで、生豆を取り扱う店や問屋に近い安売り店も増加の一途だね。ハンドピックにもそれぞれの考え方はあるけれど、私の一押しは兵庫の生豆本舗さん(勿論焙煎もしてる)。私がネット購入を始めたばかりの頃に出会ったお店。きっかけが面白くて、100g当たりの価格を一桁間違えて記載されているのに驚いた私がメールで問い合わせをしたことからお付き合いが始まったんだけど、この店長(JCQAなどの講師もされている)の月に2度ほどのメルマガが楽しく面白いことと、何といっても安定の品質の高さ。激安店で輸入してきた豆をそのまま売る店も多い中、きちんと自店でハンドピックされた物を出荷してるので、その分の手間暇と分量を考えれば価格も高くない。この店のお気に入りはタンザニアのンゴロンゴロAA++〜初めて飲んだ13年前ぶっ飛びました!香り、コク、苦味、酸味、甘味の全てが力強いアフリカの豆って好きなんです♪
さてさて、今回は何処の店で買おうかな?
#珈琲に纏わる話
Sails
Marleaux D
今週は珍しくハイロースト程度の浅煎りにしたケニアを頂いております。
ハンドドリップ用の金属メッシュフィルターなどは幾つか試してきましたが、今のところ私にはこれが一番美味しく淹れることができるようです。
市場には様々な抽出器具が存在し、どう使ったら美味しくはいるかもまたそれぞれに違うので、一概にどれが最良とは言い切れないですよね。
ひとことに美味しいといっても、個人の趣味趣向、選ぶ豆の種類や鮮度、その他様々な要因が関係してきます。とても複雑で奥深くそれがまた面白いのでしょう。
私は趣味というにはあまり知識を持ちませんが、必要と思った時、都度その部分だけを調べるようにするのが振り回され過ぎないコツかもしれません。
#珈琲に纏わる話
*写真は本日の豆ではありません



Marleaux D
そういえば、年末に「珈琲の話でもしよう」などと呟いておきながら、そのままになっていた。忘れていた訳ではないのだが、元日からのアレやコレで、そんな気になれず完全にタイミングを逸していた。
しかし、好きだからとて全くマニアックでもない私の話が面白いのか?などと考え出すとキリはない。経験が長いだけで知識など持たぬ身であるが、有用な情報など今時幾らでもネットにあるじゃないかと思い直してみた。
まぁ、インターネットなど普及する以前に自己流は完成し、不便もなく自己満足に浸っていたことを言い訳にしておこう。
さてさて、話し始めたら幾らでも出てくるが、先ずは私がレギュラー珈琲に手を出し始めた中学生の頃のお話。この地の方言で「コウシャッペェ」という言葉があり意味は”洒落た”だとか”カッコ付けた“なんだけど、正にそんなことを好む子どもだった私は、カッコ良さげで美味しそうなソレに興味を持ったのだ。それまで自宅ではインスタントだけだったので、多分スーパーなどの珈琲豆売り場(当時一般にミルがあまり普及していなかったので何処の店先でも大型の電動ミルが設置されていた)を見て手を出したのが最初だと思う。当然淹れるのに必要な器具もなく一緒に買わねばならなかったのだが、ハンド・ドリップだとメリタかカリタの二者択一で、ドイツの1つ穴と国内メーカーの3つ穴で悩みカリタを選んだ。これはその後、円錐型ドリッパーを入手するまで使い続けることになる。
当時中学生の私が最初に揃えられたのはドリッパーのみで、ドリップ用のケトルを手に入れるまでには暫く時間が必要だった。念願の細口のケトルを手に入れて淹れた最初の一杯には感動したっけ。
”珈琲の階段”を私の勝手な解釈で雑把に分けてみると、豆の種類や抽出方法は別にして、挽いた粉を購入→豆で購入して自分で挽く→生豆をその場で焼いてもらうか、自家焙煎というステップがあると思う。勿論現在はそこいら中に自家焙煎のお店やらネットがあるので、最初から新鮮な豆を手に入れられる環境は多いけどね。
#珈琲に纏わる話 続くのか⁉︎

red soil (transmission)
関連検索ワード
