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🥦 サラダ✨
あたりに人はいませんでした。
羊の群れも見当たりませんでした。
僕を案内しに来たのかな?と思い
後を追いましたが
もうどこにもいませんでした。
夢を見ていたのかな?
#写真 #二匹の犬 #幻

AXIA~かなしいことり~

つんつくつんてん
すんごいくっきり綺麗なくじらぐも☺️
人生で初めて見た👀
ホントにあるんだね🙄🙄
#北海道 #クジラ雲 #幻


ピカピカex
#質問をしたら誰かが答えてくれるタグ
#今日の1枚
#今日の気分
#幻

茶々丸
#幻
コース走ってるところあげるの忘れてた😆
それと、何と幻のRC213V-S✨✨✨
初めて見て鳥肌😊





Vega🌠🦪
nothingness & LIFE can be felt...
#ここから湧くまま
#幻
#本質
#エイゴワカラナイケドニホンゴデモカケナイカンカク

J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056 第1楽章:ALLEGRO
虫のおやじ🐞
#お笑い
#虫の一問一答
#幻


桔梗色のきたじー
『自苦之記』/Cp. 戦「星の奥地」
例の銅像の足元に、本当に扉があった。扉には、銅像の後ろにある建造物に彫られた文言と同じく……
"GLORIAS"
とある。スペイン語で「栄光」。そうだ、私は、今から、この扉を開けて、「栄光」を掴みに行くのだ。これまでの不幸に決着をつける。そして、新たに幸せを得る。幸せになる。幸せになってみせる。
幸せになれ、私よ。幸せになってやれ、私よ。
三日月形になるまで大欠けした白い貝殻――即ち、「鍵」を2つ、ドアノブ横にあるコンセントのような穴に挿し込む。すると、鍵はゆっくり鍵穴に吸い込まれ、「ガチャッ」という音が鳴る。ドアノブの回りは軽かった。
見ると、森林にいる。が、地面も木々も眩しい。渋谷や秋葉原とは比べ物にならない。白すぎる。眩しすぎる。
ふと、声がする。
「眩しいってことを先に言っておくんだったね……申し訳ない」
ああ、彼だ。私の一番聞きたい声だ。直後、瞼に何かをかざされる感触を覚える。
「さあ、目を開けてご覧」
そう言われて目を開けると、眩しさはそのままだが、目が痛くない。光が、比較的大人しくなった気がする。
「目は平気?」
「平気になった」
「よし! じゃあ、君は準備は万端だよ」
「本当かな……手ぶらだけど」
「手ぶらの方が良いよ、これに於いては」
さあ、ついてきて、と彼は手招きした。
暫く、私たちは歩いた。
見つけたのは、おんぼろな小屋である。板材で四方を覆ってあって、窓はない。屋根は斜め。トタンではなく、これも板材。広さは4畳前後だろうか。
この小屋は、光っていない。むしろ、小屋自体がこっぴどく汚れていて、「光」の「ひ」もない。蝿も沢山飛んでいる。
「この中にいるよ」
彼は言った。
「君がこれから決着をつける相手が、ここにね」
「こんな汚れた場所に……?」
「汚れ覚悟で行くしかない」
「……そうだね」
意を決して小屋のドアを開けようと思ったら、見つけてしまった。
南京錠。
「あちゃー……これの鍵も見つけておくんだったね。そうすれば、一刻も早く決着がついたのに」
「……いや、鍵じゃなくても良いかもしれない」
困惑する彼をよそに、私は小屋の裏へ回る。ここに、なんと斧がある。実は、小屋に着いたときに、しれっと見えていたのだ。
斧を持って戻ると、おお……と後退りする彼。
「危ないよ……?」
「大丈夫」
「え、それで開けるつもり?」
「そうだよ?」
「良いのかな、そんなことして……」
「いや、問答無用。鍵盗みに行く暇なんてないし」
そして、私は豪快に鍵を破壊した。扉も、ほんの少しではあるが、一部壊れた。その壊れた箇所から、蝿が出てくる。
「行こうか、⬛⬛⬛⬛」
「うん、行こう」
扉の取っ手に手をかけて、ばっと開けた。
中は、血腥い臭いに満ちていた。蝿が無数に飛んでいる。もうこの時点で吐きそうである。
「大丈夫?」
「大丈夫かもしれないし大丈夫じゃないかもしれない」
「だよね~……」
鼻を摘まんだまま彼は返事する。鼻声みたくなっているが、何を言っているかはギリギリ分かる。
「電気あるよ、ここに」
彼が何かをシャラシャラ鳴らしながら言った。
「点けて」
直後、周りの光景が鮮明になる。すると、そこにあったのは……
死屍累々だった。
私はとうとう耐えきれず、外に逃げて……吐いてしまった。
体が落ち着いてから、もう一度中に入る。光景は変わらない。
「大丈夫?」
「なんとか……」
私を気にかけてくれる彼。彼もきっと耐え兼ねるかもしれなかったのに。
屍は、複数あって、一部、知った顔(?)もあった。全身泥だらけで、蝿がひどく集っている。近くには、工具を引っ提げる場所、その下に小さなデスクがある。デスクの上には、写真が置かれていたが、そこで、見てしまう。
私の顔を。
大きな、太線の罰を付けられた、私を。
その横に、女性の写真があったが、そちらは、顔を大きなハートで囲んであった。……ここは、偏愛者の小屋と言うべきか。
こんな場所、知りたくもなかった。だが、決着のためだ、致し方ない。
が、思えば、ここで格闘なんておかしな話である。偏愛者と格闘して何になるというのか。それは物理的に私が生存しようとしているだけである。今までの全ての不幸に対する決着ではない。
そんなことを考えていたとき、彼は突然こう言い出す。
「ね、ねえ……
死体が一つ消えていないかい?」
……は?
私は慌てて周りを見渡す。確かに、扉近くの死体が消えている。虫に覆われていてよく見えていなかったが、ものの数分で消えるのはおかしい。
「外に出たら何かあるかな……?」
私が提案すると、彼は一瞬引き攣った顔をして、こう言う。
「覚悟決めてから出た方が良いよ?」
「そうかもね……」
深呼吸はしない。できないから。できない理由は、察していただきたい。
意を決してドアを開ける。すると、先程「消えた」と言っていた死体があった。虫の数は少ないが、血腥さは変わらずである。
死体に近付いてみる。すると、もっと恐ろしいことに気付く。
指が、微かに動いている。
顔から血の気がさーっと引いていくのが分かる。死体と思っていたこれは、信じたくないが、生きていたのだ。
直後、その首から嫌な音が鳴って、顔がこちらに向いた。
その顔は、恐ろしかった。
私だった。
次の章節を「討」とする。

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#今日のマイクラ #幻


きょうふ
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The Transparent Grandpa
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#幻
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桔梗色のきたじー
『自苦之記』/Cp. 決「不言如満月」
「私は死なない! おのれがまた幸福になれば、また戻ってくる。幸せになどさせてなるものか!」
泥被りが、融けていく。
「覚えていろおおおおお――」
シュウウウウウ……。
泥被りは、土壌に染みるでもなく、ただ、蒸発した。
まるで、何もなかったことにするかのように。
暫く、静寂。
「や、やった……!」
亡友が、やっと笑った。恐怖は、もうその顔に張り付いていない。
だが、これでまだ安心してはいけない。
……数秒後。
頭に激しい痛み。視界が端から蒼くなってくる。何かが私の気道を詰まらせようとしている。気が付けば、過呼吸。音も、一部分からなくなってきた。酸素がまともに吸えていない。
亡友が、さっきから背中を叩きながら声をかけてくれているが、あまり内容が聞こえない(恐らく、「大丈夫か!?」と言っていたのだろう)。
彼は、私の手を取って、この場所に繋がっていた扉へ引いた。
私たちは、脱出した。
外の空気は、大変に旨かった。やっと、普通の呼吸ができる。彼は、私を助け出してから、何も言わずにどこかへ行ってしまった。
体が落ち着いてから、周りを見渡す。夜だ。私が泥被りと闘っていた最中、豪雨があったのだろうか、周りに泥や土が散乱している。大きな水溜まりもちらほらある。……歩きづらい。
扉は、振り返ると、消えていた。全ては忘れるべき幻だったとでも言わんばかりに、扉も鍵穴も何もなくなっている。
嵐の後の静けさである。
これにて、不幸を連れてくる悪魔は、神避った。しかし、私は、まだ許せないものがある。
扉の先にあったあれを、あの悪魔は「隠し物」と言っていた。何なら、あの中にあった屍は、知った顔がちらほら見られた。私の成れの果て――即ち、あの悪魔の化けた姿である泥被りも、そこにいた。
そこで、気にかかることがある。
誰の隠し物だ?
予想はつく。だが、そうだからといって詰問するのは、「我」と在れる私ではない。
では、どうするか?
そう、「亡命」である。
私は、星の奥地で死にかけたのだ。もうあれがある星に留まるなどできない。それが、私に対する呪縛なのだから。もう一度星の地を踏めば、忽ち私は息を詰まらす。そして、草這る。
そんなことになったら堪ったものではない。
だから、私はこの地に別れを告げることにした。丁度良い。間もなくセブを発って、私の本当の家へ往くから。
自分と闘い、泥被りと闘い、打ち克った。もう十分である。
あの隠し物がある限り、私はこの星へ帰れない。これも、ある意味「呪い」なのか?
さらば、ことばりうむ。
その夜、満月が高く上っていた。満月は、私を静かに褒め称えてくれている。
この別れについて、私はこれ以上言わないでおこうと思う。アポカリプスである。
月詠よ、私を幸福の実る樹へ導いてください。
物言わざること満月の如し――。私は、小さな、静かな幸福を、とうとう噛み締めるのだった。
これにて、『自苦之記』の完結とする。


桔梗色のきたじー
『自苦之記』/Cp. 討「私ではない」
泥だらけの、偽物と言えば良いのかすら分からぬ「私」が、そこに横たわっていた。
本物の私は、ここに立って、この横たわる泥被りを見下ろしているというのに。
泥被りは、突然、口を開いた。
「何故? こんなところ、見つかる訳がないはずなのに」
それはそうだ。当たり前だ。でも、私には助け手がいたから、ここに来られたのだ。
「まあ、良い……これで、手間が省けるかもしれないからな」
手間?
「何の?」
気付けば訊いていた。
「おのれ……おのれは、今さっき、隠し物を見たのだ。この星の。光らないのは、『隠して』あるからだ、分かるな?」
「隠し物? なんで……」
「隠し物は、見つかってはいけないから隠し物なのだ、そうだな? ――その隠し物は、あの現状もそうだが、一番は……」
言葉を切って、泥被りはポキポキと立ち上がる。そして、加えて言う。
「一番は、
おのれの未来だ」
「何を言って……?!」
恐怖の余り、声を張り上げる。大声を出しても、恐怖感なんて無限に湧くのに。
「おのれを幸せになどさせない。させる訳がない。今、おのれが見ている私は、直に成るおのれなのだ!」
「どういうことだ?!」
「おのれは、不幸に死ぬ。不幸に生きて、不幸に死ぬ。幸福など、おのれに持たせてたまるものか。『幸せになってやる』だあ? 滑稽この上ない。おのれの、自らへの憎悪が、私なのだ。私が生きていて、おのれが幸せになれるなどと、そんな甘い考えをしていたのか?」
泥被りは、高笑いする。
「幸せを持てば、私が来る。そして、奪う。おのれは、幸福で死ぬような人間ではないのだからな?」
「待て、じゃあ、⬛⬛⬛⬛が病に勝てなかったのって……?」
「あははははははは!!! よく気付いた! そうだ、私は、もうその時から居たのだ。全ては、おのれを不幸せのまま生きさせるため。天国など、行かせない。尤も、おのれが私に気付きさえしなければ、楽だったがな」
私の人生が、勝手に操られていたのか? この悪魔に?
私の人生は、私を私たらしめるために、私が創るものであるはずだ。それを、こんなものに捻り曲げられていたなんて憤慨する。
これが、私? ふざけているのか、この泥被りは!
「⬛⬛⬛⬛!」
「なっ、何……?」
「斧、持ってきて」
「! ……わ、分かった!」
彼は、さっきの斧を取りに行った〔この斧については、Cp. 戦「星の奥地」を参照されたい〕。
「おのれ、馬鹿なのか?」
泥被りは嘲笑う。
「そんなことをしても、未来が早まるだけだ!」
そう言った瞬間、泥被りが私に襲いかかってきた!
私は、怒りはしても、戦闘は苦手である。だから、躱すので精一杯。でも、ある瞬間に、亡友の彼がこう叫ぶ。
「投げるんだ!」
直後、泥被りの動きと、私の手の動きが上手く絡んだ。泥被りは私の肩を噛もうと大きく口を開けたが、何年振りか知らない大外刈で阻止した。無論、大外刈は、勢いがありすぎると危険だ。下手したら、投げた相手が頭を打ってしまう。
現に、泥被りは、これで頭を打った。投げた瞬間に私が手を放したから。
この泥被り、受け身が取れないんだな……私は、ここまでで半分助かった。
そして斧が到着……しなかった。それは、見るに、ただの木の棒。
「刃がまるっきり消えていたんだ! きっとこいつがやったんだ!」
この野郎、往生際が悪い……。私を不幸にして何になるのか?
「いや、刃はなくて良い」
「はあ!? 気は確かなの!?」
「確かじゃないけど確かだよ」
その後、彼は何か言っていたが、聞いていなかった。
泥被りの胸板を踏む。そして、その鼻すれすれに、棍棒もどきの先端。
私は、この棒を両手に持って、怒りの限りに顔に振り下ろした。何度も。酷い音が森に谺したかもしれない。
そうしているうちに、私は、叫んでいた。
「お前は、私じゃない!」
そうだ、これは、私ではない。この泥被りは、決して私ではないのだ。私ではない。私と認めない。私であると認めたくない。誰が何と言おうと、これは私でない。これに、私はならない。なりたくない。なってたまるか。
「お前は私じゃない!」
そう、何度も叫んだ。
が、これで決着は当然つかなかった。泥被りが、立ち上がってしまった。そして、息を荒げて、逃げてしまった。
無論、これを私は追いかける。
「おい! 襲いかかってきておいて逃げるんじゃない!」
私は、いつしか泥被りに追い付き、泥被りの頂を打ち続けていた。泥被りは、打ち続けるうちに、走りが遅くなり、仕舞いには、膝をついた。それでも、私は怒りの限りに打ち続ける。
私は、恐怖と憤怒でぐちゃぐちゃだった。顔が変に歪んでいたかもしれない。申し訳ない、許してほしい、⬛⬛⬛⬛。今のこの顔だけは、君に見られたくないよ。
泥被りが先程のようにうつ伏せになって倒れた頃合いには、私は打つのをやめていた。棒は、適当に投げ捨てる。
「く……………そっ……………」
微かにそんな声が聞こえる。直後、泥被りの体が融解し始めた。
「こんな………はずで……は…………なかっ……た……」
勝った……。本当に、勝った……。
と、思っていたのだが。
「あは……は……ははあ……あははははははは!!!」
泥被りが高笑いする。生きている!?
「これで終わりと思うな!」
土壌へ融けながら泥被りは言う。
「私が負けても、おのれを息ができないようにすることはできる! 進んでいることだからな!」
……。
次の章節を「決」とする。
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