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general
もっと深いゾーンに入ると
誰かを憎むという感情が
芽生えてきます
しかし
相手を憎んで過ごす時間は
もったいないとしか
言いようがありません
人生は一度きりであり
時間は今この瞬間も
刻々と過ぎています
手のひらにすくった砂が
少しずつこぼれ落ちていくように
私たちに与えられた
時間も失われているのです
そう考えると誰かを
憎んだ時の自分への言い方は
次のようなものに
なるのではないでしょうか
自分A
あいつのことは絶対に許せない
自分B
そう考えているオレの顔を
鏡で見てみなよ…あいつみたいに
醜い顔になっているよ
自分A
だけど この気持ちを止められない
自分B
あいつのせいで醜くなるなんて
さらに被害が増えるだけだよ
オレの人生がもったいないよ
自分A
これ以上 かき乱されるのはごめんだ
憎んでも自分が損をするだけか
自分B
あいつはどうせバチが
あたるんだから放っておこうよ
このように
丁寧に 丁寧に対話してください
心の奥に刻まれた感情は
なかなか消せません
しかし対話を重ねることで
徐々に小さくなっていくはずです
心の傷は手術の傷跡に似ています
メスで刻まれた傷口は
縫合することで徐々に
皮膚同士がくっついて
やがて一枚の皮膚に戻ります
この対話は手術でいうところの
縫合のようなもの
最初は人工的な処置ですが
人間が本来持っている
自然治癒力が働いて
徐々に傷が目立たなくなります
強い憎しみを抱えている場合
自分対自分の対話でさえも
ジクジクとした痛みが
伴うかもしれません
しかし結局はそれが
傷口を癒す近道になるのです
#小林弘幸
#人生で一番役に立つ言い方

general
若い人でも同じですが
人前で不機嫌になるのは
完全なる甘え
不機嫌でいても
周りが許してくれると
思っているから
不機嫌でいられるのです
これがもし
とんでもなく偉い人や
大事なお客様と一緒にいたら
不機嫌でなんていられません
不機嫌どころかとびきりの
笑顔で応対するはずです
それをしなくていいと
甘えている人が平気で
不機嫌でいるわけです
不機嫌でいる人は
それだけ恵まれた環境に
いたのだと私は思います
会社でも年次を重ねるごとに
立場が上がり
みんなが気をつかってくれる
不機嫌でいたら
周囲がご機嫌を取ってくれる
そんな環境での生活が
染みついている人も多いでしょう
しかしそんな態度をずっと
取っていたら どんどん寂しい
人生になっていきます
周りに甘えて不機嫌でいる人は
これを機に上機嫌の人生を
はじめてみてください
自律神経の専門家として
いわせてもらえば
環境に恵まれ不機嫌が
許される人生を歩んできた人は
自律神経にとってあまり
よくない環境にいたといえます
周囲に恵まれていると
どうしても周りに期待する
ようになります
するとどんどん要求が高まり
してくれないから腹が立つ
なんでしてくれないんだと
不平不満を感じる機会が増えます
それだけ
自律神経を乱す機会が増え
肉体的にも精神的にも
負担の多い生活に
なってしまうのです
その点周りに期待せず
自分の機嫌くらい
自分で取るのが当たり前の環境で
いつでも上機嫌でいる人は
それだけで自律神経が整いやすく
血流もよくいいコンディションで
生活することができます
考えてみれば
上機嫌でいることは これ以上ない
健康法のひとつなのです
#小林弘幸

general
誰かにそう聞かれたら 私は
"ゆっくり生きること"と答えます
健康のすべてがこの言葉に
集約されています
人体を支配している自律神経
心臓や胃腸を動かしたり
血液をつくり 血管を収縮させる
人が意識して動かせない部分
この自律神経が乱れると
たちまち体の調子が悪くなり
果ては病気になってしまう
残念ながら 多くの人が過ごす
多忙で落ち着かない日常は
自律神経がもっとも乱れやすい
ライフスタイルです
心臓や胃腸の働きが悪くなり
血液の質が下がり 血流が悪化…
結果 心臓や脳の疾患 血管系の病気
胃腸のトラブルなどを起こします
「ゆっくり歩く」
「ゆっくり話す」
「ゆっくり食べる」
「ゆっくりとした動作」
すべての日常のテンポを 少し
ゆっくり行うようにしてみる
そして何より呼吸もゆっくり
長生きは"長息(ながいき)"です
長く深く鼻から息を吸い
長く深く口から息を吐く
日々 勝手にあくせくと
生きているのは我々
時間は…人生は
ゆったりと流れている
#小林弘幸
#菜根譚
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