予防医学に関するコミュニティ投稿【2025】|予防医学セミナー,防犯予防措置-Gravity SNS

こんにちは
読書記録です

人体600万年史
科学が明かす進化・健康・疾病
ダニエル・E・リーバーマン著
塩原通緒訳

まず、人類の祖先が600万年前にチンパンジーとの最終共通祖先から別れて、どのように進化してきたのかを解説しています
直立二足歩行をするようになったことで、長距離歩行することが可能になった、自由になった手で食物を運ぶことが可能になった
自由になった手で、地下の塊茎を掘り出し、肉食動物の残した肉を得て、石器を使って、骨から肉を切り取り、骨を割って骨髄を取り出すようになった
肉食になり、火を使って調理をすることを覚えて消化に良いものを食べるようになったため、胃腸が小さくなった
反対に脳が大きくなり、集団規模を拡大して、社会的知性を高めることに適応した
人類の食生活に革命を起こしたのは農耕と牧畜による食糧生産である
パンや米食から始まり、現代のお菓子やジュースなど、糖分が多く、繊維の少ない、消化に時間のかからない食物を中心に食べるようになった結果が、現代のいわゆる生活習慣病の蔓延に繋がっている

人間の身体は狩猟採集の活動をすることと、飢餓に備えるために進化した
だから適度に運動した方がいいし、座りっぱなしだと筋力が衰えて腰痛に悩まされるようになる

また、糖分、塩分、脂肪分の摂りすぎは病気になるので、炭酸飲料税、スナック菓子税、ファストフード税、ジュース税などの導入を真剣に考えるべき時にきているように思います
また、あえてエレベーターやエスカレーターよりも手前に階段を設置することで、階段を利用させるようにすることも必要かもしれません
自家用車へのガソリン税を高くすることで、歩いた方が得だ、自転車の方が得だ、の制度にして、身体を動かす動機づけをさせる必要があるように思いました
日本においても、医療費の増大は国の予算を圧迫しています
健康的な生活に導くための税制度、法制度を検討するべきなのかもしれません
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