今日、後輩からいろいろ相談を受けて、いつものように答えてたら、チームのリーダーが苦笑いしてた。昼休み、更衣室で歯を磨いてたとき、リーダーが「アイツ、いつまであんななんだろうね。もう入社10年目でさ……1から育てなきゃダメかね」と。正直、俺もイラっとすることは多い。でも、だからといって人に、大して歳も違わない後輩を悪く言いたくはなくて、曖昧に頷くしかなかった。彼は、他部署の人の名前も取引先も、ほんとに覚えない。回ってくる情報も、会社の動きも、ほとんど頭に入ってない。なんでだろうなって考えたとき、能力っていうより、興味の問題なのかもしれないって思った。興味がないと、人ってほんとに覚えない。逆に俺は、仕事がけっこう好き。立派な理由があるわけじゃないけど、仕事にまつわることには自然とアンテナが立つ。休日に仕事関連のイベントがあれば、半分趣味みたいなノリで覗きに行ったりする。他のメンバーも似たような感じだけど、彼は、まあ、来ない。彼は趣味が多い。アウトドアとか自転車とかカメラとか。休日は、完全にそっちに切り替えてるっぽい。逆に俺は、無趣味なぶん、仕事にキャパの大部分を割けてるのかも。趣味が仕事みたいになってる自分が悲しくもあるけど…案外、人のキャパってそんなに変わらないのかもしれない。ただ、どこにそれを使うか。それだけのことなのかもしれない。そう思った。#キャパ #無趣味 #仕事が趣味の悲しい人間