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ひでくん
※長いから興味があればどうぞ。
去年 病気になるまで仕事も家庭も育児も フル回転で頑張ってきた。仕事では部下を教育しながら部下の仕事 もし、上司に頼み事をしながら 上司の仕事もしてきた。周りから信頼され笑いに溢れ酒を飲み、我ながら うまくやってきたものだと思う。
家庭では 共働きで夫婦の時間は全くなかったけれど 協力しあい、娘に恥ずかしい思いだけはさせないように自分よりも娘を優先して頑張ってきたし、良き父親であるように娘をいろんなところに連れて行ったり一緒に遊んだりして絵に書いたような幸せな一家だったと思う。
激しい痛みは突然だった。去年の初め頃から体の痛みやだるさには悩まされていたが、倒れるように動けなくなった。原因不明 治療法も不明という底なし沼の難病にかかり、体のいたるところを槍で思いっきり 突かれたような痛みが走る日々。慢性的な痛みや 味わったことのない 倦怠感もあった。当然 市販の鎮痛薬なんて効果がなかった。とても仕事ができる状態じゃなかった。山積み だった やることを放り投げることしかできなかった。
そんな俺を妻は白い目で見ていた。冷たかった。もう限界だった。ただただ 休むことしかできなかった。
今は傷病手当で何とか食いつないでいるが、すぐに住宅ローンも追いつかなくなる。今は 専門医に通っているが とにかく薬を飲んで寝ていろという指示で、誰も訪れることのない部屋で孤独に過ごしていた。気がつけば 川に飛び込もうとしており 警察に保護された。家族での話し合いは死んで欲しくはないというものだった。でもなぜか心から言ってるようには聞こえなかった。俺は本当におかしくなってしまったのか。
そんな生活が半年間続いた頃 俺は Gravity というアプリを知った。グラビティでは幅広い世代の人々が 各々思うままの話を楽しんでいる。自分も会話に参加して夢中で楽しんだ。こんな気持ちは半年ぶりだった。涙が出た。涙が止まらなかった。そんな俺に手を差し伸ばしてくれる人がいた。嬉しかった。ネットで知り合っただけの関係で、本当の友達と言えるかどうかは分からないが、手を差し出し 微笑んでくれてるように感じられたその人は、奇跡のように思えた。優しさが 優しい言葉が心に染み付いて離れない。あの暖かさはそこでしか味わえないものだった。屈託なく お互い本音で話せる、顔も知らない素性もわからない だからこそできることだったのかもしれない。
でも 俺はそれに救われた。そして優しすぎる言葉と弱すぎる 俺の心は早く病気を治したいという欲を生み出した。欲はエネルギーに変わり 俺を 意欲的にさせた。今までできなかった 何かをしようと行動を起こした。横になった状態でやれるならやってみたい。この病気の完治率は2割ぐらいだが2割という数字の見方が変わっていて、2割治るなら2割に入ってやろう。そう思うようになっていた。
俺は Gravity でその夢のような人と出会い、そして本当に夢を見ていた。夢からはいつか覚めなければいけない。2割の限られた門を通るために俺は現実を見て、戦っていかなければいけないんだって改めて思った。
病気は孤独だ。孤独を受け入れて前に進んでいくしかない。誰に頼んでも助けてくれることはない。
#線維筋痛症 #男性線維筋痛症
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ひでくん 投稿者
こんな長文読んでくれてありがとう。病気に対して、グラ前とグラ後では俺の姿勢は大きく変わったよ。なな君との出会いもそう。孤独だったんだ、半年間。体の痛みよりそれが辛かったんだってわかった。2割…打率としては低いよね。それでも沢山の調査兵団の犠牲の上にある。完治しなくても色んな付き合い方があるけど、今の俺は治るためならなんでも前向きにやるつもり。エルヴィンと呼んでくれ。
漢 aka なな。
2割の奇跡を信じて進むひでさん、本当にロックで胸打たれました。