なかやまきんに君が空に向かってポージングをしていた。高校3年生の冬、帰り道にそれを見た。思わず僕も全裸になり、フロントダブルバイセップスで空を仰いだ。

共感で繋がるSNS

投稿

境界性コリー

2025/08/28

なかやまきんに君が空に向かってポージングをしていた。高校3年生の冬、帰り道にそれを見た。思わず僕も全裸になり、フロントダブルバイセップスで空を仰いだ。
すると眩い光を燦然と放っていた太陽から山岸秀匡が舞い降りる。彼のあまりの神々しさとテカテカのオイルを直視できず、僕はポーズを変える事もできぬままターンし、バックダブルバイの姿勢を取り続けた。モストマスキュラーで対峙するなかやまきんに君も柱の如く太く眩い筋光に敵わず、バックダブルバイを取った。
そんな最中、直視を辞めない漢が居た。
合戸孝二は片目を失明しながらもモストマスキュラーを崩さず、そのまま息絶え石になってしまった。これが後の、金剛力士像だった。
あの夕暮れ時の出来事を忘れられない僕は、今でもここにお参りに来る。