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すん
町田そのこさん
連作短編形式で綴られる町田そのこさんのデビュー作。
解説にもあるように、各章の冒頭一文で物語に引き込まれる力があり、短編でありながらも一貫した温度とテーマが全編を通して流れています。
登場人物たちはそれぞれに傷や孤独を抱え、居場所を求めて懸命に生きています。
読み進める中で胸が締めつけられるような描写もありますが、ただ苦しいだけではなく、その底にある微かな優しさや救いが静かに心に染み入ってきます。
「52ヘルツのクジラたち」でも感じたことですが、町田さんの作品には、声にならない想いや、人知れず生きづらさを抱えた人々へのまなざしが丁寧に描かれており、そこに一貫した誠実さがあります。
デビュー作とは思えない深さと優しさに満ちた一冊でした。
#文庫本 #読書 #読了

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