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ろびのわーる
1985年/イギリス/115分
ジャンル:ヒューマンドラマ/コメディ
監督:ピーター・グリーナウェイ
キャスト:アンドレア・フェレオル/ブライアン・ディーコン/エリック・ディーコン
【あらすじ】
動物園で働く動物学者のオズワルドとオリヴァーの兄弟は、自動車事故で同時に妻を失う。車を運転していたアルバはその事故で片足を切断する。その後兄弟は、動物が腐敗する過程を記録するようになり、生物の進化を辿ったフィルムを憑かれた様に見はじめる......。
【見どころ】
① シンメトリーの構図。
② 動物の死と腐敗。
③ 欠損した体。
④ フェルメールへのオマージュ。
⑤ 哲学的な問いかけ。
【感想】
これなんだろう。すごく嫌なものを見たのに、すごく良いものを見たような後味。
愛する者の死を受け入れられなくて、生物の生と死にどんな意味があるのかを探究する。気持ちはわかるんだけど、その手段というのが動物の死体を観測すること。絶望で壊れちゃったのかな。
とことん悍ましい映像。動物の死体に虫が湧き腐敗してゆく…見たくないけど目が離せない。映像が早送りなのもあって意外と見ていられる。
そしていろいろ考えさせられた。
生物は何のために生まれ、何のために進化し、何のために死ぬのか。世界はその答えを導き出すためにシミュレーションを行う装置なんじゃないか…なんて思ったり。
最大の幸福も最大の不幸も、どちらも愛がもたらすもの。 2人の狂気から逆算して、どれだけ妻を愛していたのかがわかる。
シンメトリーの構図や、双子や両脚など、“対”になったモチーフが何度も登場する。
左右対称のものは美しい。美しいことは正しさでもある。
つまり「生」と対になる「死」も…。
※考察の続きはコメント欄に
音楽が印象的だった。シンプルなんだけど考察を促される感じがして、物語に引き込まれた。
実験的で哲学的。そして人間の弱さや愛の恐ろしさも感じられる素晴らしい作品だった。
#映画 #UNEXT #ヒューマンドラマ
#zoo #難解

コメント
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さすら
平原綾香さん、そんなに沢山クラシックを歌にされてるとは知らなかった。
#kanayoru

しずか-
忙しいなかサイン書いてくれるだけでありがたいと思わな。
なんか最近、騎手をアイドル化?アイドル扱い?の様相でいる人達がいて辟易する。

た

やえ
#明日はもっといい日になる

サキ

あべち

天空(青
薄々勘付いてたけどマーセナリーズのレオン使いづらい…
いや、使いやすいけど点数が伸びにくいと言った方が正しいか

鎖骨

辻󠄀ち
上演時間はどのくらいだろう?

あかり
回覧板まわすの、めっっっちゃ早い
#スーキャス
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Chloe
音楽のマイケル・ナイマンは「英国式庭園殺人事件」「数に溺れて」でもグリーナウェイとコラボしています。 私は「プロスペローの本」が好きですが、こちらもナイマンが音楽を手がけています。