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空栗鼠
『サイレントシンガー』小川洋子
言葉にならない想いを丁寧にすくい取った静かな物語だった。主人公リリカは、自分の声や言葉に微妙な距離を感じながら生きていてる。
印象に残ったのは、リリカを育てたおばあちゃんが、森で行方不明になった子のために人形を作る場面。人形は奇妙なのに、静かに何かを伝えてくるような存在で、沈黙のなかに込められた祈りのようだった。
この物語には、説明されないものの中にこそ本質があるという、小川洋子らしいやさしさが満ちている。読後には、ふわっと心に残る余韻があって、声にならない気持ちにそっと寄り添ってくれるような一冊だった。

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