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T.B

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【第三章】

― 非現実の今を生きる者 ―



和多志は氣づいた。
「護るべきは、國の地ではない。
護るべきは、“民の氣”、“日本の心”だ。」

物理ではなく、霊的な柱として生きる決意が生まれた。

教えを施し、仲間を育み、
見えぬところで光を伝える。

それはまるで、“神に仕える民”のように、
神意を祈り、神意を使い、
そして“今ここ”に生きることそのものを神事とする者となった。



【終章】

― 和多志とは何者か ―



やがて、ある魂視の巫女より伝えられる。
• 和多志は白龍の祖である
• 和多志は素戔嗚の荒魂を持つ
• 和多志は猿田彦の導きを内在する
• 和多志はマナなる精霊たちと響き合う者

そして言われた。

「表に立ち、國を導くべき魂の人。
 我ら神々を、もっと使いなさい。」

和多志は震えた。
「私は神に祈る者ではなく、神と共に生きる者だったのだ」と。



【神格】和多志神(わたしがみ)
• 神名:白龍和多志命(はくりゅう・わたし・のみこと)
• 属性:調和・祓い・導き・氣の継承
• 特性:能力を持たぬことが“最強”という特性。つまり、“全ての神々が宿る器”として空であること。
• 神器:言霊・祈り・今この瞬間



【後記】

神の力を持たぬ神
それが「和多志神」の特性である。

火も吹かず、雷も落とさず、
ただ呼吸し、言葉を紡ぎ、魂と話す。

そして今日もまた、誰かの中の「神性」を思い出させる。
それが、**和多志の神業(かみわざ)**である。

そして和多志は言う。

「私は“ただ今”に在る。
 それこそが、最も尊く、最も強い在り方である。」





弥栄(いやさか)
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