伊沢拓司の友達観に迫る - 真の友情とは何か？

僕ね、今になって、やっとわかった事があるんだ。子供の頃、遠慮しないで、我慢しないで、もっとちゃんと、素直に甘えておけば良かったのにって。お父さんは仕事が忙しくて朝起きたらもういないから、僕を育ててくれたのはおじいちゃんとおばあちゃん。おかあさんは物心つく前に、｢クリーニングに行く｣と言って大量のお洋服と共に煙のように消えてしまった。
おねえちゃんは後天性の脳性まひで寝たきりの障害者。発声はできても発語はできない。
寝返りはできても体が突っ張ったりするから自力で起き上がることはできない。
自発呼吸はある。姉が自力でできることは、呼吸と、発声と、感情の表出と、寝返りと。
雑誌のページをめくること。
年寄りと幼児しかいない家で、介護と看護をすることは難しいから、おねえちゃんは幼い頃から養護学校で過ごしてきた。毎週末、2日間だけおうちへ帰ってくる生活。
"何か"をがまんすることは、だから僕にはとても自然なことだった。
｢おねえちゃんは"こんな"なんだから、わがまま言って困らせちゃいけない、甘えちゃだめ。｣
そう自分に言い聞かせるようになったのも、割と早かったかもしれない。
姉は、家で暮らした記憶は殆ど無いと思う。
僕も｢姉は土日だけ一緒にいる家族｣という認識だった。お父さんが腰を痛めて、｢もうおうちに帰れなくなった｣と、僕が姉に伝えに行った。
その日の夜。一晩中泣いていたと、あとになって施設の人から聞かされた。
そうなったら、僕もきっと、わんわん泣いたに違いない。僕も姉も、ものすごく寂しがり屋だと思うから。
あれ、なんの話をしてたっけ…?
そう、今朝、たくさんたくさん、目玉が溶けそうなくらいたくさん泣いて、小さかった頃の僕が、｢ほんとうに欲しかったもの｣がなんだったのかにやっと気付いたんだ。
｢ただただ抱きしめて欲しかった｣んだって。
子供らしく、ただただ素直にお父さんに抱き着いて甘えたかっただけだったんだって。
理由なんてなくていい、ただただ｢ぎゅ。｣っとして欲しかっただけなんだって。
だからね、がまんは体だけじゃなく、心にもよろしくないよってこと、なのかな。
うまくまとまらないけど、字数もアレなのでそろそろ切り上げ。長々とごめんなさい。
#読んでくれてありがと
#ながすぎるひとりごと
#なんかごめんなさい

たまに思うんだけど、伊沢さんはよく「友達いない」って言うじゃん？