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あやめ(小説の化け物

あやめ(小説の化け物

#長文#執筆 #恋愛小説

《僕と彼女の行く末に振り向いて》1話



「一緒にいこ」
この言葉に苦労した。
僕は物凄く悩んだ、それは進路のこと。


別々の私立の中学校に進学して、それでも頻繁にふたりで遊んだ。それはもう、学業の片手間とは言えないほど。
それでも学業に心配は要らなかったのだ。なぜだったかと言えば、僕が秀才の優等生だから。
…………あぁ、恥を惜しむ必要を感じないや、要するに僕は才人というやつだ。自頭がいいんだ。だから短時間の勉強で実になるんだ。オブラートなんて、たった今胃液で溶かしてやった。

……それでもふたりは対等な関係だった。なぜなら彼女も秀才だからだ、ここに否定の余地は、僕が入れさせない。
中学でのふたりの思い出は、幾億の星の数ほどあるもので。だからこそ僕は、彼女の正面に立った時も「一緒にいこ」という7文字を重く感じてしまっていた。

そんな時に思い出すのは、彼女の笑顔だった。
笑った時の、友達に見せる両手で口元を隠す仕草と、僕の前だけで見せる片手での同様の仕草とで、僕の前でだけは少し違うところとか。
左手だけで口元を隠しているおかげで、僕だけが彼女の左頬にできる笑窪や笑いシワを見れているところとか。それが愛おしく感じてしまったのだ。

彼女を失いたくない。そう思ったときから、その言葉は溢れていた。
そして彼女が応えるまでの間もない時間。僕は待ち受けているまだ見ぬ将来を、息を飲んで嘱望(しょくぼう)していた。

「いいよ」
いつもと同じ笑顔で…それでも、いつもよりも特別な笑顔で、彼女がそう言ってくれた時から。 ―――――僕は、僕の気持ちを自覚していた。
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コメント

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友達の馴れ初めを書いてみました! 何話で完結するかはまだ分からないし、馴れ初めを書き終えても随時更新するかも分からないです。 それでも、皆さんが楽しんで読んでくれたら満足です。

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あやめ(小説の化け物
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ちょっとゲシュタルト崩壊してました。 片手で口元を隠していたのは右手です。
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