対象者が忌避感情を持つ語彙の範囲によって対象者を評価・ラベリングする行為。直接的に相手に伝えているとき「悪口」と呼称し、対象者のいないところで対象者に関係する者に伝えているときは特に「陰口」と別に呼称する。このとき「対象者を傷つける意図」があるかどうかは無関係である。意図は「対象者をラベリングして評価しようとする」に範囲があり、そのなかでも、対象者が嫌う語、語彙であるときに「悪口」となる。社会一般通念による忌避されるべき言葉は、おおむね「対象者も忌避するであろう」見込みがあるので使うべきではないが、対象者の価値観によって「悪口」となるかは大いに分かれる。個人的に、私に向けられる「馬鹿」という評価ラベリングは褒め言葉である一方で、「頭いい」という評価ラベリングは悪口にしかならない、という価値観がある。
特定の個人や集団を対象に行われるものであって、対象への社会的評価や信用を毀損するために、第三者に対して行われる言説の吹聴である。その言説の内容の真偽は問われないが、その社会的な評価や信用を毀損すべく悪意をもってなされる言説である。また行為の対象である第三者が特定の者か不特定の者か、また個人が複数人かは問われない。