これはクワインなどの翻訳の主張などから考えても完全に同意します。日本語には日本語でしか考えることのできない独自の文化による言葉が確実にあって、それはよろしくお願いしますだけではなく例えば、さようならは、左様なら、という古い日本語が使用と状況に合わせて少しずつ次第に意味を変え、今の日本語だけの さようならとして誕生した言葉です。つまり、ある言語の単語の要素はその国で育ちその国のネイティブスピーカーたちの話す環境で能力的遺伝を除けば実質0の状態から言葉を意味のまま習得し直接のダイレクトな意味のまま習得するから、なまの現場の意味がそのまま頭に入り込んできます。なので、日本語をかなりの若年の頃より遅れて文法書や語学テキストだけから日本語のありのままの意味を理解することはおよそ困難ですし、実質不可能と言っていいと思います。実際に日本に来て日本語を話す日本人たちと日本語を使う実際の場面を合わせて経験し続けることで、やっと「よろしくお願いします」という日本語の意味を知ることができるのだと思います。名詞を除いて意味が完全にぴったりと重なる言葉は実質ありませんから、日本語特有の言い回しのみならず、各言語のこうした決まりきった日常のフレーズもそれにぴったり意味の合う言葉は、英語とドイツ語の単語の相似、日本語と中国語との漢字の相似といったもともとの言語の近親性を除いてはないと考えられます。つまり「よろしくお願いします」はNice to meet toともHow do you doとも違うし市販されている英語テキストの日本語のこの文章は英語で何て言うのか、みたいな例文どれにも当てはまらない、正真正銘の日本語の「よろしくお願いします」です。Excellent!