私にとっての「思考力を高める本」は、“教えてくれる本”じゃなくて、“呼びかけてくる本”。何かを学ぼうとして読むんじゃなくて、自分の中の何かがふと呼び起こされて、「気づいてしまう」ような本。そういう感性で読むことそのものが、私の思考なんだと思う。私の内側をふわっと撫でて、でもいつのまにか深くえぐるような“文体”や“余白”を持ったもの。そこには、言葉にならない問いがひそんでいて、それをずっと心の中で育てるようなもの。たくさんの人の感性が、きらきらと舞うようなことばに、心を鷲掴みにされる。何度も何度も読みたくなる。時間をおいてふと思い出したとき、前と違うみえ方をすることもある。ひとつのお話なのに、自分が変わることで、温度も変わる。そうやって読み返すたびに、思考が、静かに、でも確かに深まっていく。私が好きなものたち――竹取物語、坊っちゃん、枕草子、ヴェルレーヌ、スイミー、杜甫の詩……そのすべてに「リズム」「空気」「音」「余韻」がある。思考は理屈じゃなく、「感触」として動き出す。「沙羅双樹」という響きに出会ったときの、あの衝撃も、たぶん忘れない。特別なことはしていない。ただ、国語の教科書がだいすきだっただけ。思考力を高めるって、私にとっては、同じことばを何度も何度も読んで、そのたび、心の奥のちがう場所がふるえること。答えを出すためじゃなくて、自分の変化を照らすために読む。そういう読書が、私の思考を育ててきたと思います😊
変化球ですがラファティというSF界のほら吹きおじさんの本を推します。その方の文章はなぜそんな発想が出来るんだ!というような奇妙奇天烈で、思考や発想の可能性を見せてくれます。おすすめは「900人のお祖母さん」です。絵は本文と関係ありません
おすすめかどうかはわかりませんが、このような本があるようです。Amazonプライム会員は無料で読めるトカ?私は「考えすぎ」と言われることが嫌いなので逆に目に付いてしまいました。Kindleにて読むことが出来ます。