戦争がなくならない理由は何か?

憂い顔の騎士

山田
としゆき
闘争それ自体が人間生存のプロセスにとって欠かせない切っても切り離せない本質だから。

ノゾ
生き延びるためのリソースを当座の必要分を得るのみならず、それが不足する未来に備えて蓄える欲も生み出す。それを生み出し続ける安定した供給源を確保する欲も生み出す。
同じそれらを必要とする他者は、それを奪う可能性に他ならず、だから人も国も他者への潜在的な恐れを必ず持つし、恐れるから武装する。
武装するから相手の恐れを高め、相手は先んじて手を打つ。
こうして争うことになる。
すると争いを根本的になくすには欲を放棄し「別に生き延びなくてもよい」と意思する必要があり、するとみな死ぬ。
ゆえに生きることと争うことは裏表の関係にあって、決して分かつことができないことがわかる。

蘇我霊幻道師准尉
みんなが皆んな何もしたく無い、死んでも良いと思ってたら「戦争」なんて起こらない。いつまでも自分は他人より「少し」上に居たい。それだけで「下」を創り続けようとする。それが顕著に現れるのか「武力による鎮圧」。戦争の勝敗なんて結局は鎮圧でしか無い。相手を黙らせる為なんだから。

