あなたが観た映画の中で最も不快だった作品は何ですか?
作品の出来不出来ではなく、哲学の星らしくその構造やメッセージに着目して挙げて下さい。
因みに私はファニーゲームとトレインスポッティングが同率首位です。前者は吐き気を催す暴力性の共犯構造を否応なしに成立させてくる点、後者は2度と観たくないと思わせる悲惨さと悲しみにを直視させられる点が無理でした。作品としては両方とも高く評価しています。

憂い顔の騎士
ラストで、泥棒のボスに、殺されたコックの丸焼きを食べさせるシーン
初めて映画の後、吐きそうになった
としゆき
アドルフヒトラーを明確な論理的な根拠を明示せずに、彼特有の喜劇スタイルと単なる独裁者嫌悪の反感だけで否定しているだけにしか解釈できなかったからです。
視覚と聴覚の両方にうったえかける映像作品独自の表現方法では、構築された思想の根幹をそれだけで否定し反論の根拠にするというのは土台むりがあります。
また、映画という多くの大衆にすぐに提供できるメッセージ手段というのは、直接的な感動と娯楽を大衆に提供しやすい分、詳しい政治的知識・事情の知らない映画監督による政治的映画の根拠のない扇動的メッセージは政治への悪影響も十分に考えられるといった点で極めて無責任な行動だとも考えています。
なんであれ、感情で思想そのものを否定するというのは言語道断です。

イチロー

P
理解しようとしたり、理性を保ちながら見ようとすればするほど不快感が増していきます。おそらく主題は責任不安にあるのでしょうけれど、考えるほど自分も不安に駆られます。
音とかも不快で、視覚聴覚はじめ不快の海に溺れていくような気分でした。
ディビット・リンチ監督は本当にすごい。

〆さば

