多分、心理は大きく二つある。一つは自分が見られて恥ずかしい、というもの。もう一つは他人に不快なものを見せては申し訳ない、というもの。僕は50代の男だが、後者の心理で、雑だが隠す派。若い頃は前者の心理だった気もするけどあんま覚えてない笑
……。うーんとね、ハッ……。ちょっと今日は民俗学な脳なので、LGBTQを出来るだけ端折って、民俗学的な象徴としてのお話だけ。普段隠されているべきところを人前にだすのは、その人を呪う行為です。「あかんめぇ」「あっかんべー」など、マブタの赤いところや、舌を相手に見せるのはだいぶ薄れた現象とはいえ、現代にも残っています。ファミマの前で大谷がオニギリに口を開けているノボリをみて、日本はこうした基礎民俗すら忘れたのだなぁ、とは思いましたが(本来、口を開けてみせる、食べかけを見せるなども、呪わしい行為です)。この点からすると、赤身は本来みせてはいけません。皮さえ被せておけば最低限、他害はありませんが。
自意識差だと思います。人が自分を見ている。人が自分に対して何らかの評価をする。自分が人に不快感を与えるかもしれない。これがなければ隠すことがまず頭に浮かばない。すっぴんで外に出るかどうかも似ていて、歳をとってきて「恥ずかしい」という、より「汚いものを見せて人を不快にさせてはならないから、最低限のメイクはしよう」と思うようになりました。