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忍

小説家希望 もしも、詳しい人がいたら教えてください! 文章書くのは苦手ですが 想像して書くことが大好きです。 それから、友達になってくれると嬉しいです! もしよろしければ物語りの感想書いてくれると嬉しいです♡
埼玉
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忍


「...僕少し出かけてくるね...すぐ戻るから」と優はそのまま出かける
「あぁいってらしゃい...玲美は私達に任せてくれ」と神様は優しく声をかける
「わかりました...お願いします」と優はにっこりと笑う
「...よし、菜月行くぞ」と神様
「わかったわ...ね、ひとつ約束して欲しいことがあるの...もしもわらわが青空様を止める事が出来たら願いを一つだけ聞いて欲しいの」と菜月は振り返る
「わかった、事がすんだらいつでも話は聞くぞ」と神様
「ありがとう...わらわ頑張らないとね」と菜月は伸びをする
「...私も伝えたいことがある...絶対死ぬなよ、」と神様は菜月を追い抜く
「羽の調子はどう?まだ痛む?」と菜月は神様の顔覗き込む
「...こんなのかすり傷にしか過ぎない」と神様は羽を広げる
「行きましょうか...」と菜月も羽を広げる
「何気に初めて見たかもお前天使だもんな...やはり綺麗だ」と神様
「あの森にどう入ろうとしてるのですか?出禁にされてるのに」と菜月は神様の隣を並ぶ
「正面から突っ込む、迷いなんてないぞ玲美が守れるならどんな手でも使う」と神様は真っ直ぐ前を見つめる
「貴方らしいですね...生きてないと怒りますからね」と菜月はやれやれと首を振る
「珍しいな、止めると思ってた」と神様
「貴方を止めるのどんだけ大変だと思ってるんですか?...聞き分けが悪いのは今始まったことじゃないので」と菜月
「着いた...夕暮を探すぞ」とか神様は森に正面突破する
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忍

「わいはあの子を手にしたいなぁ…お願い出来る?」と九尾は青空をちらりと見つめる
「かしこまりました…少々お待ちいただきたい」と青空
は頭を下げる

その頃神様と優は…
「どうするんですか?僕やっぱりもう1回行きたいと思います」と優は居てもたってもいられないようだ
「…落ち着け慌ててなにになる…夕暮がそばに居るみたいだ…きっと大丈夫…信じよう」と神様は椅子に腰をかける
「…ごめん…僕のせいだよね…なんでこんなに近くにいたのに気づいてなかったんだろう…アホだね…」と優は落ち込む
「自分を責めるな…それが理由なら私だって気づいてなかった…お主がアホなら私はクズになる…神である私が人間の変化に気づいてやれなかった…申し訳ないと思ってる」と神様
「…んっ〜やっぱりじっとしてられないよ!なんで菜月は貴方に矢を放ったの?なんで僕を気絶させたの?」と優は立ち上がる
「私をあの森に近寄らせない為だろ…あの子なりの優しさなんだよ……きっと…」と神様
「貴方は隠し事が多すぎます話してくださいなぜあの森を出禁されたんですか!?」と優
「私だって話せることと話せないことがある…わかってくれ…」と神様は頭を抱え込む
「…馬鹿じゃないの?いつまで逃げてんの?そんなだから貴方は変われない成長出来ないんじゃない?」と扉に寄りかかる菜月がいた
「お主!!なぜここにいる!」と神様は顔を上げる
「迎えに来た…貴方の事を連れててあげる」と菜月
「何言ってんの君が僕達を追い払ったんでしょ?」と優
「まぁ、落ち着いてよ…わらわだってやりたくないんだよ貴方達を傷つけたくない」と菜月は眉を八の字にさせる
「ねぇ、青空様っていったいなんなの?」と優は見つめる
「青空様は神様の中の一番偉い立場の人だよ」と菜月
「どうゆう事?説明できる?」と優は冷静になる
「難しいんだよね簡単に言えば青空様がいなければこの地球は消えているって事…あの人を怒らせれば災害が起こるし、へたせすればこの地球事無くすことだって出来るんだ…」と菜月は説明する
「だから貴方達は青空様の命令を逆らう事ができないって事?…それだったら僕が行けば何も問題ないよね?」と優は立ち上がる
「今は夕暮を信じるしかないよわらわ達が出来ることを探そうよ」と菜月は優を止める
「あいつに出来るのか?…あいつはいつ裏切ってもおかしくないぞ?」と神様は口を開く
「約束したんだ…大丈夫…約束は必ず守る馬鹿だから…」と菜月
「僕に出来る事は?じっとしてられないんだよ…怖いよ」と優は怯えている
「わかってる…わかってるから大丈夫…夕暮を信じよう…大丈夫だから」と神様は優の頭撫でる
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忍


「…玲美…さっきの話は無しだ…結婚とかそゆうのはなしだ…でもこれだけは言わせてくれ俺もあいつに負けないぐらい玲美を愛してる!あいつに少しでも隙ができたら俺が奪いに行くからな!」と夕暮は耳まで真っ赤にして言う
「…えっ、でもそしたら街はどうなるの?」と玲美
「…俺もあの街が無くなるのは困るだから救うに決まってんだろ?」と夕暮
「…この羽織暑いから脱いでいい?」と玲美は羽織を脱ごうとする
「それはダメだ…絶対脱ぐな…守れなくなるから」と夕暮は乱暴に女の子にフードを被せる
「…夕暮?…まだここに居たのか?」と菜月は後ろから声かける
「っ!誰だ?…なんだお前か…菜月」と夕暮
「ね?…ここは青空様の場所なのわかってるよね?なんでその子を入れたの?殺されたいの?」と菜月
「いや、これは俺が連れてきたんじゃなくて…ついてこられちゃたっていうか…いつの間にか後ろに居たんだ」と夕暮
「絶対見失うじゃないよ?…わらわの大切な友達だ」と菜月はそっぽをむく
「あったりまえじゃん…死んで離さないし」と夕暮は女の子を抱きしめる
「っちょ、…近!!」と女の子は夕暮の胸の中でもごもごと言う
「絶対だよ?青空様はわらわが何とかしておくから…頼んだからね……ついでに花笛見た?」と菜月は振り返る
「アン?…なんでお前がその名前知ってんだ?…まぁどうだっていいけどあいつは帰した、青空様の逆鱗に触れるだろ?」と夕暮
「…守りながら戦える体力あるのか?舐めてかかるならわらわに玲美任せてよ」と菜月
「俺だって1人や2人ぐらい守れる…いや、守らせてくれよ」と夕暮はぎゅっと女の子を強く抱きしめる
「…あんたはいつもそうだよね、本当昔から変わらないんだから」と菜月は懐かしそうな顔をする
「俺だって変わる時は変わるさ、今は譲れない俺が責任もってこいつを守るそれだけだ」と夕暮は真剣な顔をする
「わかった、…信じてるから…わらわは戻るな…花笛の所に」と菜月は森の奥に歩いてく
「ね、菜月と夕暮はどんな関係なの?」と女の子は顔を上げる
「…ぁ〜、今は話せない…いつか話さないといけない日が来ると思う、近いうちにな…」と夕暮は菜月が行った方向を見る
「私は邪魔者?…帰りたい…」と女の子は呟く
「…絶対返さない…俺のもんになるだろ?」と夕暮は何故か震えてる
「夕暮、痛い、離して」と女の子
「ッ!悪い…俺…怖いんだよ、また失うんじゃないかって」と夕暮は膝から崩れ落ちる
「…はぁ、守ってくれるって言ったから期待してたのに…そんなめそめそしてるのは夕暮じゃないよ〜、貴方は誰?…そんなナメクジと結婚を申し込んだつもりは無いんだけど?」と女の子は呆れて言う
「な、ナメクジ?!…俺は明日夢村の神社の神だぞ?何言ってんだ!バチ当たるぞ?」と夕暮は顔をバッと上げる
「じゃ、立ってよ寄りかからないでよ、重い…」と女の子はそっぽ向いてた
「あぁー、こんなの俺じゃないな!俺が絶対お前を守ってやる!そして永遠とお前とあの神社に住むんだ!ここで宣言する!」と夕暮は立ち上がる
「それでこそ貴方ですよきっと…私は何をしたらいいんですか?」と女の子はほっとする
「絶対俺から離れないことそれだけ」と夕暮
「わかった」と女の子は返事をする
「よぉしゃ!どっからでもかかってこい!青空ー!勝負を挑もう!」と夕暮は大声を出す
「が吠えてますね九尾様…」と青空は微笑む
「わいが行けばええのかな?」と九尾は首を鳴らす
「どちらでも俺はついて行きます貴方様がやりたいようにやってください」と青空
「わいあの人間の女の子好きなんだよね…いつもにこにこしててその笑顔がたまらないよね誰にも見せたくない独り占めしたくなるだからあの子は傷つけないでねぇ」と九尾
「かしこまりました…ですが相手は人間です我々を痛い目に合わせたのは人間ですよ?」と青空
「何言ってんの?わいが閉じ込められたの300年前の話だよ?直接関係ないじゃん〜楽しくやろうよ」と九尾
「九尾様が良いならいいのですよ…私は貴方の下僕ですから」と青空
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忍


その頃優達は…
「神様、あれが神しか入れない街ですか?」と優は街を指す
「あぁ…でも私は入れない…」と神様
「なんでですか?」と優
「私は出禁をくらった」と神様
「はぁ?何したんですか?」と優
「人間に恋をした…ただそれだけだ」 と神様
「…へぇ………ハッ?今人間に恋したって?、貴方様が?えっ?……」と優は理解が追いつかない
「まぁ、今はそんなの気にしてる場合じゃない…玲美がここに居るって言う事は…危ないんだ…青空は人間が大嫌いだ…」と神様は着地地点を探していたその時……
(ビューン)と神様の羽に矢が突き刺さる
「神様!!…」と優
「熱っ!…クッ…」と神様は寄ろけるが立ち上がり高く飛ぶ
「神様!1回降りた方がいいですよ」と優
「ダメだ今降りたら…確実に殺される…弓を使えるのは1人だけだ…なんでやつが裏切るんだ…」と神様はヨロヨロと飛んでく
「このままでは危ないですって…離れましょうよ…」と優は怯えた声で言う
「…すまぬ…私のせいで君を巻き込んでしまった…あそこの洞窟ならやつも来ないだろう…隠れていろ…私は玲美を探さなきゃ行けないんだ…」と神様はそっと優を下ろす
「神様!変装しててもバレるってことは…知り合いって事はないですか?」と優
「ハハッ…そうみたいだな…それでも俺は行かないと…玲美が危険なんだ」と神様は走ってく
「今はここに居るのが正解だろう…」と優は岩に隠れると遠くから足音が聞こえる
「優…居る?…わらわなんだけど」と菜月が洞窟をはいる
「あぁ菜月さんですか…っ!その矢は!」と優は目を丸くする
「ごめん寝ててね…」と菜月はグサッと優に矢を指す
「…貴方だったんですね……許しませんから……ッグ」と優はその場で倒れてしまった
「…ごめん」と菜月は洞窟を離れた
その頃神様は(タッタッタッ)と森を掛けていた…
「ッ…クッ…私は見つけないと」と神様はよろける
「おい!お前なぜここに来た…てゆうかどうやってここに来たんだ」と後ろから夕暮が話しかける
「お前、玲美と会ったか?…」と神様は傷口を抑えなが ら聞く
「あっ、やべ忘れてた箱に入れっぱなし」と夕暮は女の子所に行く
「こんな狭い箱に入れてどうする気だったんだ」と神様は夕暮に聞く
「…しゃ〜なぁいだろ…とっさだったんだ」と夕暮はそっぽ向く
「…夕暮!大丈夫?話だけは聞いてた…でもこの箱中から開かなくて出れなかったんだよ?」と女の子は元気よく話す
「しっ!…お前話すなこれを絶対脱ぐなよ?」と夕暮は自分の羽織を乱暴になげる
「…何があった?」と神様
「いや、俺の問題だ…お前は玲美と逃げろ」と夕暮はどこか必死に話す
「青空に何された?話せ…知っておきたい」と神様は夕暮と向き合う
「…話す必要ない…奴には気をつけろ…何するか分からないぞ」と夕暮は忠告をする
「わかった…無理強はしない…だけど忘れるな…私はあんたが嫌いな訳では無い…意味はわかるな?」と神様
「俺が玲美を命懸けで守るからだからお前はこの森から出てけ!…これはお願いとかそんな甘ったるい事ではなく命令だ…」と夕暮
「私はどかない…玲美守るのは私の役目だお主はとっとっとこの事件の犯人を見つけてくれ」と神様
「…見つけてんだよ…犯人はわかってるだけど簡単に勝てるやつではない…まずは安全確保が先だ」と夕暮
「………私は…この通りここでは力が発揮できない…守れるのはお前しかいない…わかってたよ…でも意地でもこの子は私が守りたいって思っしまう…馬鹿なのは私なのかもな」と神様
「…何言ってんだよ…お前が守りたいって思うことがどれほど珍しいことかわからんとでも思ってるのか?…俺はそんなお前を尊敬してるぜ?…全員を愛するじゃなくて…ただ1人を思い続ける誰もが出来る訳じゃないと思う」と夕暮
「…っ、わかった…でも守れなかったらどうなるか覚えとけよ?」と神様は森を後にする
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忍


その頃玲美の方では
「夕暮!!どこ!姿を見せて!」と街を探す
「てめぇなんでここに来た?ここがどこだがわかってんの?」と夕暮は怒鳴る
「私夕暮と結婚するよ!だから!この街を戻して!」と女の子は叫ぶ
「今はそんなことどうでもいいんだよ、ここは人間が入っていい場所じゃないんだよ、だから帰ってくれ!やつにバレる前に頼む!」と夕暮は必死つ追い出そうとする「ん〜?…神ではない匂いがするぞ」遠くから声かがする
「っ!…こっち来い!」と夕暮は女の子の腕を引っ張り自分の羽織を賭ける
「きゃ!…何する…っ〜」と女の子は声を出そうとすると
「話すな…ぶん殴るぞ」と夕暮は女の子の口を抑える
「気のせいか…誰かそこに居るのか?」とそこの主は話しかける
「…っすぅー…お前ここから絶対出るなよ絶対だ!」と夕暮は女の子を小さな箱に押し込む
(痛っ…そんな乱暴にしなくてもいいじゃん)と女の子は思いつつも夕暮の話を素直に聞く
「はい!青空様ここに居ます!」と夕暮は走ってその主の前に立つ
「やぁ!久しぶり夕暮だったのか…私は目が見えないから人間でも来たのかと思ったぞ」と青空は明るく会話をする
「ハハッ…ここには生きた人間がいるわけ無いじゃないすか、俺が人間界を行き来してるから匂いが着いてしまったのかもしれませんね」と夕暮は冷や汗かいてる
「そうか…ここに人間を入れた時はどうなるかわかってるな?」と青空はチラッと夕暮を見る
「はい…決して人間はこの聖地には入らせないので安心してください」と夕暮は膝まづく
「うん…君のお兄さんみたくならないように気をつけてね」と青空
「…っかしこまりました」と夕暮は頭を下げる
「じゃ僕は九尾様の所に行くね」
「あの失礼なことをおかがいしますが九尾様の封印を解いたのは青空様ですか?」と夕暮は恐る恐る聞く
「そうだよ!僕が解いてあげたんだよ!!時間かかったけどね!」と青空は誇らしげに言う
「なぜ九尾様が封印されてたのかご存知ですか?」と夕暮
「えっ〜人間の都合であんな狭い岩に閉じ込められてる方が可哀想でしょ?」と青空は悪気ない声
「貴方様が動物に優しいのは知ってます…ですがそれとこれとは話が違います…九尾様は人間にやってはいけないことをしてるのです…その封印を解けば時空が歪むのです」と夕暮は懸命に説得させる
「君もお兄さんと同じ運命を歩むつもり?…全部人間の都合で決めるの?」
「俺達の役目は人間を幸せにすること、形は違くてもそれは守るべきだと思います」と夕暮
「僕を敵にまわすとどうなるか知ってるよね?…わかるだろ?夕暮なら…人間は愚かだ…都合良く神様にしがみついて願いを聞いてくれなかったら神様のせいでこんな目にあったって言うだ…それに比べて動物達はすごく純粋自分に素直で僕に懐いてくれる」と青空はうさぎを撫でる
「それでも…俺は人間の味方でありたい…確かに…俺は何も出来ない!…むしろこの数年恨まれるばっかりの生活だった、だけどそれでも僕のそばにいてくれる人はいる、全員が悪い人間ではない」と夕暮の背中は震えてた
「君はいつから変わったのかな…昔は僕の後ろから離れなかったのに…思い出してよイタズラした仲じゃないか」と青空は夕暮の頬を撫でる
「そんなの何百年前の話だ!俺はあの時の俺じゃない、だから過去にしがみつくのは辞めて欲しいです」と夕暮
「ん〜、なんでわかってくれないかなぁ〜、僕はこの世界を昔みたく緑がたくさんの小鳥が歌う街に戻したいだけだよ、わかるだろ?夕暮なら」と青空は腕を広げる
「はい、あの時の街…あれは俺らの故郷です…思い出も沢山あります…だけど時代と共に風景も変わります…これは神の俺達でも変えてはいけない置きてです…」と夕暮
「君は悔しくないのか?…どんどんなくなってく緑を見て…どんどん居なくてなってく動物達を見て…僕は悔しい!人間なんか居なくなればまだ生きてる動物だっていたんだよ?」と青空は悲しみの顔をする
「…人間が居たおかげで助かった動物も居ます…増えてる緑もあります」と夕暮は呟く
「そんなの一部にしか過ぎないではないか」と青空
「それでも人間が居て助かった動物が居るのは間違いではと思いますよ…皆それぞれの理由でこの地球とゆう星に生まれてきたのでは無いでしょうか」と夕暮
「人間は最低の生き物だ!自然を壊す!人間同士争いをおこす」と青空
「そんなの動物の世界でも同じ事が起きてると思いますよ…弱肉強食…そうでしょ?それが人間の世界になったそれ以外何も変わらないと思います…そのたまたまで全てが変わってたかもしれないそれだけの話なんですよ」と夕暮
「未来が見えてるなら助ける事だって出来たはずだ!だのに…なんでやつは助けなかった?」と青空は叫ぶ
「それは過去の話です貴方だってわかってたでしょ?あれは俺ら神でも何も出来なかった…それに本人が1番傷ついてる…人間はそゆう奴だだから過去ばっかり見てる貴方は成長する事が出来なきないんです」と夕暮はきっぱりと言う
「君は本当に変わってしまったね…あの女のせいかな?…消してあげようね…僕はいつでも君を見てるって事忘れないでね」と青空は微笑む
「あの子に手を出してみろ…いくら青空様だからってやっていい事と悪いことがある…俺は許さないから」と夕暮はキっと睨む
「…あの子はまだ子供だ…騙すなら今がチャンスだと思わないか?」と青空はニヤリと笑う
「…っ絶対人間界には行かせねぇから…」と夕暮
「うん人間界には行かないだってこの世界にいるでしょ?…僕が気づかなかったでも?」と青空は目を開ける
「っ!…」と夕暮は息を飲む
「やっぱり〜?夕暮は嘘つくのが苦手だね…隠すならちゃんと隠さないと…で?どこにいるのかな」と青空は指で夕暮の顎をクイッと上げる
「…ッ…言いません」と夕暮は目を逸らす
「…ふーんまぁいいや…いつまで僕を騙せるかな?…時間の問題だよ」と青空は離れてく
「…っ」と夕暮は立ち尽くす
「もういい君には用が無い…絶望したよ君には…」と青空は遠くに行く
「…玲美は俺が守る…決めたんだ…」と取り残された夕暮は宙をぎゅっと強く握る
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忍


「…もうこの話はここまでにしよ、無事に戻ってくれるのを祈るだけだよ…」と優は遠くを見つめる
「ごめん!わらわは急用が出来たため先に帰る」と菜月は帰る
「お!優帰ってたのか玲美出かけたのか?」と神様
「はい!そうみたいですね僕間違えたかもしれませんね…連れてくんじゃなかった…」と優は俯く
「おい何してる?置いてくぞ?」と神様は玄関で待っていた
「えっ?、どこに行くんですか?」と優はびっくりしてる
「お主馬鹿なのか?、はいどうぞって危険な場所に行かせたわけじゃないぞ?」と神様
「でも玲美は一人で行くって…」と優はキョトーンとしてる
「だから影から守るそれが私たちにできることだ近くにいなきゃ助けられないだろ」と神様
「そゆう事か、あのですね…ひとつ言わせてくださいあなた目立ちます一瞬でバレますよ?」と優
「なにもしないわけには行かないのだが…」と神様は落ち込む
「変装しますよ…これとこれ来てくださいこれで人間との差は分かりません」と優はカバンから変装道具を出す
「お主、わかってたのか?」と神様はびっくりしてる
「想定内です貴方がじっとしてる人だとは思えませんので」と優
「お主には勝てないな…」と神様は着替える
「カラコン付けられますか?」と優も着替える
「ぷっ!お主本気でその格好で行くのか?」と神様は笑う
「仕方ないじゃないですかこれしか残ってなかったんですから」と優は頬を膨らませる
「可愛いと思うぞ…っ〜…クックック」と神様は笑うのを堪える
「そんな変ですか?…ワンピース」と優は鏡を見る
「女装がそんなに似合う男ってお主ぐらいだと思ぞ」と神様
「神様も黒髪似合ってます」と優
「あんましっくりこないがな」と神様
「九尾の狐が何処にいるのかわかるんですか?」と優は聞く
「青空の場所だと思われる...」と神様
「青空...?さんってどこにいるのですか?」と優は聞く
「青空はいつも気まぐれだだから正確には分からないがなんとなくそこにいる気がする」と神様
「神様ですか?だったら僕の耳で聞き取れるかも」と優は耳に手を当て集中する「神様...なのか?よくわかんないのだよ奴は気まぐれだから」と神様
「えっ?どゆうことですか?」と優は目を開く
「やつは色々な物、生き物、なんでも描ける、だからこれってゆうものがないんだ」と神様は説明する
「厄介ですね...うーんどうしよう...そういえば夕暮様って九尾の狐の場所にいるのですよね?」と優は考える
「そうだが、それがどうした」と神様は目を合わせる
「その音を聞き分ければ見つかると思います」と優
「お主賢いのなぁ」と神様は関心してる
「まぁ、近くに入れば会えるってことですけどね」と優は耳に集中して音を聞き分ける
「......」神様は黙って見守る
「聞こえました!願い山のもう1個の隣の街ですね」と優は目を開ける
「わかったすぐ向かおう」と神様は力強く頷く
「...あそこ結構危険です人が立ち入れるか分からないらしいです...まぁ噂程度ですけどね」と優は少し怯えてるように見えた
「何に怯えてるんだ?...お主は人間では無いだろ?だから平気だ」と神様は優の肩を叩く
「そうですね...僕は平気です。ただ...玲美...大丈夫かなと心配なんです」と優は神様を見つめる
「大丈夫だ必ず間に合わせる!!それしかないだろ...私を信じろ」と神様は見つめ返す
「そうですね...必ず守ります彼女は大切な方ですので」と優は頷く
「掴まれ飛んでく」と神様は羽を広げる
「目立ちますよ?」と優
「大丈夫だ…飛ぶのは光よりも速く飛べる」と神様
「僕やっぱり行きません…足手まといにはなりたくないので…すみません」と優
「何言ってんだお主の頭脳が必要だから行くんだよ早く私に捕まりなさい」とか神様
「でも…僕飛べないし神様みたな力もありません」と優はオドオドしてる
「だから人の話を聞け私にしがみつけば振り飛ばすことは無い」と神様は優をひょいと持ち上げる
「うゎ!重いでしょ、下ろしてください」と優は少々暴れる
「重いも何もお主は生きてないのだからあるものか、でもしっかり捕まってないと変な所に落ちるぞ」と神様は地面を蹴飛ばす
「うわぁー、綺麗な羽、輝いてる」と優は羽を眺める「羽ではなく、景色を見たらどうだ」と神様照れくさそうに誤魔化す
「神様!綺麗です!見てくださいあの街が僕が育った街ですね…あれは神様と出会った森!、うわぁーなんて綺麗なんだ凄く凄く感動します!」と優は目をキラキラして話す
「興奮しすぎて手離すじゃないぞ」と神様
「わかってますよ!凄く新鮮でびっくりしてます」と優はハキハキと話す
「子供らしい所もあるんだな…安心した」と神様は微笑む
「神様が居ると心強い必ず美玲は僕達で救いましょう約束ですよ!」と優はニカッと笑う
「あぁー、約束しよう必ず元の世界に戻すと」と神様は胸を張る
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忍

「…さてどこに行こうかな…あの森から探すか、」と女の子は立ち上がる
「わらわと一緒に行こうか?」と菜月
「あなたはわかるの?…九尾様の居場所」と女の子は振り返る
「知ってるけどいつもそこにいるとは限らないし今どこにいるかも分からないんだよね」と菜月
「そういえば優はどこに行ったのかな…コロンも見つからないし」と女の子
「…家に戻ってたんだね玲美心配したよずっとどこに居たの?」と優は部屋に入ってくる
「あっ、頭冷やせた?…私焦ったんだから」と玲美
「頭冷やすってなんの事?僕はいつでも冷静だよ…それより夏希とは会った?心配してたよ?」と優は髪をかきあげながら座る
「だって、さっきなんか変だったよ?」と女の子
「さっきっていつ?僕今日初めて玲美の顔を見たよ?…話が噛み合わないんだけど」と優
「えっ?だってさっき会ったよ?ほんの数時間前に」と女の子は目をぱちぱちさせる
「一旦整理しよう…僕はさっきまであの神社にいってたんだ、その間会ったのは夏希だけだよ」と優
「私は今日は夏希と海が見える森に行っててそれで途中で優がこの村が危ないって言ってから来たんだよ?まぁ、何も無かったんだけど」と女の子
「…あぁ、そゆことか、その時の僕変なことしてた?」と優は髪をかきあげる
「えっと…簡単に言うといつもと真逆の性格で甘えられたと思ったら告白されたよ?断ったけど友達でしょ?って」と女の子
「告、…っん、まぁそこはいいんだけど、それきっと九尾様だよ…目をよく見たらわかるから色が違うはずだから」と優は咳払いする
「でも九尾は封印されてるはずなんでしょ?」と女の子は菜月の方を見る
「さぁ?私は九尾は専門外だから分からないわ」と菜月
「コロンってどこにいるか知ってる?」と優
「コロン?今日まだ見てない…いや朝は神様と一緒に居たよ」と女の子
「僕はコロンを探すよ…多分そこに九尾様が居るはずだから」と優
「私もそこに行く!夕暮もそこに居るって言ってから」と女の子
「ついてきてもいいけど衝撃を受けるかもしれないよ?」と優は女の子の顔を覗く
「…それでも私は行かないとこの村が助けられない」と女の子
「…この村は僕が必ず助けるから玲美は好きに選んで…本当はそんな答えじゃ無いでしょ?、信じて?」と優
「私は!この村を救いたいの!だからお願い連れてて」と女の子は必死に頼む
「…僕の事信用できない?」と優はポツリと言う
「信用してるけど、私がこの村を助けないと意味が無いから」と女の子
「本当に頑固だなぁでも頑固さは僕も負けないからこれは譲れない、君が傷つく未来が見えてるから目の前で悲しそうな顔させたくない」と優は真っ直ぐ見つめる
「…でも行かないと私は夕暮と結婚しないとこの村は助からないから…」と女の子
「はい?、今なんて言った?、結婚?誰と誰が?…えっ?」と優は鳩が豆鉄砲打たれたような顔をした
「約束だから破ったら何されるから分かったもんじゃない」と女の子
「ごめん…これは、私事情なのは分かってるけど行かせたくない…結婚なんて聞いたら行かせる男が簡単には居ないよね友達じゃ居られなくなるの嫌だしそんな事よりも…本当に好きな人が結ばれないのは間違ってる、だから僕は行かせたくない」と優は止める
「なんで2人して止めるの!私は…そんなにダメなことしてるの?私には分からないよ、でも私何もしない訳には行かないの」と女の子
「それは……ごめん…玲美のやりたいことやりなら僕はそれをサポートするから、右に転ぼうと左に転ぼうと助けるから」と優は女の子の手を繋ぐ
「ごめんね、私行かなきゃ」と女の子は家を飛び出す
「本当にこれでよかったの?…」と菜月は口を開く
「わかんない…でも僕はあの子を守る…助けられたぶん恩返しするつもりで今まで動いてたつもりだったけどそれがあの子を傷つけるなら違うかなって…必死なんだ」と優は女のを子を見送て言う
「でも…、納得してないでしょ?今でも飛び出していきそうなのをグッと堪えてるように見えるよ」と菜月
「…うるさい、あの子は鬼が住んでる…いや九尾様の所に行くんだぞタダでは帰って来ないと思うよ」と優
「君って本当に5歳児?…話し方も考え方も5歳児には見えないよ?…」と菜月は怪しむ
「…死んだのは5歳ですよ…地縛霊は見た目は死んだ時から変わらないのですよ」と優
「便利な体ね」と菜月
「全然便利じゃありませんよこの体と色々不便です…まぁ見る人限定だけどね」と優は首を振る
「…本当に行かなくていいの?あの子大切なんでしょ?」と菜月
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GRAVITY26
忍


「…わかったでも解決した訳じゃないからとりあえ花苗の所戻ろうか」と菜月は立ち上がる
「ごめんね…この事は神様に言わないで欲しい…」と女の子は菜月の裾を掴む
「うーん…それは無理かも」と菜月
「なんで?お願い…迷惑かけたくない」と女の子
「だってさっきからそこで盗み聞きしてるんだもん」と菜月は扉を開ける
「…ッいやこれは違う…聞いちゃたっていうか」と神様は誤魔化しそうとする
「…えっと忘れて?」と女の子
「無理に決まってんだろ…私はまだ告白してない…好きとは言ってない…それだけは先に言っておく」と神様は頬を赤くした
「あら…それもはや告白してない?」と菜月はニヤニヤする
「うるさい…私はここでは言わない」と神様
「はいはい、楽しみにしときますね〜」と菜月はニヤニヤする
「お主、人をおちょくるな…そんなことより目の前の事件どうするつもりだ?」と神様は女の子に向き合う
「…私はもう決めてるので今夜あの神社に行こうと思います」と女の子
「いやあそこ今留守だぞ」と神様
「どこに行ったのですか?…私行きます」と女の子
「いや、九尾のところ行くって言って消えたぞ」と神様
「九尾はどこにいますか?私は何があってもそっちに行きますから」と女の子
「私が簡単に教えるとでも思ったか?…行かせるわけ無いじゃないか」と神様
「なら大丈夫です自分で探します!、何があってもこの村は私が守る」と女の子は覚悟を決めてる「行かせない…行かせたくないお主が隣にいなきゃ私は人間界に来た意味が無い…お主が起こしたんだろ…最後まで責任取ってくれよ」と神様 は女の子にしがみつく
「…ごめんなさい私は約束したからそれを守らなきゃ貴方も守れなくなる」と女の子は優しく引き離す
「私は私が守る自分の事は自分で出来るに決まってるだろ」と神様
「それでも傷ついてるのは見たくない!これ以上私は何も失いたくない」と女の子は必死だ
「私は貴方が隣りいない方が傷つく…でもあなたが傷つく方がもっと苦しいだからあなたのすきにするといいもし間違えがあったら私が命懸けで守るとしよう」と神様は部屋を出る
「夏希!ありがとう!私必ずこの村を救う」と女の子はその背中に言う
「…あぁいい報告を待ってる」と神様は振り向かず手を上げる
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GRAVITY74
忍


「私は約束したから…それを守らなきゃ村を助けられないから」と女の子
「…もしかしてその約束って夕暮って人とした?」と菜月
「そうよ…知ってるのね」と女の子
「この辺の神は顔見知りだからあと2人は誰なの?」と菜月
「えっと優っていう地縛霊と夏希よ」と女の子
「何で迷ってるの?、あなたの答えはもう決まってんでしょ?」と菜月
「はい、私は夕暮の所に行きますね何かを犠牲にしないと助けられないなら私が犠牲になります」と女の子
「そゆう事じゃないよ、貴方はそれは綺麗事過ぎない?それで苦しんでる人だって居るんだよ?」と菜月
「私はもう決めたのです!だから行かなきゃ村人達は私が助けなきゃ駄目なの!私がこの村を守るって決めたんだから」と女の子は固い意思を見せる
「わかった、わらわがこの話をしてもそゆうこと言えるかな…あんた幸せ者だね教えてあげるあんたの赤い糸濃くなってる真っ直ぐある人に繋がってる…夕暮では無いのは言っといてあげる凄く近くに居るよ」と菜月
「…それでも私の考えは変わることは無いと思います」と女の子はまっすぐ見つめる
「やっぱり、幸せ者っていうの撤回あんた自分で運命変えてるのわかってんの?」と菜月は呆れた顔をする
「私はいいんだこの村を守る事が私の役目だから」と女の子
「そんなの誰が望んだ?誰がお願いした?こんな小さい村すぐに消えることなんてもう皆受け入れてるんだよ…正義のヒーローだと思ってんのあんただけだって」と菜月は冷たい口調で言う
「違う!違うよ!皆この村が好きで…」と女の子は否定する
「だから好きだと思ってんのはあんただけ…思い込むのは勝手だけどそゆうの人に押し付けるのは違うじゃない?」と菜月
「何も分からないのに口出さないでもらえる?私はこの村で生まれてこの村で育ったの!だからわかるの言葉にしなくてもこの村がどんだけ大切か」と女の子は強い口調で言う
「だからそれがエゴだって言ってんの、まだ分からない?」と菜月
「…わかってるよ…それでも私の生き甲斐はこれしかないから…この村も守れなきゃ何も守れないからだから私がやらなきゃ、…いや私がやりたいの、エゴでもなんでもいいと思ってる……だからこの話はおしまいでいいかな?」と女の子
GRAVITY
GRAVITY84
忍

「なんで告白しへんの?」と菜月
「...タイミングが無いから」と神様はボソッと言う
「タイミングなんて自分で作るもんだと思うけど」と菜月
「...今では無いそれだけの話だ」と神様
「嘘つき..今でも溢れそうなほど好きなのになんでその二文字が言えないんだよ」と菜月はちょと口調を強く言う
「...それは」と神様はいいかけて止める
「あの人のこと忘れられないんだろ?」と菜月は口を開く
「...!、やつは関係ないだろ!」と神様は菜月の胸ぐらを掴む
「動揺しての?...私は忘れないから」と菜月は振り払う
「...やつのことは忘れるべきだ」と神様は苦しい顔をする
「やだよ!私は...私にはあの人しかいないんだから」と菜月は泣きじゃくる
「悪かった...私が弱かったせいで守れなかった」と神様は菜月を抱きしめる
「君が全て悪かった訳ではないだろ...わらわは立ち直おったぞ?次はお主の番だよ」と菜月は神様の目を見る
「もう人間は愛さないと決めてるのだよ」と神様は諦めた顔をする
「でも現実って残酷でさぁ...愛は誰にも止めること出来なきないんだよ」と菜月
「それでも...私は彼女をに好きといことは変わり無い」と神様
「...ふぅ〜、本当にあなたは頑固ですね...私はあの人がなぜあなたを愛してたか分かります...愛おしいですね」と菜月はゆっくりとした口調で話す
「その話し方やめてくれ」と神様
「何故ですか?...この話し方なんだか安心しますわ」と菜月は微笑む
「やめろ!お主はあの人にはなれない!…やめてくれ」と神様は頭を抱え込む
「...トラウマなんだね、でも忘れちゃダメだよ...あの日の事は...」と菜月
「うるさい...わかってる、だからもうあの人の話はやめてくれ」と神様はしゃがみ込む
「...すまぬかった、ちょと言いすぎた」と菜月は謝る
「大丈夫だ...あの子を助けるのが優先だ」と神様は女の子の家に走る
「わらわも行けるか?」と菜月
「勝手についてこい」と神様は一言言う

「玲美!帰ったぞ、」と神様は玄関を開ける
「あっ、おかえりなさい...」と女の子は部屋から顔を出す
「体調平気か?」と神様は女の子に近寄る
「…平気です」と女の子は弱々しく笑う
「嘘つき!何かあったろ?」と神様は見つめ返す
「何も無いです…考え事してました」と女の子
「話せる時に話せ相談にはのる」と神様は離れてく
「君が玲美ちゃん?」と菜月が近寄る
「そうです!お客様ですか?すみません気づかなくて今お茶用意します」と女の子は笑顔で答える
「!、えっと貴方に用があるの」と菜月は予想外のことでびっくりしてる
「?、私ですか?」と女の子は振り返る
「そうよ私これでも神様よ?」と菜月
「はい、知ってます初めましてですよね?」と女の子は自分の部屋に案内する
「冷静なのね..びっくりしないの?突然家に押しかけて」と菜月は不思議そうな顔をする
「そうですね、でもいつ来てもいい家なのでなにか用意できる訳では無いですけど」と女の子
「肝が据わってるわね」と菜月
「はい、何かありました?」と女の子はじっと見つめる
「あのね...貴方、花苗とどゆう関係なの?」と菜月は座る
「えっ?、はなえさん?誰ですか?」と女の子は目をぱちぱちさせる
「あの神様よ...祈り山の、名前も知らないの?」と菜月は呆れた顔をする
「名前は無いと聞いていたのですか、はなえさんって言うのですねあの方とは友達に近い存在だと思います」と女の子
「そう、花に笛って書いて花苗覚えときなさい」と菜月
「はい、申し訳ないけど貴方の名前も聞いてもよろしいですか?」と女の子
「そういえばまだ言ってなかったわねわらわの名前は古川菜月!恋の神様よ!」と菜月は元気よく言う
「私は玲美です!なづきさんよろしくお願いします」と女の子は微笑む
「敬語はいらないわ」と菜月
「わかった、でその花笛さんとどゆう関係なんですか?」と女の子は興味津々
「花苗とは…耳を貸して……だよ」と菜月は耳元で言う
「えっ?、本当に?」と女の子はびっくりしてる
「本当、でも花苗には言わないで」と菜月は口元に人差し指を置く
「なんで知らないの?」と女の子
「だって…ねぇ?」と菜月は濁らす
「そっか、色々あったんだね今の私の悩みがちっぽけに見えてくるよ」と女の子はボソッと言う
「悩み?話せるなら聞いてあげるわ」と菜月
「あのね…私3人から今告られたの…でもね私はその1人と約束しちゃてそれでね」と女の子
「けっ、モテ期かよモテる人の気持ちは分からんないな」と菜月は嫌そうな顔をする
「大丈夫?」と女の子は見つめる
「ごめん、つい本音が、でぇ?玲美はどうしたいの?」と菜月
GRAVITY
GRAVITY30
忍

「知らん今それを調べてもらってる所だ」と神様はまた歩き出す
「わらわはわかるよ?でもさぁなんでやつなんだろうな良い奴だったのに」と菜月は独り言のように言う
「誰だ?」と神様は顔を合わせる
「…ん?わらわの話は信じないんだろ?」と菜月は髪をクルクルとさせる
「黙れ、今はあの子が関わるだ」と神様はなにか焦っている
「どうしようかな〜そんな態度で教えたいと思わないな〜…人に教えてもらう態度ってあるでしょ?」と菜月はちらりと見る
「くっ…お主に頭を下げるのは気に触るのだが…」と神様
「彼女さん助けたいのでしょ?…」と菜月はニコニコしてる
「…っ、お、教えてくれ頼む」と神様は渋々頭を下げる
「うむ、よろしい…教えてあげよう」と菜月は腕を組む
「…もうやらん」と神様
「隣街の事はわかるか?」と菜月
「耳にはしてるがそこが関係するのか?」と神様
「落ち着け…完全には言いきれないが八割やつの仕業だろ」と菜月
「やつの情報をくれ」と神様
「神社ではないがそこの守り神として扱われてるらしい...」と菜月
「えっとつまり?」と神様は聞き返す
「お地蔵さんぽっいみたいだよ」と菜月はスマホを見ながら
「なんでそいつが九尾を操れるんだ?」と神様は首を傾げる
「それがわかったらもうとっくのとうに解決してるつうの」と菜月
「他の情報は?」と神様
「無い!」と菜月は元気よく言う
「はぁ、頭下げた意味ないじゃないか」と神様は頭を抱える
「でもさぁなんであの子なの?」と菜月は首を傾げた
「何の話だ?」と神様
「なんであんな女をすきになったのかなって」と菜月
「好き...救われたから」と神様は少し頬を赤くする
「ハァ?、救われたって何?」と菜月
「あぁー救われたんだ数百年眠ってた私を起こしに来てくれたんだ」と神様は空を見る
「それがほかの人ならその人を好きになってたってこと?」と菜月
「それは無い、だってあの子だから好きになったんだ...それ以下でもそれ以上でもない」と神様
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GRAVITY24
忍

「やぁ!こんにちは?いやこんばんはかな?」と神様の後ろに立つ者が居た
「!!、誰だ!」と神様は振り返る
「…わらわの名前は古川菜月、困っているから助けに来た」と名乗る
「…お主人間では無いな?」と神様は疑う
「ハッハッハ、よくわかったな、わらわは隣町の神社から来た」と笑い出す
「ほう、私は簡単には信じることは出来ない」と神様はまだ疑う
「全然構わない、」と平然とした顔
「なんの神だ…いやわかった恋か、めんどくさいのぅ」と神様は独り言のように言う
「あぁー当たり当たりすごい、あのさぁわらわがここに来たってことはなんだか分かるよな?」と覗き込む
「近!離れろ…どこに恋の予感なんかするんだ?」と神様は後ずさる
「君から恋の匂いがプンプンしますね〜」とにやける
「うるさい私は恋などしない…1人を除いて…」と神様はつぶやく
「…その女の子に振られてるのに?」と菜月
「…振られてない」と神様は強い口調で言う
「わらわが助けてあげようか?」と菜月
「何をだ…お主に頼るほど愚かになってらぬ」と神様はツンっとした顔をする
「ツンデレだなぁ」と菜月は神様の頬を突っつく
「触るな…気分が悪いぞ」と神様は離れる
「ふふ、仕方ないなぁー、あの子困っててたよ?」と菜月は腕を後ろに回しながら近寄る
「…何に困ってんだよ、それが分かれば苦労しないか」と神様は独り事を呟く
「私はわかるよ…モテる女の子は大変ねw」と菜月
「…何言ってんだお主は…用がないなら私は行くが」と神様は聞く耳を持たない
「あぁ〜行っちゃうの?…いいこと教えてあげようと思ったのに」と菜月
「お主のいい事はたいていいいことでは無い…」と神様はスタスタと行ってしまう
「あんたの弟殺されそうだよ?」と菜月はトーンを落とす
「ハァ?…何言ってんだよあいつは簡単に殺らねぇよ」と神様は振り返る
「九尾様なぜ起きたかわかるか?」と菜月はそのまま続ける
GRAVITY
GRAVITY8
忍

「近くに居たってどゆうことだよ」と神様は頭の中が"?"だらけになる
「コロン!あの子は九尾だったんだよ!」と優
「はぁ?あの子犬が?九尾?全然見えなかったけどな」と神様
「まだ全ての力ではなかっただから近くにいて気づくことが出来なかったんだと思います」と優
「でも今気づいたってことは力が使えてるってことだろ?」と神様
「まだ確かなことが言えません、でも強い匂いがする人間では無いのは分かるのですが、それ以上は僕から言えることはありません」と優
「わかった私は…玲美の所に行くとするよ」と神様は優と別れて女の子を探す
「はい、多分商店街の裏道です」と優
「あぁ、わかった…それから悪かった」と神様はボソッと言う
「…僕こそごめんなさい神様の気持ちも無視して焦ってた」と優
「また今度詳しく話すから今は玲美の安全を考えてくれ」と優は飛んで行く
「何を隠そうが…僕達の目的は変わらないってことか…」と優は呟く
「…ハァ〜、私どうするのが正解なの?…」と女の子はとぼとぼと歩く
「おい!こんなところに居た」と神様は後ろから声かける
「あっ、夏希!ここはなんも無いって…良かったね」と女の子はにこりと笑う
「そうか、えっと…優は?」と神様は女の子の頭を撫でる
「…ね、なんかあった?」と女の子は覗き込む
「ン?特に何も無い…」と神様は微笑む
「そういえば夕暮は?」と女の子
「急用だって…それよりお主の方が何かあっただろ?」と女の子の目を真っ直ぐみる
「…実は優にさっき告白されたのだから困ってるの」と女の子はポツリと言う
「…へぇ〜、それでどうしようとしてるの?」と神様は目つきが冷たくなる
「友達でしょ?って言って別れた」と女の子は少し落ち込んでる
「ほう、なら私ならどうだ?」と神様は小さい声で言って離れてく
「えっ?なんか言いました?」と女の子は後を追う
「…、なんも無い口が滑った」と神様は口元を抑える
「えっ?何言ったんですか?」とか女の子は回り込み神様の前に立つ
「だっ、っ…好きなんだよ!」と神様は女の子を壁に押し付ける
「!、えっ…空耳?」と女の子は目を丸くした
「だから何度も言わせないでおくれよ…私はお主が……何でも無い」と神様は離れてく
「なんで途中でとめたのですか?気になります」と女の子
「…今じゃなかったそんな悲しい顔しないでくれよ」と女の神様は背を向ける
「あっ、神様待ってください」と女の子は後を追う
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GRAVITY16
忍

「ごめん今の優とは一緒に居れない…」と女の子は離れてく
「嘘つき!!ずっと行ってくれるって言ったのに」と優は叫ぶ
「違うよ少し頭冷やして欲しいんだよ、いつもの冷静な優に戻ってよ」と女の子は見つめる
「わかった…ごめんね」と優は女の子と離れる
その頃神様の方では
「どこにいるんだ居るなら返事してくれ」と神様は当たりをキョロキョロする
「コロン〜どこー」と優の声がする
「!、お主!玲美と一緒では無かったのか?」と神様はびっくりしてる
「はい?僕今来たんですよ?」と優はキョトンとした顔
「ハァ?だって今この街が危ないって玲美を連れてたではないか」と神様
「何言ってんですか?僕は起きたら皆さん居なくなっててたので探してたのですよ」と優は目を合わせる
「ちょと待って状況整理させてくれ…お主は森に来てないであってる?」と神様は頭を抱える
「はい、行っておりません」と優は即答する
「わかった…じゃこの街は何も無いんだな?」と神様は一息つく
「はい、いつも通りですよ?」と優
「…そこは置いといて、玲美はどこにいるんだ?、全然気配を感じないんだ…」と神様
「ちょと待ってください…聞いてみます」と優は耳に手を当てる
「あぁ、頼む」と神様は壁に寄りかかる
「…っ!」と優は目を開き走り始める
「何!何があったんだ?」と神様は後を追う
「…やばい」と優は今までに無い焦りを見せる
「だから何がやばいんだよ…もしかして玲美に何かあったのか?!」と神様は血が引けるのがわかる
「なんで気づかなかったんだよ、やばい間に合ってくれ…」と優は路地裏に入る
「説明できるか?」と神様
「九尾!、いつの間にか封印が解けてたのか…」と優は頭を搔く
「夕暮が言ってのは間違えじゃなかったんだ」と神様
「それも近くにいたんなんて、なんで気づかなかったんだ」と優は当たりを見渡す
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GRAVITY16
忍

「それじゃ、この村は助からない私の大切場所なの私がどうにかしないといけないの」と女の子
「まだ分からなのかな君が癒してくれてるおかげで私の力は戻りかけてることに私がどうにかするだから君は何もしなくていい」と神様は女の子の目を真っ直ぐ見つめる
「でも約束したから何もしない訳には行かない」と女の子はじっと見つめる
「私がどうにかするから君には指1本触れさせない傷つけないだから後ろ下がってな」と神様は夕暮と向き合う
「こんな所にいた、村が大変なんだ!玲美!母さんのところにいって!」と優は息を切らせて走ってくる
「お母さんがどうしたの!?」と女の子は優に近寄る
「大変なだ理由話してる暇は無い…早くお母さんと安全な場所に逃げて!」と優は背中を押す
「…チッ、お前何かやったか?」と神様は夕暮を睨む
「俺がやる?何を?」と夕暮
「どぼけんなよ!!お前が何かやったんだろ?」と神様は夕暮の胸ぐらを掴む
「真面目に俺じゃなくて、多分九尾様だよ」と夕暮
「九尾様?…九尾の狐の事か?」と神様
「そう、ほらここ以外で神社もう1件あるやん」と夕暮
「タイミング悪すぎないか」と神様は呆れてる
「多分、時空が歪んだから起きちゃたのかな?」と夕暮は崖の方から街を見下ろす
「私お母さんのところ行く!」と女の子は飛び出してく
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GRAVITY126
忍

「きゃ!」と女の子は崖の下でぶら下がる
「大丈夫か!!今助ける」と神様も崖の方に行き女の子に手をのばすが届かない
「危ないから私は平気なので」と女の子
「馬鹿なのか?助けるに決まってるんだろ手を伸ばせ」と神様は手を差し伸べる
「これ以上は伸ばせません」と女の子が手を伸ばす瞬間もってた崖が崩れて女の子は落ちる
「玲美!!…」と神様はそれを目の当たりにすると同時に風が吹く
「ふん…」と目の前には女の子をお姫様抱っこした夕暮が居た
「お主!…助かったありがとう!!」と神様は近寄る
「やはりこの子は俺の傍に置く必要があったな」と夕暮は離れる
「は、離してください、助けてくれてありがとうございました」と女の子は地面に降りた
「まだ話してないの?」と夕暮
「なのんの話だ?」と神様は言う
「俺は絶対に彼女を殺させないと言い出せるが君はどうかな?今の見た感じ君も飛べるのに助けることをしなかった」と夕暮
「…何が言いたいんだ」と神様
「だから話分からない?馬鹿なの?彼女を俺にくれって言ってんの」と夕暮
「渡すわけないだろ!!」と神様は女の子を引きつける
「でも約束したもんね?」と夕暮は女の子を引っ張る
「約束?なんの事だ?」と神様は女の子を見つめる
「まだ話してないなら俺から話そう、彼女はあの神社を戻す代わりに俺のお嫁にするんだよ、ね?」と夕暮
「聞いてないぞ!そんなこと話してなかったでは無いか!」と神様
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GRAVITY70
忍

「夏希はこの世界の見方変わりました?」と女の子は足を止める
「あぁ少なくとも悪い世界ばっかりでは無いことはわかった気がする」と神様
「私は神様を見ることが出来てよかったと思います…あのですね」と女の子は真剣な顔で言う
「どうした?話ならいつでも聞くぞ?」と神様は女の子を顔を覗き込む
「本当は話すつもり無かったけど…言わないとね…私ね、あの神社さっき行ってきたの」と女の子
「優に行くなと言われたんだろ?なぜ行った?」と神様は冷静だ
「だって何もしない訳には行かないよ…わたしにできることはそこの神様と話すことなんだもん」と女の子
「なにかされたのか?」と神様は女の子に近づく
「それは言えない、でも必ずこの呪い?は止めるから」と女の子
「余計なことはするなと言っただろ…なんでひとりで突っ走ろうとするんだよ」と神様は女の子を抱きしめる
「ごめんね…さぁてと海見に行こう?」と女の子は歩き出す
「本当に何もされてないんだな?」と神様は真っ直ぐ見つめる
「何もされてないよ?」と女の子
「わかった…信じてる」と神様は歩き出す
「この道を開けたらこの村が見える絶景があるから」と女の子
「おん」と神様は素っ気ない返事
「ここを登れば絶景が待ってます」と女の子は坂を昇る
「急な坂だな、」と神様は女の子の後ろに立つ
「ほら!見て綺麗な夕日」と女の子は目をきらきらさせてゆう
「わ、まじで綺麗だなまるで宝石みたいだ遠くに海もある」と神様はその場に立ちつくす
「すごく危ないけど来てよかったって思える」と女の子は微笑む
「うん私もそう思う君に会えてやっぱり会えてよかったと思える」と神様も微笑む
「なっ、何言ってんですか?…ほらもう少し先行きましょう」と女の子は顔を背けた
「あんま先いくと危ないぞ」と神様が言った瞬間女の子のいる崖が崩れる
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GRAVITY40
忍

「なっ、大事な話ってなんだよ」と神様はどこか焦ってる
「忘れちゃいました…なにか言おうと思ったんですけどね」と女の子は誤魔化す
「私にはわかるのだよ、何か隠してるだろ?」と神様は女の子の腕を引っ張り抱きしめる
「は、離してください、何も隠してません」と女の子は抵抗する
「頼むよ、1人で抱え込まないで私が頼りないのはわかるけど、痛みを分け合うことは出来る、話を聞くことは出来る、頼れとは言わない、だからここにいてくれ」と神様は強く抱きしめる
「大丈夫ですから考えすぎですから」と女の子
「わかった、でも忘れないで私はあなたの味方どんな君でも受け止めるって事」と神様は離れる
「そんなこと言ったら最後みたいじゃないですか私は…帰りますから」と女の子
「わかった信じて待ってる」と神様は送る
「行ってきます」と女の子は行く
「待って!!今海みたい、ダメ?」と神様は女の子の手首を掴む
「突然どうしたのですか?」と女の子はクスリと笑う
「なんとなく行きたいと思った」と神様
「うーん、海はこの辺無いんですよね、」と女の子
「そうなのか…」と神様は寂しそうだ
「あっ!そうだ見えるところならありますよ」と女の子
「行こ!今すぐ」と神様は子供みたくはしゃぐ
「優も誘っていいですか?」と女の子
「たまには2人きりになりたい」と神様
「仕方ないですねいいですよ」と女の子
「さぁ行きましょうか」と女の子は歩き出す
「こんな森に海が見えるなって初めて知ったな」と神様
「この前見つけて今度一緒に行こうと思ってたので」と女の子
「あのさぁ、もしかして怒ってる?」と神様
「怒ってる?いやいやむしろ今はワクワクしてます」と女の子は振り返る
「そっかならいいんだけど
」と神様
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GRAVITY33
忍

「ただいま戻りました」と女の子は森に帰る
「よかった…無事だったんだなよかった」と神様は走り抱きしめる
「少し出かけてただけですよ」と女の子は微笑む
「だってあんな事言って安心出来るわけないだろ」と神様は涙目だった
「夏希、優と仲直りしてくださいそしたら大事な話があります」と女の子は真剣な顔で言う
「無理だよ…今日部屋から1度も出てきてくれないのだよ」と神様はしょげてる
「仲直りするまで夏希と話しません!」と女の子は少し強い口調で話す
「どうしたらいいんだよ?」と神様は拗ねてる
「知りません自分で考えてください」と女の子
「なんでそんなに怒ってんだよもうマジでわからない」と神様は頭をかく
「いつまでも引きずってるのが悪いのです」と女の子は頬を膨らませる
「わかった!仲直りするから」と神様は言う
「じゃ行ってきてください」と女の子
「わかったよ」と神様は優が居る部屋に行く
「これでいいんだ…」と女の子
「嫌です!僕は許しません」と優の大きな声
「どうしたの?」と女の子は優に近づく
「僕は絶対許さない…」と優は唇を噛み下を向く
「ほらな?言ったじゃん許してもらうなんて簡単じゃないんだよ」と神様
「わかりました…出かけてきます」と女の子
「この時間に出かけさせるとでも?」と神様は女の子の腕を掴む
「離してもらってもいいですか?」と女の子は振り返らずに言う
「やだね、この手を離したらもう二度と会えないだろ?」と神様は腕を話さないまま
「すぐ帰りますから大丈夫です」と女の子
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GRAVITY66
忍

「やぁ!昨日ぶりだね約束を守ってくれて嬉しいよ」と夕暮は目の前に正体をあらわす
「こんにちは初めまして」と女の子は挨拶を交わす
「あれ、あっちの神は来てないようだね、それに坊やも」と夕暮は当たりを見渡す
「あの2人は関係ありません」と女の子はハッキリと言う
「で?、一人で来たってことは俺の物になるってとかな?」と夕暮は意味深に笑う
「なりません!、お願いがあって来たのです」と女の子
「一応聞いてみようではな
いか」と夕暮は覗き込む
「この神社を元に戻してください」と女の子は頭を下げる
「やだ、やっと友達がいっぱい出来たんだよ?俺と一緒の思いの人達が…」と夕暮は笑ってる
「貴方は、そんな方ではなかったと思いますが…」と女の子は一歩下がる
「何?ビビってんの?…大丈夫だよ君には被害はあたえないから」と夕暮は近づく
「嫌です、怖いです」と女の子は下がる
「君が俺の物になればこの神社を戻してあげてもいいよ?」と夕暮は女の子の瞳を見る
「それは…嫌です私にはもう大切な人がいるので約束したのです」と女の子は首をふる
「じゃ、やだ、だってタダでやるのは俺に損しかないじゃん」と夕暮は子供のように拗ねる
「お願いします…待ってるんですこの神社が昔みたく賑やかになることを…」と女の子は頭を下げる
「だーかーら、この神社を戻してあげるって、君が俺の物になるなら」と夕暮
「分かりましたその代わりまってもらってもいいですか」と女の子は覚悟を決める
「あぁいつまでも待ってやる…が嘘ついた時はお前の大事なヤツを目の前で死より苦しいことをしてやる」と夕暮は微笑む
「分かりました少し席を外させてともらいます」と女の子は神社を後にする
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忍

「ならいいのだが何かあったら私に1番に言ってくれ」と神様は心配そうに言う
「ところで神様はなんで人間の住むところに行きたかったんですか?」と女の子
「それは…秘密だ」と神様は少し耳を赤くして目を逸らす
「?…大丈夫ですか?」と女の子は気づいてない
「今日はもう遅い早く寝たらどうだ?」と神様は女の子の頭を撫でる
「そうですねおやすみなさい」と女の子は自分の部屋に戻る
「あぁおやすみ、良い夢を」と神様少し微笑む
「クゥーン」とコロンは神様の足元に座り込む
「お?まだ起きてるのか…」と神様はしゃがみこみコロンを持ち上げる
「ワンワン」とコロンはしっぽを振る
「はっはっ!…お主可愛いのぅ」と神様は微笑みながら癒しを貰う
そのまま1人と1匹は一緒に寝る
「おはようございます!…あっコロンこんな所で寝てたのですね」と女の子はコロンに近づく
「おはよう…もう朝か」と神様は起き上がる
「おはようございます…朝ごはんリビングにおいてありますよ」と女の子はコロンにご飯を与えながら
「作ったのか?」と神様はねぐせがぴょんぴょんさせながら言う
「ふふ…そうですよ」と女の子は笑う
「なぜ笑う?」と神様少し戸惑う
「寝癖が可愛いなって思っただけです」と女の子はくしを渡す
「ありがとう…優は?」と神様は受けとりながら言う
「まだ寝てますよ昨日たくさん動きましたからね」と女の子
「そっか…すまぬが髪を結いてくれるか?」と神様は女の子にはヘアゴムを渡す
「珍しいですね…結ぶの」と女の子は神様の後ろに回り髪を結く
「邪魔だからな…今日はどうするつもりだ?」と神様はコロンを触りながら言う
「私は寄るところがあるのでそちらに行こうと思います」と女の子
「そっか気をつけて行ってこい」と神様
「…はい、あのもし明日のこの時間まで帰らなかったら……やっぱなんもありません」と女の子は明るく言う
「なにか隠してるのか?隠し事は好きではないぞ」と神様は厳しい顔をする
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忍

「…こんな時間にどこに行くんだ?」と神様は女の子の背中に話しかける
「あっ、ちょうど貴方を探しに行くところだったので良かったです」と女の子は振り向く
「私に何の用だ?」と神様
「優と何かありました?」と女の子はストレートに聞く
「何故だ?特に何も無かったが」と神様
「優が落ち込んでたから大丈夫かな?って思っただけです」と女の子
「…悪かったと謝ってもらってもいいか?」と神様は重い口を開く
「?…自分で言えばいいのではいいじゃありませんか?」と女の子はキョトーンとする
「いや…それは…違うって言うか、なんて言うか」と神様はもごもごする
「何があったんですか?」と女の子
「…はぁ、人間の気持ちはよくわからないよ…なぜ怒ったんだ?…たしかに私は悪いことを言ったかもしれないが怒るまでのことをしてないと思うが…」と神様は頭を搔く
「どんなことで怒ったんですか?」と女の子
「よくわからないのだよ…」と神様は少ししょげてる
「そんなに簡単に怒る子だとは思えませんよ?」と女の子
「まぁいいや、それよりあの神社どうするつもりだ?」と神様は話題を変えようとする
「分かりません…私はいちゃいけないって優に言われてますから」と女の子は目を逸らす
「…っ!おい!その傷どうした!」と神様は女の子に近づく
「あっ…これはなんでもありません」と女の子は隠す
「夕暮れのやつか…?」と神様は低い声で聞く
「違う、違うこれは…傷跡だよ、」と女の子は一歩下がる
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