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忍

「…さてどこに行こうかな…あの森から探すか、」と女の子は立ち上がる
「わらわと一緒に行こうか?」と菜月
「あなたはわかるの?…九尾様の居場所」と女の子は振り返る
「知ってるけどいつもそこにいるとは限らないし今どこにいるかも分からないんだよね」と菜月
「そういえば優はどこに行ったのかな…コロンも見つからないし」と女の子
「…家に戻ってたんだね玲美心配したよずっとどこに居たの?」と優は部屋に入ってくる
「あっ、頭冷やせた?…私焦ったんだから」と玲美
「頭冷やすってなんの事?僕はいつでも冷静だよ…それより夏希とは会った?心配してたよ?」と優は髪をかきあげながら座る
「だって、さっきなんか変だったよ?」と女の子
「さっきっていつ?僕今日初めて玲美の顔を見たよ?…話が噛み合わないんだけど」と優
「えっ?だってさっき会ったよ?ほんの数時間前に」と女の子は目をぱちぱちさせる
「一旦整理しよう…僕はさっきまであの神社にいってたんだ、その間会ったのは夏希だけだよ」と優
「私は今日は夏希と海が見える森に行っててそれで途中で優がこの村が危ないって言ってから来たんだよ?まぁ、何も無かったんだけど」と女の子
「…あぁ、そゆことか、その時の僕変なことしてた?」と優は髪をかきあげる
「えっと…簡単に言うといつもと真逆の性格で甘えられたと思ったら告白されたよ?断ったけど友達でしょ?って」と女の子
「告、…っん、まぁそこはいいんだけど、それきっと九尾様だよ…目をよく見たらわかるから色が違うはずだから」と優は咳払いする
「でも九尾は封印されてるはずなんでしょ?」と女の子は菜月の方を見る
「さぁ?私は九尾は専門外だから分からないわ」と菜月
「コロンってどこにいるか知ってる?」と優
「コロン?今日まだ見てない…いや朝は神様と一緒に居たよ」と女の子
「僕はコロンを探すよ…多分そこに九尾様が居るはずだから」と優
「私もそこに行く!夕暮もそこに居るって言ってから」と女の子
「ついてきてもいいけど衝撃を受けるかもしれないよ?」と優は女の子の顔を覗く
「…それでも私は行かないとこの村が助けられない」と女の子
「…この村は僕が必ず助けるから玲美は好きに選んで…本当はそんな答えじゃ無いでしょ?、信じて?」と優
「私は!この村を救いたいの!だからお願い連れてて」と女の子は必死に頼む
「…僕の事信用できない?」と優はポツリと言う
「信用してるけど、私がこの村を助けないと意味が無いから」と女の子
「本当に頑固だなぁでも頑固さは僕も負けないからこれは譲れない、君が傷つく未来が見えてるから目の前で悲しそうな顔させたくない」と優は真っ直ぐ見つめる
「…でも行かないと私は夕暮と結婚しないとこの村は助からないから…」と女の子
「はい?、今なんて言った?、結婚?誰と誰が?…えっ?」と優は鳩が豆鉄砲打たれたような顔をした
「約束だから破ったら何されるから分かったもんじゃない」と女の子
「ごめん…これは、私事情なのは分かってるけど行かせたくない…結婚なんて聞いたら行かせる男が簡単には居ないよね友達じゃ居られなくなるの嫌だしそんな事よりも…本当に好きな人が結ばれないのは間違ってる、だから僕は行かせたくない」と優は止める
「なんで2人して止めるの!私は…そんなにダメなことしてるの?私には分からないよ、でも私何もしない訳には行かないの」と女の子
「それは……ごめん…玲美のやりたいことやりなら僕はそれをサポートするから、右に転ぼうと左に転ぼうと助けるから」と優は女の子の手を繋ぐ
「ごめんね、私行かなきゃ」と女の子は家を飛び出す
「本当にこれでよかったの?…」と菜月は口を開く
「わかんない…でも僕はあの子を守る…助けられたぶん恩返しするつもりで今まで動いてたつもりだったけどそれがあの子を傷つけるなら違うかなって…必死なんだ」と優は女のを子を見送て言う
「でも…、納得してないでしょ?今でも飛び出していきそうなのをグッと堪えてるように見えるよ」と菜月
「…うるさい、あの子は鬼が住んでる…いや九尾様の所に行くんだぞタダでは帰って来ないと思うよ」と優
「君って本当に5歳児?…話し方も考え方も5歳児には見えないよ?…」と菜月は怪しむ
「…死んだのは5歳ですよ…地縛霊は見た目は死んだ時から変わらないのですよ」と優
「便利な体ね」と菜月
「全然便利じゃありませんよこの体と色々不便です…まぁ見る人限定だけどね」と優は首を振る
「…本当に行かなくていいの?あの子大切なんでしょ?」と菜月
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