
わかば

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わかば
2. POPSCENE
3. BEETLEBUM
4. NO DISTANCE LEFT TO RUN
5. END OF A CENTURY
6. SONG 2
7. FOR TOMORROW
8. COFFEE & TV
9. MR. ROBINSON'S QUANGO
10. GIRLS AND BOYS

わかば
Others

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BirdFlu

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Little One

わかば
The Killing Moon

わかば
A Forest

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toxic till the end

わかば
演奏上手いし、洗練されてるし、クール。
因みに当時の日本でのJ・ガイルズ・バンドの枕詞は「アメリカのストーンズ」という少々失礼なものだったそうですが、まあ実際当たっているところもあり。
J・ガイルズ・バンドの70年代半ばのレコードは、主にイーグルスの仕事で知られてるビル・シムジクが録っているんですが、ドラムの録り方とかがかなり謎な上に、演奏下手なんですよね。
ただ、間違いなくあの演奏が大好きでした。
Stagger Lee

わかば
いま聴いても「素晴らしい」の一言。
涙でさようなら

わかば
このレコードはBloodshotの次の、1974年の作品なんですが、あまりのジャケットのアートワークのわけわからなさに手が出ず、J・ガイルズ・バンドに夢中になってからも随分先になって、ストリーミングが日本にローンチされてからようやく聴いたレコードでした。
でも、このオープナーが好きすぎてこればっか聴いてた気がします。

Detroit Breakdown

わかば
永遠のフェイバリットドラマー、トッパー。

Lost in the Supermarket (Remastered)

わかば
L.A. Styleの「James Brown is dead」がメガヒットした90年代初頭を思わせるピュアテクノ。
bpm145とか最高。
しかも前半のトゥワンギーなギターといい口笛といい、意図的なエンニオ・モリコーネ感とハードコアの出会い。
中盤のドラムブレイクで一瞬だけジャージークラブ的なキックになったり、最後の最後でテクノ的なごついキックになったりとかなり緻密に作られています。
Geniusのプロデューサー表記にはディプロとあるんですが、だとしたらまたディプロが新たな時代を切り拓いたのかも。
JUMP

わかば
バンドもこの時が一番好きかも。
ドラマーは今オアシスのツアーで叩いているジョーイ・ワロンカー。(ワーナー・ブラザーズ全盛期の社長だったレニー・ワロンカーの息子)
ベーシストは、ここ数年、プロデューサーとしてパラモアやウルフ・アリスのレコードを作ったジャスティン・メルダス-ジョンソン。
Where It's At

わかば
全米ビルボードホット100のトップはずっと何週もK-ドット★SZAの「ルーサー」が居座っていたわけですが、 今度はずっと全英チャートを独占。
しばらくはUKでも、そもそもTik TokとInstagram リールで名を馳せていたアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」がチャートの1位に何週も居座ることになりそうです。


わかば
この曲はゲイリーUSボンドのカバーですが困ったことに、この時の彼らの演奏は彼自身のヒーローであるUSボンドのオリジナルを超えてしまっています。
この、ロックンロールの理想とも言える最高の演奏。
この1975年において彼こそがロックンロールの未来だったのだと思います。

Quarter to Three (Live at the Hammersmith Odeon, London, UK - November 1975)

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つまり、彼女は8分の1はアフロアメリカン。
1930年代のアメリカ南部を舞台にした「異人たち/Sinners」にはサミーという名前のブルーズを歌う少年が出てくるんですが、それから50年以上経ったポストクレジットシーンにはその少年が成長し、老人になって登場します。
その1990年代初頭の老いたブルーズマンを演じているのが、この曲を歌っているバディ・ガイです。
彼はシカゴブルーズを代表する不世出のギタリスト/シンガーなんですが、ごく一般的にシカゴ・ブルーズの象徴的存在として語られる B・B・キングとかよりも遥かに生々しいブルーズを聴かせてくれる存在。
これについても知っておくと、より楽しめることと思います。

Travelin'

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シティ・オブ・ブラインディング・ライツ

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Oh Patti (Don't Feel Sorry For Loverboy)

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ブルース・スプリングスティーンのヒーローのひとりで永遠の大名曲「Quarter to Three」を生み出したゲイリー・U.S.ボンドにも「School Is Out」という曲があります。
でも、学期が終わると夏休みというのは羨ましい。
日本みたいに学期が終わると春休みじゃリチャード・リンクレーターの「DAZED AND CONFUSED」や「Everybody Wants Some!」みたいな青春ものの傑作は生まれなかったわけなので。

School Is Out

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アルバムを聴いても、どう弾いてるのかさっぱりわからなかったので、80年代半ばの彼らのライブ映像でのヴィニの右手と左手をガン見して「右手の親指はずっとE弦を叩いてベース音を出してたのか!」と大興奮。
この曲を聴いて、ギターを2本重ねてるんだと思っていたのに、ライブでは彼一人でこの音をすべて鳴らしていて驚嘆。

Jacqueline

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この「Rudie Can't Fail」のヴァース頭に入るフィルインとかずっとスネアのリムでリズム取ってて、そこに裏で入るスネアとかとにかく凄すぎ。
この曲の基本的なリズムってニューオリンズR&Bだったりボ・ディドリーなんですが、よく似たビートを持った曲の中でもこの曲のドラムが世界一。
結局、「ロンドン・コーリング」の良さってトッパー・ヒードンあってのものだった。
Rudie Can't Fail (Remastered)

わかば
歌っているのは84年の1stソロアルバム「ライツ・アウト」のタイトルトラック。
70年代から活動している作家というのは、80年代になってすべてがデジタルサウンドになることで時代への適応に四苦八苦することになるのですが、これは見事にそれを乗り越えた大名曲。
ただ、ストリーミングにはアップされていません。
80年代初頭の音は誰もがとりあえずリンドラムやイミュレータープロフェット、もしくはその簡易版のヤマハのDX-7を鳴らさないと、という強迫観念にさらされた時代なので、今聴くとどれも野暮ったく聞こえます。
ここ最近のアニメでもいろんな都合でCGI使ってたりするとしらけるように、新しい技術に振り回されるという意味ではよく似ています。
例えば、スプリングスティーン84年のアルバム 「ボーン・イン・ザ・USA」のデジタルサウンドは超絶ダサいんですがこの曲は大好き。
間奏のパーカッションなんて、当時ラップと並ぶ流行のサウンドだったワシントン・ゴーゴーのビート。
とにかくピーター・ウルフは最高のボーカリスト。


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Don't Think Twice, It's All Right (Live at Nippon Budokan Hall, Tokyo, Japan - February/March 1978)

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Looking for a Love (Live)

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この二曲目の「Let it all go」というコーラスも、この開き気味のハットの感じも、これなんだっけ…と思ってたらベースメント・ジャックスの「ロメオ」というこれまた大ネタでした。
Girl Like Me

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ウィンドミル周りのサウスロンドンのバンドシーンに注目が当たるようになってから、もはや10年も経ってしまいました。
これからのUKからは、この連中のようなよりストレートなサウンドを持ったバンドが山ほど出てくるような気がします。
オアシス再結成とか一番どうでもいいのでこの辺りの動きを楽しみにしてます。
More More More

わかば
「絶対に許さない!」という言葉や感情が込み上げることはどんな方にも暮らしのなかで何度もありますよね。
偉大なる漫画家、吉田秋生の代表作「BANANA FISH」のアニメ(MAPPA制作)を観ていて、その中で我らが主人公アッシュも何度もこの言葉を口にしていました。
ただ、その感情の発露がその後、彼に何を及ぼしたか。
MCU「DAREDEVIL: BORN AGAIN」シーズン1において主人公マット・マードックがその感情の発露によって、その後、どれだけ苦しむことになったのか。
(坂口尚の漫画「石の花」もそう)
で、許す・許さないという二つの感情のなかで揺れ動く物語を紡いでいる漫画というと、おそらく自分が今もっとも面白いと思っているこの作品。
モンゴル帝国がさまざまな国家・民族を征服していった13世紀に、奴隷になったペルシアの女性の物語。
我々人類の歴史においてある国家・民族が他の国家・民族を征服し、その過程で、市民の命や尊厳を蹂躙するという行為は今も続いています。
この行為は許す・許さない以前に止めなければ、阻止しなければならない。
ただ実際のところ、歴史上の人類はそれにほぼ成功したことがない。
戦争や侵略はなくならない。
では、戦争や侵略によって不可避に引き起こされた「許さない」という感情はどこへ行くのか?
この作品はそれが主題だといえます。
まだ連載中なのでずっとわくわくしながら読んでます。


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チャーリーXCX、最高でした。映像とゲストにのみ特化したとても経済効率の高い演出が、むしろサウンドとパフォーマンスを際立てておりました。
レディ・ガガ、とにかく壮大で豪華な演出、緻密な美術とスタイリング/衣装。新作「メイヘム」の中にこれまでのベスト・ヒットを的確に挟み込んだ選曲、4つのチャプターに分かれた緻密に構成されたストーリーテリングと主題、とまあ、見事ではあるんですが、お腹いっぱい。
グリーン・デイもやはりいい意味で経済効率の高いシンプルな演出。クイーン、ラモーンズ、ブラック・サバスといったポップの歴史の力を借りながら、1曲ごとに観客とのコール&レスポンスを的確に配置するところに、明確な意志を感じます。
この後、トラヴィス・スコットを観る予定ですが今のところ、なるほど、時代は大きく変わったなあという感想。
Apple

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彼女の1stアルバムはアンダーグラウンドの実験的なプロデューサーとメインストリームのポップスターという、二つのアイデンティティのバランスを少しばかり気にしすぎていたきらいがあるので、ミックステープ扱いの次作はとても楽しみなのです。
Tonight

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ブライター・レイター

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自分がボブ・ディランにすっかり夢中になるのは、91年にリリースされたCD3枚組「The Bootleg Series Volume 1~3」に収録されていたこの「Mama, You Been On My Mind」という曲にすっかり取り憑かれてしまったから、だったのでした。
おそらく今、皆さんが聴いてもらったとしてもえ?この曲そんな魅力ある?という感じかもしれません。
ただ、とにかくこの曲のクリシェを使ったコード進行と、おそらくまだ固まっていなかったせいで、4の拍に時折3や2が混在する実に適当なトニックの動きと、どうにも所在なげな歌、そして、去っていった女性のことをまだ思い続けているということだけを歌い続けるリリックーーそのすべてに取り憑かれ、50数曲収録された3枚組CDからたった一曲、このヨレヨレのデモだけを聴き続けたのでした。
ディラン自身はこの曲のスタジオ録音を残しておらずデモが2つあるだけ。
あとは曲を書いた直後、1964年にジョーン・バエズとデュエットで歌ったライブテイクがひとつ、ローリング・サンダー・レビュー期にやはりジョーン・バエズとのデュエットをもうひとつのライブテイクとして残しているだけです。
64年のライブテイクは最高です。まだ小節数、拍の数も曖昧な状態なのに、その適当なディランに無理やり着いていきながらむしろ彼の歌を圧倒するジョーン・バエズ、すごい。
カバーもどれも個性的です。ジェフ・バックリーとジョージ・ハリスン、それとリンダ・ロンシュタットがお気に入りです。
面白いのは、どの作家も全員がディランのデモとはコード進行や拍の数を変えて演奏していること。わかる、整理したくなる気持ちは。でも、へろへろでよれよれのディランのデモが一番のお気に入りなのです。
Mama, You Been on My Mind (Studio Outtake, 1964)

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せっかくパーティに参加したというのに、誰も言葉を交わさない奇妙な集まりにげんなりするスヌーピー、でも、それは子供たちが作った雪だるまにすぎなかった、というお話。
佐野元春を引用するなら「奇妙なフェスタに招待されてる孤独なペリカン」ということになります。
特定のコミュニティにおける疎外感、あるいは言葉の通じなさ、という誰もが経験したことのある奇妙な感覚を、シュルツはこんな風に描きます。


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今、20年以上も前のKID Aについて語るなら、最適な比較対象として、The Smile今年2枚目のアルバム「CUTOUTS」があるのに。
トム・ヨークの動向に関心がある方にとっては、彼が関わったすべての作品の中で、今、この「CUTOUTS」がもっともしっくり来る作品だといえます。
SNS開くとまじDon't get me startedな気分。
こうしたうんざりした気分を表現するには、この曲みたいに複雑なリズム・アンサンブルを持っていたり、和声的にも曖昧だったり、ネガとポジを行き来したりしないと最悪なものになってしまうと思うんですが、そういう意味からすると、この曲は本当に見事。
And your force means nothing
Don't Get Me Started

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人には政治的なスタンスや社会的な属性以外にも、それぞれを定義/規定している要素がいくつも存在し、私たちはその、要約することの出来ない、複雑さをそのまま受け取り、その捉えどころのなさに向き合うべきだと考えます。
だからこそ、この政治の時代にロバート・スミスのような人が存在してくれて、本当に良かった。
この40年間、彼はすべての政治性の外側に立脚してきた存在。
社会はそうした存在もまた、必要としていると感じます。
てか、ポップ音楽史において、誰も書けなかった素晴らしいラブソングをいくつも残してきた作家こそザ・キュアーなんです。

Why Can't I Be You?
