共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

わかば

わかば

市井の人々の、長年の対立軸の代表的なひとつにトキシックな、イリーガルな過失、罪を犯した第三者に対して「許す・許さない」という態度の違いがあります。
「絶対に許さない!」という言葉や感情が込み上げることはどんな方にも暮らしのなかで何度もありますよね。
偉大なる漫画家、吉田秋生の代表作「BANANA FISH」のアニメ(MAPPA制作)を観ていて、その中で我らが主人公アッシュも何度もこの言葉を口にしていました。
ただ、その感情の発露がその後、彼に何を及ぼしたか。
MCU「DAREDEVIL: BORN AGAIN」シーズン1において主人公マット・マードックがその感情の発露によって、その後、どれだけ苦しむことになったのか。
(坂口尚の漫画「石の花」もそう)
で、許す・許さないという二つの感情のなかで揺れ動く物語を紡いでいる漫画というと、おそらく自分が今もっとも面白いと思っているこの作品。
モンゴル帝国がさまざまな国家・民族を征服していった13世紀に、奴隷になったペルシアの女性の物語。
我々人類の歴史においてある国家・民族が他の国家・民族を征服し、その過程で、市民の命や尊厳を蹂躙するという行為は今も続いています。
この行為は許す・許さない以前に止めなければ、阻止しなければならない。
ただ実際のところ、歴史上の人類はそれにほぼ成功したことがない。
戦争や侵略はなくならない。
では、戦争や侵略によって不可避に引き起こされた「許さない」という感情はどこへ行くのか?
この作品はそれが主題だといえます。
まだ連載中なのでずっとわくわくしながら読んでます。
GRAVITY
GRAVITY35
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

市井の人々の、長年の対立軸の代表的なひとつにトキシックな、イリーガルな過失、罪を犯した第三者に対して「許す・許さない」という態度の違いがあります。