こうた
大阪弁のやかましい奴です(笑)
小説を趣味で書いてます✨
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こうた
しかし、高校に上がる頃には
父との会話は 一切無くなり
元々 寡黙な父は 私に話しかける事も無い。
別に 何かされた訳では 無いが
父を疎ましく 思っていた 私は
就職と同時に 家を出た。
数年の月日が 流れ
母から 父が亡くなった と
訃報が 知らされる。
父の死因は
くも膜下出血(脳の血管が破裂)で
寝てる間に 亡くなったらしい。
葬儀も終わり
母と共に 遺品を 整理していると
ふと 父のスマホが 目に入った。
画面を見ると そこには
母にしか 送っていない
私の 成人式 の写真が 写し出され
更に 手帳型の スマホケースには
1枚の 紙が 入っている。
私が 小さい頃に 父に贈った
なんでも言う事を聞く 券だ。
そこには 父の文字で 一言
【幸せになれ】
私は 涙が止まらなかった。
(お父さん 本当に ごめんなさい、、、)
[届かぬ 想い 届けられない 想い] 完
#短編小説
こうた
貴方の胸に抱かれている
貴方は気付いて無いよね
私は 産まれる前から
貴方を知っているんだよ
今の姿では
もう 言葉を届ける事はできない
でも 私は幸せだよ
言葉は 届かなくても
心は繋がってるはずだから
だって
姿が変わっても
貴方は 私を見付けてくれたから
大好きだよ。
【犬に生まれ変わった 最愛の人 完】
#短編小説
こうた
元々 同棲していて
彼は 単身赴任で 地元を 離れてしまった。
(私も ついて行きたかったなぁ)
仕事の都合で 行けなかった 私は
毎日 合鍵を眺めながら 溜息を吐いていた。
記念日 彼からの着信
「今なにしてるの?」
『仕事から 帰ってる 途中だよ?
どっかの誰かさんが
「帰れなくなった」なんて
言うから、、、
もう半年も会ってないんだよ?』
「悪かったって!
家に着くまで 電話付き合うからさ」
(彼だって 頑張ってるんだから、、、)
寂しさを 隠しながら
明るく 彼と会話を交わす。
『もう着くよ ありがとう。
また 電話するね。』
そう言いながら 玄関を開けた 私は
涙が込み上げた。
スマホを耳に当て
立っている 彼の姿が そこにはあった、、、
「おかえり」『ただいま』
#短編小説
こうた
その女の子は 俺に
オモチャの指輪を差し出しながら
「大きくなったら 結婚しようね」
そう言って 微笑んだ。
しかし 親の転勤で
僕は 遠い街に引っ越す事になった。
僕は 泣きながら
「大きくなったら 結婚しようね
大好きだよ、、、」
キーホルダーを差し出しながら
約束を交わした。
それから 数十年の月日は流れ
僕は 昔住んでいた 地方の
小さな会社に 就職を果たす。
「(僕)さん!お疲れ様です!」
笑顔で挨拶を交わす
事務の女の子に 僕は心惹かれている。
僕は まだ気付いていない。
事務の女の子が バッグに付けている
キーホルダーに。
#短編小説
こうた
ばあちゃんの為に 箸を プレゼントした。
ばあちゃんは 照れ臭そうに
「ありがとう」と微笑む。
じいちゃんが 他界して
数年の月日が流れ
久しぶりに田舎に帰った。
「ばあちゃん 独りやと 寂しいやろ?
こっち来て 一緒に住もうや。」
そう問いかける 私に ばあちゃんは
「嬉しいけど 独りやないんよ
いつも ばあさんは じいさんと一緒や」
そう言いながら
ご飯を食べる ばあちゃんの箸は
左右 色違いだった。
じいさんの写真の前にも
箸が 揃えて置かれている、色違いの箸。
#短編小説
