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詩(ことば)の星

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惑星主:
『自分の詩(ことば)』を 綴る場所。

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Qoo

Qoo

「ヒト科の嫁入り」
曇空広がる夜のとき
嫁に入るは人の子で
齢十六の健気な女子

婿に立つるは二枚舌
蛇ノ頭に蜘蛛の四肢
齢も分からぬ物怪也

死が二人を分かつ迄
なぞと伴天連語る様
あわや宴は混沌かな

雲が薄紫に染まる頃
月が空に溶けるとき
そこに何も残らない
GRAVITY
GRAVITY5
Qoo

Qoo

「ある日の朝の景色」
布を帯びたピアノが鳴り響き
無機質なコップはうねりを見せて生きている
紫煙の狼煙は空気の揺れを感じて震えている
あの日見た母の背中はもう死んでいた。
刻まれた傷跡はかさぶたも作らずに
ただ血を流し続けている
人面犬がこちらを見て歯をちらつかせている
布団は視線を遮る盾となっている
社会は盾を貫通して私を責め立てる
地獄絵図が広がるセカイで音楽は
天国の領域を私に授ける
熾天使の涙は洪水をもたらし
悪魔の涙は身体に血を浴びせる
鳥獣戯画のこの世界でたった一人
人間を演じている私はもはや人ではない
GRAVITY

1619kHz (2018 Remastered)

Chouchou

GRAVITY
GRAVITY7
Qoo

Qoo

「犠牲」
何かを捧げなければ何かは得られない
人生に犠牲は付き物だと私は考える。

無償の愛など存在しない
生きているから得られるものなのだ。

無料のものなど存在しない
時を捧げるから得られるものなのだ。

犠牲を捧げればどんなものも手に入る
訳では無いことなど分かっている。

分かっていても何も得られない
犠牲を捧げ続けることに
人間らしさを感じるのだ。

無意味なことにこそ意味が
あるのではないかとふと立ち止まる夜更け。
GRAVITY
GRAVITY5
Qoo

Qoo

「紅色は雪の柔肌を溶かす」
君は彼岸花の茎を咥えながら
白い腕を後ろに髪を結った。

俯きがちな視線は何も見ていない
重く垂れ込んだ瞼は君を妖艶に飾る。

細く折れそうな華奢な躰は
破壊衝動を掻き立てる。

君は花弁を一口食んでいた。
そんな一瞬が君を完璧にした。

口から溢れる血は君の躰を彩って
見開いたその両眼は君の全てを物語った。
GRAVITY
GRAVITY11
Qoo

Qoo

「Fly」
音の境界はとうに破壊されている
真実の振動は宇宙の輪郭を見せ
正方形の明かりを4等分する
中心の刻まれた点は一次元を垣間見せ
その中にある多層現実を
脳に直接注ぎ込む
培養液に浸された現実と
ホルマリンを重ね合わせる
死に至る病が自我を削いで彫像を創り上げる
GRAVITY

Fly

ルドヴィコ・エイナウディ

GRAVITY
GRAVITY8
Qoo

Qoo

「HDMI3のセカイ」
0と1が文字を刻んでいる
震える焦点が鼓動と共鳴している
霞んで文字が変わっていく
アルファベットが並んでいる

自堕落なまま言葉を刻んでいく
血眼になって文字を探している

でもHDMI3から目が離せない
言葉が欠け落ちて
段々と朽ちて
真を見せて
0と1が
残る

GRAVITY
GRAVITY5
Qoo

Qoo

「湾曲した平面の内在的宇宙観測」
本棚の板が曲がっている。
本の重みに耐えかねて体をしならせている。

その曲線は黄金比の曲線のように見える
見えるだけでそこに何も意味などは無い。

その曲線を生み出した重みは
物質的であり情報的であり感情的である。

私が伝えたいことはその湾曲した板は
私たちが観測していない程の重力を帯びた
在るべくして在る奇跡の産物だということ。

壊れてなどいない。
まだその湾曲した平面は維持されている。
いつか折れるそのときまで
この板は美しく生き続けるのだろう。

いつか折れたその時湾曲した平面の断片を
残してこの世界にいた証を残すのだ。

そして無惨に焼かれ、誰にも意図して
観測されずにただこの世界から姿を消すのだ。

なんとも儚く美しく
惨めで残酷な内在的宇宙なのだろう。
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GRAVITY9
Qoo

Qoo

「寄生事実」
私はとある寄生虫である
布団に、部屋に、家に、
学校に、社会に、世界に
寄生している寄生虫である

私はやはり寄生虫である
家族に、猫に、友に、
恩師に、社長に、神に
寄生している寄生虫である

寄生虫とは聞こえが悪いが
身を寄せて生きている存在と
言えば多少は聞こえが良くなる

だが寄生虫は排除せねばならない
と直感的に考える人が多数であろう

それは身を寄せて生きることで
対象から一方的に何かを吸い取るような
印象からできている事実のようなもの

だがその吸い取った何かを
私は何も感じ取れない
身を寄せ生きている実感もない

寄生事実だけがそこにある
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GRAVITY6
Qoo

Qoo

「宇宙の距離感」
太陽に照らされているとき、
私の影は最も濃くなる。

月を眺めているとき、
私は裏側を知らずにいる。

星を繋いで星座を探すとき、
私は星の個性を見ていない。

雲の流れを感じているとき、
私は足を止めている。

空に視線を向けているとき、
私は現実が見えていない。
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GRAVITY7
Qoo

Qoo

「中心点は猫の渦」
お腹のあたりで猫が眠る。
くるりとまるまり眠っている。
胴が長くなっていく。
くるりくるりと渦ができる。
尻尾が長くなっていく。
くるりくるりと外を囲む。

思考もぐるぐる回っていく。
中心点には猫がいる。
辛い気持ちがもくもく立ち込める。
中心点には猫が眠っている。
希死念慮がそーっと包んでくる。
中心点には猫の渦があった。
GRAVITY
GRAVITY4
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