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『あかい階段のあさ』

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ボーン、ボーン――。

まだ夜と朝のあいだをさまようような静けさの中で、
古い柱時計の音が、木造の家にゆっくりとしみこんでいきました。

午前五時。
外はまだ、青とも黒ともつかない空の色。
風はぬるく、鳥の声もまだ聞こえません。

布団の中で、わたし――なおとは、目を開けました。
少しだけまぶたを持ち上げて、となりの布団をちらりと見る。

……いない。

「……だいちゃん?」

名前を呼んだ声が、自分の耳に小さく返ってくる。
寝ぼけてどこかに行ったのかな、と思おうとしました。
けれど、胸の奥で、ひやりとした風が吹き抜けました。

布団をはねのけ、そっと立ち上がる。
まだ家の中は真っ暗。
畳の上が冷たくて、足のうらがびっくりする。

まずは台所へ。
いない。
トイレも、お風呂場も、押入れの中も――どこにもいない。

ただ、しん……とした空気の中で、時計の針の音だけが「コチ、コチ」と鳴っていました。

そのとき、ふと玄関の方から、冷たい風がすっと入り込んできました。

ドアの鍵が――開いている。

「だいちゃん!」

思わず声が出て、外へ飛び出しました。
息が白くなるほどの冷たい朝。
霧が低くたちこめて、遠くの景色がかすんで見えます。

その中で――
ひときわ赤く浮かび上がるものがありました。

あかい階段。

古くて、少しさびついた鉄の階段。
昼間はただの通学路の階段なのに、朝も夜も、それはまるで別の場所の入り口のように見えました。

その下に、小さな影。

「だ……だいちゃん!」

心臓が一度に跳ね上がりました。
足が勝手に走り出す。

だいちゃんは、階段の下でうずくまっていました。
肩が小刻みに震えていて、顔を上げない。
近づいて、手をのばすと――

指先がぬるりと赤く染まりました。

「……血?」

だいちゃんの頭から、細い筋のように血が伝っていました。
それを見た瞬間、わたしの頭の中は真っ白になり、
耳の奥で、キーンと音が鳴り続けました。

「だいちゃん、だいちゃん! 聞こえる? 大丈夫?」

返事は、すすり泣く声だけ。

「落ち着いて……落ち着いて……」
母さんの声が、どこか遠くで聞こえたような気がしました。
“けがをしたら、水田医院へ。あそこなら朝でも見てくれるから。”

思い出した瞬間、体が勝手に動きました。
階段を駆け上がり、家に戻って、タオルと車椅子を取ってくる。

外に飛び出し、だいちゃんの頭にタオルを巻いて――
「だいちゃん、大丈夫。もうすぐお医者さんに行けるからね。」

だいちゃんは小さくうなずいたけれど、顔はまだ青白く、唇がふるえていました。

車椅子を押して走る。
坂道を、全力で。

まだ夜の残り香が漂う道。
息が白く、涙と汗がまざって視界がにじむ。

「もう少し、もう少しだからね!」

だけど――

ガタン。

「うわっ!」

石につまずいて、手から車椅子が離れた。
そのまま、坂を転がっていく。

「だいちゃーーーん!!!」

声が夜気に溶けていく。
足が動かない。心臓が止まる。

その時、
背後で――キーッ、とブレーキの音。

ふりむくと、一台の自転車が止まっていました。
そして、その影が地面に自転車を倒して、走ってくる。

「……ダンプ?」

彼は、町の修理工場で働いている青年。
いつも油まみれの作業着を着ていて、みんなから“ダンプ”と呼ばれていました。

息を切らしながら、坂の下まで駆けていく。
少しして――

ダンプが、車椅子を押して戻ってきた。
だいちゃんをしっかり抱きかかえながら。

「どうして……こんな時間に……」

「朝の見回りさ。おまえらの家の電気がついてたから、なんかあったのかと思って来たんだ。」

だいちゃんは、震える手でダンプにしがみついた。
タオルには、赤い染みがじんわりと広がっていく。

「だいちゃんが……階段から落ちたの!」

わたしが言うと、ダンプの目がきゅっと細くなった。

「わかった。水田医院だな。」

そう言って、迷うことなくだいちゃんを肩にかかえた。
そのまま、走り出す。

まだ夜のにおいが残る坂道を、
かすかな鳥の声とともに、風を切って。

足音が、夜明けの静けさの中に響く。
だんだんと、空が青く変わっていく。
遠くの雲が、ほんのりピンク色に染まり始める。

わたしはその背中を追いかけながら、何度も何度も心の中でつぶやいた。

――だいちゃん、お願い、生きて。
――神さま、どうか、助けて。

やがて、病院の明かりが見えてくる。
白い建物のガラスが、朝の光をうけてきらりと光りました。

あかい階段は、もう振り返るとただの階段に戻っていました。
夜の魔法がとけたように、静かに、そして美しく。

その日、わたしははじめて知りました。
“恐怖”と“希望”が、同じ場所にあることを。

そして――
誰かを本気で守りたいと思ったとき、
人の力はこんなにも強くなるんだということを。


---

🌄 おわり


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歯固め

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黒のレギンス買うかぁ
今小豆色とレモン色しか持ってないからな
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