共感で繋がるSNS

関連惑星

猫好きさんの星

11761人が搭乗中
参加

猫吸いの星

3253人が搭乗中
参加
🐾

悪魔執事と黒い猫の星

3232人が搭乗中
参加
悪魔執事の主様交流会場

茶トラ猫の星

2133人が搭乗中
参加
茶色いしましま 茶トラ猫が大好きな人なら どなたでもどうぞ!

猫好きの星

1637人が搭乗中
参加
猫好きさんどなたでもどうぞฅ^•ω•^ฅ

ハチワレ猫の星

1169人が搭乗中
参加
浅いハチワレ 深めのハチワレ 七三のハチワレ ハチワレ猫さん好きな方 どうぞ〜!

白猫の星

433人が搭乗中
参加
白猫が見たい!白猫を見せたい! という白猫好きさん、お気軽にご搭乗ください🐾 ※投稿なし&自己紹介未編集の方は申請拒否させていただくことがあります。ご了承ください🙇‍♀️

坂道シリーズの星

405人が搭乗中
参加
坂道シリーズは、秋元康がプロデュースする乃木坂46、櫻坂46、日向坂46、吉本坂46ら一連のアイドルグループおよび各プロジェクトの総称である。メディアなどでは坂道グループとも称されるが、版元・運営元であるソニー・ミュージックの公式サイトは坂道シリーズと称している。

黒猫の星

386人が搭乗中
参加
黒猫の星にようこそ。 ご搭乗ありがとうございます。 自己紹介が未編集の方、非公開の方、投稿が無い方、アカウント名が数字のみで黒猫画像がアルバムに無い方の申請は拒否します。 この惑星の創造主は、黒猫侍さんです。

保護猫の星

244人が搭乗中
参加

人気

関連検索ワード

新着

ハーロック

ハーロック

第二話 (全二話)


「……何をだ」

男は、キャンバスの前に立った

「自分、“画家になれへん=才能がない”思っとるやろ」

「……違うのか」

「ちゃう」

男は、きっぱり言った

「才能がないんやない
“使い道を間違え続けとる”だけや」

男は、床に散らばったスケッチブックを拾い上げた
パラパラとめくる

人物
風景
街角の何気ない表情

「自分、何が好きや?」

「……絵だ」

「ちゃう
“描くこと”か、“観ること”か、“伝えること”か、どれや」

言葉に詰まった

「……全部、好きだと思ってた」

「ほら出た、"全部好き”言う奴はな
大体“何も選んでへん"ねん」

きつい
でも、否定できなかった

「自分な、ゴッホを見て何に心打たれた?」

「……情熱。孤独。狂気。生き様」

「ほな聞くで」

男は、ぐっと距離を詰めた

「自分は、誰の“情熱”を、誰に届けたいんや」

言葉が、出てこなかった

「四十年生きて、まだそこが言えへんのはな
才能の問題やない
“考えるのを避けてきた”からや」

男は、畳みかける

「画家だけが、絵に関わる仕事やと思っとる時点で、視野が狭すぎるんや」

指を一本ずつ立てた

「美術教師」
「絵本作家」
「舞台美術」
「ゲーム・映像コンセプトアート」
「美術館スタッフ」
「アートディレクター」
「似顔絵師を“仕事”として確立する道」

「自分な、全部“中途半端”にかじって
“画家じゃないから負け”って拗ねとるだけや」

胸が、ひりついた

「厳しいな」

「当たり前や
四十の男を、慰めてどないするねん」

男は、静かに続けた

「自分はな、“描ける人”やのうて
“観て、感じて、形にできる人”や」

「……それが、何になる」

「なるかどうかは、自分が決めるんや」

男は、スケッチブックを彼に返した

「自分が一番生き生きしとるの、どんな時や?」

しばらく黙った後、彼は答えた

「……誰かに、絵の話をしてる時
この絵が、なんで好きかって、語ってる時」

男は、ニヤっとした

「ほらな
自分、“描く人”である前に、“語れる人”になっとるやん」

「……語って、どうする」

「伝えるんや
教えるんや
繋ぐんや」

男は、低い声で言った

「ゴッホ君が孤独を感じとったんはな、才能がなかったからやない
“理解者が少なかった”からや」

彼の喉が、鳴った

「自分は、その“理解者”になれる側の人間や」

しばらく、沈黙が落ちた

「最後に一つだけ言うで」

男は、真正面から彼を見た

「自分、才能がないんやない
“夢の形を更新できてへん”だけや」

「画家をやめるかどうか、今すぐ決めんでええ」

「でもな、“何者でもない自分”を、これ以上放置すんなや」

「選べ
捨てろ
腹決めろ」

男は、踵を返した

「四十から輝く奴はな
“過去を言い訳にせえへん"奴だけや」

ドアの方へ歩きながら、最後に一言だけ残した

「自分の人生、まだ“下書き”や
清書を描くかどうかは、今からや」

男の姿は、いつの間にか消えていた

アトリエに残された男は
もう一度、スケッチブックを開いた

不安は、消えていない
でも、初めて――
“別の光”が、見えた気がしていた


#希望 #自作小説
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY2
みや

みや

幼稚園の頃…何になりたかった?可愛い想像しかない笑幼稚園の頃…何になりたかった?可愛い想像しかない笑
飼われている猫
GRAVITY
GRAVITY
デスティーノ

デスティーノ

今日も1日お疲れ様でした〜😄😸

#猫のいる生活 #猫好きさんと繋がりたい #うちの子かわいい瞬間
ネコの星ネコの星
GRAVITY
GRAVITY10
ハーロック

ハーロック

第一話 (全二話)


夜のアトリエは、やけに静かだった

窓の外では、街灯のオレンジ色が滲み
古いカーテンに影を落としている

男は、床に置いたキャンバスを見下ろしていた

描きかけの絵
何度も塗り直され、何度も削られ
もう何を描きたかったのか分からなくなったキャンバス

美術大学に通っていた頃、初めて見た《星月夜》
あの渦巻く夜空に、胸を殴られた

「こんな絵を描ける人間が、この世にいるんだ」
その事実だけで、息ができなくなった

――俺も、画家になる

そう決めたのは、あの瞬間だった

だが現実は、甘くなかった
評価されない
売れない
生活できない

大学を出てから、正社員にならず、アルバイトを転々とし
イベント会場で似顔絵を描き
「上手ですね」と言われては、心の奥で空虚になった

結婚はできなかった
恋人ができても、将来の話になると、必ず終わった
友達も、いつの間にか連絡をくれなくなった

四十歳
独身
不安定な収入
画家志望

「……俺、才能ないんだろうな」

声に出した瞬間だった

「今さら気づいたんか
遅すぎるわ、自分」

背後から、低い声がした

振り向くと、黒い服の男が、いつの間にか壁にもたれて立っていた
腕を組み、冷めた目でキャンバスを見ている

「……誰だ、あんた」

「ワシはただの通りすがりや
で、自分、画家やめるんか」

「……やめようとしてる」

男は、鼻で笑った

「“やめようとしてる”やと?
四十にもなって、まだ覚悟も決めきれてへんのか」

胸に、ずしっと来た

「うるさい、俺なりに必死だった」

「知っとるわ」

男は、即座に言った

「必死やったことくらい、見たら分かる
せやけどな、自分――“勘違い”しとる」


#希望 #自作小説
読書の星読書の星
GRAVITY
GRAVITY2
Su

Su

呑み屋街明かりがうるさくて、あまりに呑気。仕事で疲れてため息しか出ない私とは大違い
GRAVITY
GRAVITY2
ともっち

ともっち

#散歩 街中ですねぇ
GRAVITY
GRAVITY1
華雅佑斗

華雅佑斗

犬派?猫派?…一緒だといいな笑犬派?猫派?…一緒だといいな笑
断然、猫
GRAVITY
GRAVITY
イチ

イチ

ウォーキング5.1km
反り腰猫背改善ストレッチ8分
下腹痩せトレーニング16分
スクワット10分
フォームローラー12分
頑張った
ダイエットの星ダイエットの星
GRAVITY
GRAVITY
もっとみる

おすすめのクリエーター