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フランス革命期のマリー・アントワネット王妃は、いまだに「贅沢三昧で民衆を苦しめた悪女だから処刑されて当然」というイメージで語られることが少なくない。

しかし歴史的事実を見れば、彼女に対する国民の憎悪は、当時の過激なプロパガンダによって意図的に作り上げられた側面が大きい。

実際の裁判は形式的なものでしかなく、明確な罪状が立証されたわけでもないままギロチンに送られたのである。

つまり、彼女は「嫌われたから死んだ」のではなく、「嫌われるように仕向けられ、法的根拠を欠いたまま殺された」のだ。

これはまさに近代以前の私刑に近い。

驚くべきことに、現代のSNS社会でも同様の構図が繰り返されている。

痛ましい交通事故や目を背けるほどの事件が起きると、たちまち「犯人」と目される人物の顔写真・住所・勤務先が晒され、数時間で全国に拡散される。

事実確認は後回し、真偽不明のまま「こいつが悪い」という物語が完成し、加害者とその家族は一瞬で社会的に抹殺される。

これを「正義の鉄槌」と呼ぶ人々は多いが、それは法的手続きを完全にすっ飛ばした私刑である。

しかも興味深いのは、こうした晒し上げに加担する人々が、どこか陶酔的な高揚感を味わっているように見えることだ。

人は「安全に憎める敵」を欲する。怒りは快楽であり、集団で一人の人間を叩きのめすとき、人は一体感と優越感に酔う。

マリー・アントワネットがそうだったように、現代の晒し対象もまた、誰かの「怒りの麻薬」の犠牲者にすぎないのかもしれない。

法の前の平等も、冷静な事実確認も、怒りの快楽の前には脆く崩れる。歴史は繰り返す、と言われるが、私たちは本当にその教訓を学んでいるのだろうか。
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ソクラテスは哲学者なのか? 社会を混乱させた犯罪者? あるいは精神の異常をきたした人であったのか?ソクラテスは哲学者なのか? 社会を混乱させた犯罪者? あるいは精神の異常をきたした人であったのか?

回答数 8>>

立派な哲学者です。
当時のアテナイ(古代ギリシア)では
「犯罪者として死刑にされた」
という事実もあります。
では、なぜソクラテスは“犯罪者”として裁かれたのか?

ソクラテスに対してアテナイ市民が訴えた罪状は主に2つ
1. “国家の神々を信じない”という不敬(神への冒涜)
2. 若者を堕落させた(悪い考えを教えた)

これは現代の法律とは全く違い、
当時の宗教・国家・道徳が一体だった時代特有の価値観 です。

ソクラテスの批判的な質問方法(産婆術)が、
「若者を扇動している」と誤解された、とも言われます。

哲学者ゆえに犯罪者となり得る時代に生まれてしまっただけですね。
哲学哲学
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あましび

あましび

(尻取り🉑)〇〇と△△(尻取り🉑)
反抗期の川とこれから何にも負けたくない
改行だらけの目次と私にしか扱えない罪状(2)
剥製になった祈りとやわらかいところが汚れてくれない(2)
無作為の韻と雪を踏む音(1)
みすぼらしくなると複眼に手を染める夜警🌝
換気扇の下にいるときアクセスできる託児所と見開きの漢文🌝(2)
いつでも新品の分銅と鼻を鳴らす音は嫌い
もうどうしようもないピザトーストとそんなことはない、結構🌝(2)
冷えたゆたんぽと薄に濾過された風の色(1)
シナモンのことを忘れてしまえる軽薄さだと嘔吐癖すら可愛がられる
爪先に砂の残るオールスターと永遠に開けない添付ファイル

🌕

自作
夕日がさらに肌を焼く空腹感空港の書店の回転本棚と時間までうごめきたがる
切り離す思考に必要な脳の色気と蛾はリボンの軌跡
夢に植えあう花言葉「無垢」と信じあうことのみやさしさ強さも弱さも
切創のような目と天国からのどうしようもない陽で待合室の玻璃は裸だ(2)
愛が血のように巡る愛が血のように巡る幽霊たちの共通点になろうとするピュアめの堕天使
迷子だからずっと怖がっていようと街灯より低い満月は思った
川のいちばんふかいところであまやかされるとしびれる(2)🌚
私にしか扱えない罪状と踊り場で服を渡し合う(1)
見開きの漢文とシナモンのことを忘れてしまう(1)
#詩のこころみ
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🌟まりも♂漢(初見)

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法廷は、ヘレンがよろめきながら入ってきた瞬間、静まり返った。

彼女は91歳。
身長は150センチほど。
震える手。
時の跡が深く刻まれた顔。

病院のガウンを着たまま、手錠をかけられていた。

誰が見ても、犯罪者というより、迷子になったおばあちゃんのようだった。

判事のマーカスは事件ファイルに目を落とした。
罪状:強盗致罪。

そして顔を上げたとき、
“何かがおかしい”
そう感じた。

ヘレンと88歳の夫ジョージは、いつも質素で真面目な人生を送ってきた夫婦だった。
結婚65年。
彼らの暮らしの中心にあったのはただひとつ──ジョージの心臓の薬。
彼が息をするために必要な、1日12錠の薬。

ところが1週間前、支払いの手違いで医療保険が突然打ち切られた。

薬局でヘレンが知ったのは、
50ドルだった薬が、いきなり 940ドル に跳ね上がっているという現実だった。

彼女は手ぶらで帰宅し、
その後の3日間、ジョージが息をしようともがく姿を見つめ続けた。

何が起きているのか、
ヘレンには分かっていた。

そして、ただ見ているだけなんてできなかった。

絶望の末、彼女は再び薬局へ向かった。

薬剤師が背を向けた一瞬──
震える手で薬を袋に詰めた。

だが店を出る前に、
サイレンが鳴り響き、
次の瞬間には、細い手首に冷たい手錠がはめられていた。

法廷で、ヘレンはかすれた声でつぶやいた。

「盗みたかったんじゃありません、判事…
ただ、あの人を助けたかっただけなんです」

判事マーカスはじっと彼女を見つめ、
そしてゆっくりと立ち上がった。

「手錠を外しなさい。今すぐだ」

検察官に向き直り、声を強めた。

「“強盗致罪”? これを?」

ヘレンは泣き崩れた。

判事は深く息をつき、
法廷に響く言葉を告げた。

「この女性は犯罪者ではありません。
私たちの制度の被害者です」

彼はヘレンを無罪とし、
即座に福祉局へ連絡、
ジョージがその日のうちに治療を受けられるよう命じた。

後に記者が判事に理由を尋ねると、彼は静かに答えた。

「正義とは、
システムが“正しくなくなった瞬間”を見抜くことでもある。」

「彼女は泥棒ではない。
愛する人を選んだ、ひとりの妻なんだ。」


※Quoraから引用
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患者ち

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私はもう相互ブロだからあれですけど、みんなは迂闊なこと言うと罪状ついたメール来ちゃうから気をつけてね。ぼくももうすぐ二周忌だよ
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患者ち

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TLの不穏を見ながら大半が"された"側なのに私の罪状のひとつにそれ入ってるし、"した"側がまだ生きてるんだよなと思うと腹は立ちます。
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