共感で繋がるSNS

関連惑星

東京の星

15898人が搭乗中
参加
東京の星を47都道府県で1番の惑星に😌✨

東京在住30歳以上の星

3969人が搭乗中
参加
東京在住or東京付近在住30歳以上の方宜しければご参加して頂ければ幸いです。 兼愛無私を意識して皆様で仲良く出来ればと思います。

東海オンエア

1145人が搭乗中
参加
東海好きあちまれーーーーーーー!!!

東方projectの星

882人が搭乗中
参加
東方projectが好きな人が集まる星です!! 東方好きな人はぜひ入ってください! みんなで語りましょう♬.*゚ ⚠原則として荒らし、アンチ、侮辱、煽り等の人が不快になるようなことは禁止です!発見した場合星から追放することもあります!ルールを守って楽しく過ごしましょう!

東北の星

692人が搭乗中
参加
東北に住んでる、東北出身、東北に移住したいなどそんな方々の星です!東北に観光やお仕事でいらっしゃる方も大歓迎です! みんなで情報交換しましょ~!

東京23区の星

446人が搭乗中
参加
東京23区に住んでいる方の交流場所です( *’👄’* ) 東京23区 千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区

神奈川東京の惑星

322人が搭乗中
参加

東京ディバンカー

265人が搭乗中
参加
みなさまいらっしゃいませ✨ いっぱい盛り上げていきましょう!(,,>᎑<,,)

東京×お酒好きの惑星

216人が搭乗中
参加
一緒にお酒ライフをエンジョイしましょう🍻 20歳未満の方はご遠慮下さい!

東方ロストワード

213人が搭乗中
参加

人気

関連検索ワード

新着

エントロピー

エントロピー

絵本から飛び出た世界のように見えて
世界のリアルは日本とは全く真逆なのだ。
かといってよその国も悲惨で明るい見通しはなく
中華とシンドネシアとアラブ王くらいなのかなーってとこ。SNSなんだからでも学術は僕の場合「最高ランクが普通」

深圳は「アジアのシリコンバレー」とも呼ばれる、香港に隣接した中国南部の超高層ビルが立ち並ぶ最先端のハイテク都市深圳は「アジアのシリコンバレー」とも呼ばれる、香港に隣接した中国南部の超高層ビルが立ち並ぶ最先端のハイテク都市で、小さな漁村から世界的な技術・イノベーションの拠点へ急成長しました。
テクノロジー企業が集積し、ドローン世界最大手DJIの本拠地であるほか、近代的なショッピングモールや緑豊かな公園、テーマパーク、美しいビーチなど多様な魅力があり、若者が多く活気にあふれた「挑戦できる都市」です。
深圳の主な特徴
ハイテク産業の中心:
「中国のシリコンバレー」として、ファーウェイ(Huawei)やテンセント(Tencent)などのIT大手が集まるイノベーション都市。
急速な発展:
経済特区として発展し、世界有数のテクノロジーハブに成長、若年層の人口が多く活気がある。
多様な観光スポット:
世界の窓、中国民俗文化村などのテーマパーク、華強北電子街、大芬油画村、平安金融センター、広大な公園やビーチなど。
自然と都市の融合:
亜熱帯気候で温暖、海岸線や大鵬半島国立地質公園、マングローブ林など豊かな自然も有する。
住みやすい環境:
外国人にも比較的住みやすく、キャリアアップを目指す人にも人気で、治安も安定傾向にある。
どんな人におすすめか
最先端のテクノロジーやビジネスに興味がある人。
ダイナミックな現代都市の雰囲気を楽しみたい人。
ショッピングやグルメ、文化体験と自然を楽しみたい人。
将来性のある都市でキャリアを築きたい人。
注意点
東門老街など繁華街ではスリや詐欺に注意が必要。
春先(3〜4月頃)は「回南天(ホイナンテイ)」と呼ばれる超高湿気候になることがある。
深圳は、経済的なダイナミズムと現代的な快適さ、そして豊かな自然が共存する、非常にユニークで魅力的な都市です。
GRAVITY
GRAVITY1
なまえ

なまえ

「寒い」
それが、私が函館に着いたときの第一印象だった。海に近いせいか風が強くて、どこか北京を思い出させる。ただ、北京はほとんど雪が降らないけれど
函館には一晩だけ滞在した。宿は函館山の麓にあり、このあたりは観光客で賑わっている。でも、横に数百メートル歩くだけで、ほとんど人の気配がなくなった
夕日を背負う函館山と、誰が残したのかも分からない、山へと続いているように見える足跡を眺めていると、
「輪台東門送君去、去時雪満天山路」
という詩の一節が、ふと頭に浮かんだ。
函館山……
あなたもまた、誰かの想いを背負っているのだろうか
GRAVITY
GRAVITY5
天月 兎

天月 兎

サフラン色の栄光──不滅より終焉を贈るまで
第三十六話 前編

閑静な城壁の外。
いつもなら篝火が灯されている筈のそこに光はない。
人々の営みの音も気配もない。
それが意味するのは、滅びだった。
守ると、誓ったのに。
喪失感で頭がおかしくなりそうだ。
外壁を守っていたのだろう騎士達は、皆地に転がっていた。
体が、頭が城の方を向いている様から鑑みるに、背後から奇襲を受けたのだろう。
自分達が守っていたはずの王都側から。
誰か、誰か一人でも生き残りはいないだろうか。
ウェス・トリステスの外なら、まだ魔族に対抗できる地方があるかもしれない。
生存者が居るのなら、保護してもらえばいい。
城壁に手を当てて、王都全域に索敵の魔術をかけてみる。
誰か、誰か、誰か、誰か。
祈るように生存者を探すが、既に絶命した者達の気配しか…いや、ある。
一人だけ、城の中に一人だけ残っている。
国王だろうか。
この状況下で生き残っているのなら、急いで次元を繋げなくて済む。
魔力は出来るだけ温存したいと思ってのことだった。
一縷の希望を抱いて、城壁内に足を踏み入れた時。
道端に転がっていた死体が、立ち上がった。
ルーヴェリア「…………」
数多の死体達が、縋るようにルーヴェリアの方へ駆け出す。
その中にはクレストの妻と、その子供の姿もあった。
ああ、この光景を見たのが私で良かった。
魔力の温存だとか、考える余裕も無くなった。
ルーヴェリア「今、楽にして差し上げます」
自分が足を踏み入れた西門から、城を挟んで反対側にある東門までの全域を対象に、敵対意思を持つ者全ての位置を把握する。
思い浮かべたのは、あの日の眩い太陽の光。
ルーヴェリア「陰を這う哀しき生命に、安らぎへの導きを」
白い魔力がルーヴェリアの全身から王都内全域に広がる。
それはあまりにも眩し過ぎる光で、けれどとても優しく温かいものだった。
光は苦しみの呻き声をあげる死者達を包み込み、軋む身体を葬り去っていく。
全ての死者が天に召されたことを確認して、玉座の間の扉の前に次元を繋げて転移する。
廊下に残っている死体は操られなかった者達のものだろう。
皆首を斬られて死んでいる。
生者はこの奥に一人だけ。
ゆっくりと、扉を開いた。
ルーヴェリア「…!」
流石に息を呑んだ。
まず目の前に現れたのは裸にされた王妃の骸。の像。
胴体は腰のところで横一文字に真っ二つにされ、上半身側が地に着いている。
胸元と背中に一本ずつ脚がつけられ、上の方に伸ばされている。それは膝から折れ曲がって、同じように上に伸びた腕と共に斬り落とされた王妃の首を支えていた。
手と足で、生首が掲げられている。
その向こうから、国王は光を失った目でその像を見つめていた。
ルーヴェリア「最早帰還報告は必要ありませんね……一体何が起きたのですか」
像を通り過ぎ、国王の前までやってきたルーヴェリアの問いに、彼はぽつりぽつりと、ことの経緯を話し始めた。

騎士団が応戦に出てから暫く後、王都上空に大きなゲートが開いた。
お前に託された短剣で妻が破壊したが、それが過ちであったのだ。
魔術棟の地下から黒い影が伸びて、真っ先に魔導士達が殺された。
上空のゲートは目眩しに過ぎなかった。
妻は魔王に捕えられた。
騒げば殺す、外に連絡をしても殺す。
そう脅された城内の人々は何もできなかった。
そもそも魔導士達が死んでいるので魔力や魔道具を利用して外部に助けを求めることが出来なかった。
魔王は妻を私の前まで連れてきてこう言った。
イレディア「お初にお目にかかる、サフラニア王国の国王よ。我が名は魔王イレディア。余計な話は割愛し本題に入ろう」
国民の命と、お前の妻の命、どちらを選ぶ?
私は選べなかった。
いつも弱くて、頼りない私を支えてくれたのは妻だ。
妻の言葉があったから、私は王として相応しい態度でいられた。
妻は、国民を選べと私に言った。
王妃「民あっての国です。私一人の命と民の命、どちらがより重いかは明白でしょう」
それでも私は選べなかった。
妻が私に追い打ちをかけるのを、魔王はさも愉快そうな顔で見ていたものだ。
王妃「貴方は王なのですよ。外で戦っているアドニスの父であり、この国の父です。どちらかが生きて、民がいれば国は成り立つ。その為ならば私の命は惜しくありません」
どうしてそんなに簡単に、大切な命を捨てられるのか私には理解できなかった。
妻もアドニスの母であり、シーフィの母であり、この国の母なのに。
私はまだ、選べなかった。しかし。
イレディア「早く決めねば両方殺すことになるな」
その一言に、私は折れた。
国王「……民を、助けてくれ」
そう言った瞬間、妻は目の前で首を落とされた。
最後の言葉を遺す時間すら与えられずに。
それだけに留まらず、服を破かれあんな姿にされて。
イレディア「凡愚な王妃と愚鈍な王か、似合いだな」
けたけたと笑う声と共に、城中から悲鳴が聞こえてきた。
使用人や衛兵達が次々と殺されていく音だ。
国王「…!待ってくれ!娘だけは…!」
言わなければ良かった。
言ってしまった後に気がついた。
イレディア「ああそうか、確か居たな。娘が」
悪い笑みを浮かべた魔王がまた問いかける。
国民の命と、娘の命、どちらを選ぶ?
妻だったものの像が視界から離れなくて、娘を見捨てたら同じように殺されるのではないかと思って、私を支えてくれる言葉はもう無くて、懇願する他に選択肢は無かった。
国王「娘を!娘を助けてくれ…!!」
私は、王でいられなかった。
魔王が私の前に水鏡を作り出し、外の様子を見せた。
いつものように暮らしていた民達が、何の罪も犯していない民達が、私の言葉一つで影に切り裂かれて殺されていく様が映っていた。
部屋の中で、家の入り口で、店先で、道端で、男も女も子供も関係なく殺された。
イレディア「良かったな?娘は助かったぞ。息子の方は分からんがな?あぁ……娘ではなく子供は助けてくれと言っていれば、違った結末になっていたやもしれんな……」
喉を鳴らすように笑いながら、魔王は闇の中に消えていった。
GRAVITY
GRAVITY3
ヨウ

ヨウ

偶然これを見て、おもしろい、なんでも早慶戦だ🤣
でも慶應の東門の向かい側もう一つのお店あるよ、だから選択肢は三つだ笑笑
GRAVITY
GRAVITY15
ののの

ののの

三ノ宮の夜、遊べるところ三ノ宮の夜、遊べるところ

回答数 20>>

サンキタも東門も終わっとるからなぁ
素直に難波か梅田行くのが無難じゃね
取り敢えずラウワンにはアホ集るからそれ引っ掛けて東門で飲みが丸い気がする
兵庫の星兵庫の星
GRAVITY
GRAVITY1
天月 兎

天月 兎

サフラン色の栄光──不滅より終焉を贈るまで
第二十九話

玉座の間に集ったアドニス、ルーヴェリア、クレストの3名は度肝を抜かれるような報告を聞くこととなる。
帝国軍国境、旧メレンデス小国、ヴィト・リーシェ湖、エレゾルテ山脈、旧ヤ・クルヌ村、旧ラシェクス小国、それぞれにゲートの出現が確認された。
現れた魔族は各地域に分けても10万は居るという。
アドニス「包囲…されてる…」
そう。サフラニアから見ると八方向をきっちり囲い込めるよう布陣されているのだ。
国王「対するこちらの戦力は、各騎士団総員でも4万に満たない。1箇所を突破するにも数の差が大きすぎるのだ…そして奴らはこちらに向けて同時侵攻を開始している…」
国の終わりが見える。
周囲の人間誰もが絶望の表情を浮かべていた。
ただ、2人を除いては。
ルーヴェリア「策は立てられますね」
クレスト「ええ、問題ございません」
重苦しい空気を裂くように、ルーヴェリアが中空に地図を映し出した。
そして、クレストが作戦を説明する。

まず、6箇所のうち少人数でも守備が容易なのは帝国領国境、旧ラシェクス、旧ヤ・クルヌ村の3箇所です。
山脈や湖に進軍が阻まれる為、地形を利用すれば罠を仕掛けるだけで足止め程度は可能でしょう。
逆に、こちらの守備が手薄となるのは南方のケレテス山脈、ヴィト・リーシェ湖から傾れ込む敵軍です。
よって……。

クレスト「我々騎士団長を除いた全軍をこちらの守衛に回します」
国王「なっ…20万を相手に4万で太刀打ちしろと!?」
自殺行為だと驚愕を隠さない国王に、毅然とした態度で首を縦に振るクレスト。
そこで、ルーヴェリアが口を開いた。
ルーヴェリア「七将は残り2人です。吸血鬼等を従える祖翼レイヴと、死霊術を操る亜祖ノクス。翼を持つ魔族はその特性を生かして山越えや湖越えを狙うでしょう。そして私が各所に配置しておいた魔力感応の魔道具からして、指揮官クラスの魔族はこの2人だけです。頭のない魔族など、ただ前に進むことしか考えられない烏合の衆……その程度では私の鍛えた騎士団員の敵にはなり得ません」
王妃はふむ、と考えた。
その話からすれば、逆に敵指揮官が居るのは4万の騎士を置く位置になる筈だ。
電撃戦を目論むなら尚のこと。
王妃「その機動力があるからこそ、その方面から敵が来るのでは?」
ルーヴェリア「そう考えさせることこそ、奴らの目論見です」
王妃「では、指揮官らは他の箇所から来る…と?」
クレストが地図の北方を指差した。
曰く、魔族が居る南部は何もせずとも機動力で押し切れるが、ネポス山、ケレテス山脈を超えるにはそれを更に凌駕する機動力がなければ完全な包囲は出来ない。
故に、レイヴが現れているのは帝国領国境か旧ラシェクス。
そして数を理にしたいならば、ノクスの力を存分に発揮できるのも死者が多かった旧メレンデスだろう。
つまり北方付近に大きな戦力が集中している、と。
ルーヴェリア「なのであえて南方の守備を堅くしていると見せかけ、北方に集中する敵を逆に誘き寄せるのです」
国王「しかし…全軍を南方に集中させれば動けるのは…」
クレスト「ええ、我々騎士団長のみとなります」
周囲がざわめき出す。
まさか、たった3人で南方の守備が突破される前に北方に電撃戦を仕掛けて敵の頭を潰しにかかり、そのまま敵の背後を突く形で南方の援軍に回るのか。
ルーヴェリア「いいえ」
ざわめく声に首を横に振る。
ルーヴェリア「クレストは守備に特化した騎士ですから、東方から押し寄せる軍勢から守備。国の未来を考え、アドニス殿下には守備の堅い4万の騎士団の総司令官として南方で後方支援をしていただきます」
アドニス「無茶苦茶だ!師匠1人で北方の七将2人と30万の敵を潰して西方に周り、我々の援軍に回ると!?正気じゃない!」
あまりの自己犠牲精神と無茶の過ぎる作戦に、今まで黙って話を聞いていたアドニスがたまらず声をあげた。
アドニス「それにクレストだって…1人で、10万の敵を……もう私兵だって居ないのに…!」
その場に集った誰もが彼と同意見だ。
クレスト「皆さんは、ご存知ありませんからそういった考えに至るのは仕方のないことです」
何故か誇らしげに笑んでいる空気の読めない老騎士。
とうとう年齢のせいで頭がおかしくなったのかとすら思ったが、彼の口からとんでもない話が飛び出た。
クレスト「今から50年前。魔族から停戦交渉を受けた原因となったのは我が師です。あの時、我々騎士団も各国も兵力を消耗し、今のように終わりが見えた時がありました。各国にゲートが開き、各所に七将が出現したのです。我々の兵力といえば、せいぜい3千に足るか…といったところでしたか。騎士団長も私と我が師しか居なかった…そこで我が師は、私と全兵力を国の守備に回らせ、たったお一人で各所に出現した七将全てに致命傷を負わせて回ったのです。魔族側も総力戦に出ていたせいか、それは大きな痛手となったのでしょう。それが原因で停戦交渉に来たのです」
………。
驚きで息を呑む音しか聞こえない。
七将を、たった1人で、それも遠く離れた箇所に存在する者達に致命傷を負わせた。
正しく、化け物だ。
ルーヴェリア「時間もありませんのでこの作戦を決行します。よろしいですね?」
異を唱える者は誰もいない。
アドニスは何か言いたげだったが、空気がそれを許さなかった。
それでも無茶をしてほしくないなんて、言えなかった。
ルーヴェリア「王妃陛下、貴女は魔術棟を管理なさるほど優れた魔術の才をお持ちです」
王妃「え、ええ…そこまで優れているかと言われれば、貴女ほどではありませんが…」
ルーヴェリアは懐から短剣を取り出して王妃に渡した。
ルーヴェリア「これはテフヌト族領で採掘される最も希少な鉱石で造られた短剣です。が、武器ではなく魔道具です」
王妃「どう扱うものなのかしら」
ルーヴェリア「少量の魔力を込めれば、この短剣内部で潜在魔力の解放が為されます。その状態で短剣を投げつければ、開き切る前のゲートなら破壊ができます。一回きりなのが惜しいところではありますが…魔族の軍勢に太刀打ちもできないままよりは良いかと」
それは…ルーヴェリアの読みではこの攻防戦でサフラニア本国自体にゲートが開くと予想しているということだ。
ルーヴェリア「あくまでも万が一に備えて、ではありますが……常に最悪の状態を想定して戦うのが戦争というものですから」
王妃はこくりと頷いてその短剣を受け取った。
王妃「ありがとう。そうですね、貴女の言う通りです。私はいつゲートが開いてもいいよう魔術棟から監視を行います」
ルーヴェリアは頷き、両陛下に頭を下げて退室していく。
どこまで見越しているのか、そんな風に思っている視線が彼女の背中に刺さるのを遮るようにクレストが後に続いた。
アドニス「私も、行って参ります」
頭を下げるアドニスに、国王が声をかけた。
国王「お前の家は、家族はいつも此処に居る。気をつけて行っておいで、そして帰っておいで」
アドニス「…はい」
力強く頷いて退室したが、正直、複雑だった。
第一王子がいない今、次期国王になるのは自分しかいない。
だから優遇されるのもわかる。
でも、自分にだけあの言葉がかけられたのが嫌だったのだ。
自分だけじゃない。
戦いに出る騎士団の全員が、帰る場所はここなんだ。
家族がいて、恋人がいて、一人一人に居場所があって、だからこそ命をかけて守るのだから。

さて、そんな思いを抱えたまま騎士団宿舎の方へ足を運んだ。
既に全員が整列している。
鎧を纏い、武器を手にした騎士団長らが前に並べば、彼らはその身を引き締めるように背筋をぴんと伸ばした。
ルーヴェリア「命令は一つです」
静かな声が、空間に染み渡っていく。
ルーヴェリア「敵に背を向けても構いません。生きることを最優先にしてください」
騎士団にあるまじき発言に、息遣いだけで驚いたのが伝わってくる。
ルーヴェリア「自分の命も、他人の命も、一つしかありません。生きていれば再起出来ますが、死んでしまったら出来ません。大丈夫、訓練の通りに、いつもの通りに、敵を殺せば良い。殺される前に殺しなさい。それが出来ないなら背を向け、機会を伺い刺せばいい」
彼らは安堵した。
そういうことなら、確かに生きること最優先だ。
敵前逃亡ではなく戦略的撤退を選べという意味だったか、と。
ルーヴェリア「貴方達を信じています。それでは各戦線へ、進軍開始!!」
アドニス「進軍開始ー!!」
彼らは南門へ向け、歩調を揃えて歩き出した。
遥か遠方には、魔族の出現によって黒雲が立ち込めているのが見える。
だが、恐怖などない。
「この日のために、この時のために、酷い鍛錬を何度も超えてきたしな」
「何十万を相手にするより、団長1人相手にする方が骨折れるしな」
「我々が負けることなど、万に一つも無いさ」
「そうだな。俺たちには最強の騎士団長達がついてる」
そんなことを隊列の端々から漏らしながら進んでいく騎士団を見送り、ルーヴェリアはクレストを見た。
ルーヴェリア「…………」
死なないでほしい、とは思うがそれを伝えるのは彼の実力に不安があると伝えるのと変わらない。
クレスト「師よ」
ルーヴェリア「はい」
クレストは彼女の手に合うサイズの白い手袋を渡した。
ルーヴェリア「…っ…」
今までの経験からして、これは別れの挨拶だと察する。
クレスト「物理攻撃力の上昇と、速度に関する身体強化が為される術式を施した手袋です。私の魔力で組み込みました」
ルーヴェリア「………」
黙ってそれを受け取ると、クレストはにっこりと微笑んでみせた。
クレスト「この戦いの最中に、貴女の誕生日が過ぎてしまいますからな」
ルーヴェリア「はい?」
確かに、もう数えてはいないからいくつになるのかは分からないが、近く自分の誕生日がある。
クレスト「またお会いしましょう。再会の時まで、私は決して倒れはしません」
ルーヴェリアは少しだけ目を瞠ると、嬉しそうに細め、口角をあげた。
ルーヴェリア「ありがとうございます。また会いましょう」
クレストは軽く頭を下げて東門へと向かっていった。
ルーヴェリアはガントレットを外して、早速手袋を身につける。
ぴったりと馴染む手袋からは、クレストの魔力を感じた。温かなそれは、寄り添ってくれているかのようだ。
ルーヴェリア「……まったく…兄妹揃って私への贈り物が手に関するものだなんて…どう口裏を合わせたんですかね」
ガントレットを装着し直しながら呟く。
そして北方の空を睨んだ。
向こうの状況は読めないが、彼女の索敵魔術が山脈の向こう側でたむろする魔族の群れを捉える。
ルーヴェリア「さて皆さん…殲滅戦のお時間です」
誰ともなくそう言い放ち、彼女はその場から姿を消した。
GRAVITY1
GRAVITY3
もっとみる

おすすめのクリエーター