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しろあん
温情も呵責もなくいける。ありがとうありがとう
げ
電話に出るか悩んでると
気づくとコロシアムにいた
わたしはそこで浮遊する半透明な化け物と延々と戦わされる
渡される得物は2種類ハサミのようなものと先端にナイフがついてるやつ
わたしは嫌々闘わされていたが
会場の熱に押され徐々に自分を無くしていく
わたしが殺すごとに会場は熱狂する
周りを大量の札束が飛び交う
彼らはわたしの殺しをみたくて仕方ないのだ
その時わたしの何かが吹っ切れた
無我夢中になって殺しまくった
そこには良心の呵責などどこにもなくあるのは解放という名の快楽だけだった
ふと我に返ると
誰もいない
辺り一面血塗れ
勢い余ってみんな殺してしまったようだ
あとに残るのは少しの後悔と
それを上回るやってやったという充足感
生まれてはじめて自分の力を思いっきり解放したという達成感に溢れていた
エレンが地ならしをしたときはこんな気持ちだったのだろうか

💤

💤
詰まる所、薔薇は主体性も能動性も行使しない、オブジェとしての王子さまを愛していた。自由を持った個人としての王子さまを、愛する事はしなかった。ただひたすらに、良心の呵責を誘発し、爪跡のような心の傷を刻み付けた。
その一方、王子さまも王子さまで、故郷の星を発ち、薔薇から距離を置いた事で、初めて薔薇の事を愛する事ができたのだった。彼の中で、世界に1本だけの薔薇は、標本箱に身を横たえた骸でしかない。彼が地球で絶命し、故郷の星に帰る時、骸と骸が再会する事になるのだろう。
また、これらのストーリーを語る飛行士は、骸と化した物言わぬ王子さまを愛している……
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