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「週刊少年ジャンプ」に1983年~1988年まで、原作・武論尊、漫画・原哲夫により連載された作品。
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劉承桀


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さと めぐみ
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タイトル
作者:里 惠
第六話:再会の約束
まだ日も昇りきらぬ頃。朝露に濡れた石畳を踏みしめる。
俺は、静かに屋敷を抜け出した。向かうのは、里の北門……――――鈴が出発する場所。
門前には、旅支度を整えた鈴の姿があった。荷物は少ない。
ずっと誰かの荷を背負って生きてきた鈴には、自分のモノをほとんど持っていなかったのだ。
俺は静かに近づき、言葉を探しながら妹の背を見つめる。すると、鈴が俺の気配に気が付いたのか振り返った。
目が合うと、一瞬驚くがすぐにぱっと微笑んだ。
「お兄ちゃん……来てくれたの ? 」
「ああ。黙ってきた」
「あとで怒られん ? 大丈夫 ? 」
鈴の心配そうな顔に、俺は小さく眉を顰めた。
「怒られても構わん。行く前に、鈴と話したかったんじゃ」
「……うん。鈴も、ね。
最後にお兄ちゃんと話したいって……思っとった」
鈴はそう言って笑ったが、その笑顔は……どこか寂しげに見える。風が、草を撫でるように通り抜けた。
鈴はぽつりぽつりと話し始める
「……この里に来たときは、ひとりぼっちになっちゃったんだって思ったの。
鈴ね。お兄がいたの。
お兄ちゃんとお顔のそっくりなお兄。
おしゃべりさんで、いつも優しくてね。だから、最初にお兄ちゃんを見た時はお兄が鈴を迎えに来てくれたって思ったの。
死んじゃったの嘘だったんだって……でも違ってた。違ってたけど、お兄ちゃんはお兄とおんなじくらい優しくてね。
嬉しかったの。今まで、本当にありがとう。
……私、お兄ちゃんがいたからがんばれたよ」
「……」
「鈴の事、大事にしてくれた。あの家で、唯一優しくしてくれた。
……だから、お兄ちゃんも幸せになってね」
俺は黙って、拳を強く握った。あの家で、鈴はどれほど息を詰めて生きてきたのか。
ただでさえ不自由な忍びの里で、裏切者の血を引く子として。
「鈴……」
鈴の小さな手をそっと握る。冷たい指先が、少しだけ震えていた。
「お前が笑って生きてくれんのじゃったら、それでよか。……俺も、お前のお兄もずっとお前の幸せば祈っとるけ」
ずっと伝えたかった想いを俺が言葉にすると、鈴は目に涙を滲ませながら言う。
「……お兄ちゃんは、誰よりもがんばってきた鈴のお兄ちゃんだから……――――幸せになれますようにって、私もずっと願ってる」
堪えていたものが、俺の胸に溢れた。言葉が出ず、目に溜まった涙で視界が歪む。
「さよならじゃないよ。きっとまた、会えるから」
鈴はそう言うと、そっと手を放し門の方へと歩き出す。鈴の小さな背を、俺は最後まで見送る。
すると、一度だけ鈴が振り返り笑って見せた。
……────その笑顔を、俺は生涯忘れることがないようにと目に焼き付ける。
門が閉じられ、鈴の姿は朝靄の中に消えていく。静かに、確かに……俺の何かが、切り離されていった。
いつの間に来たのか、気が付くと如月が俺の隣へ立っている。何も言わず、門を見つめていた。
彼女もまた、鈴の歩む先を見送りに来たのだろう。
しばしの沈黙のあと、俺はぽつりと呟き。
「……こっから先の人生は、ずっと笑っとってくれるとええな」
その後は無言のまま、暫く共に同じ空を見上げていた。……――――白く滲む朝の光が、二人の肩を静かに包む。
#小説好きさんと繋がりたい #拡散希望

ハーロック
回答数 10>>
京大をかすめて進々堂でお茶
出町柳から賀茂川を北上して植物園へ
北門を出たら京都屈指の洋食屋さんである東洋亭本店があります

🌸るんるん🌸
毎年11月頃、北門に入ったところにコスモス(秋桜)が展示されるのですが
今年は少し遅れているようです😀✌️🌸🌹





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