ドゥルーズの意味不明な言葉たちの底には存在者の差異が眠っている。これに対して、『意味の論理学』でつど触れているがドゥンス・スコトゥスの存在の一義性が伝統的な哲学で一つの「声」（ヴワ）として響いているとしている。存在はまず端的に差異なのだ。神経質に存在に対して倫理をがなり立てる顔の哲学者はまず底を見間違えている。存在者に関してはまず倫理よりも何よりも差異が眠っている。そう眠っているのだ。まずは存在に関する我々のまどろみから目覚めること。それはイリヤの夜から目覚める事にも近いかもしれない。顔の哲学者もまたイリヤと言う形で偶然にも、存在の一義性にふれている。
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