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凪

仕事帰りにコンビニ寄ろうとしたとき、久しぶりに近所のキリスト教教会のおねーさん二人組に声をかけられた

「神を信じますか?」
-別に…
「神に会えたら何を聞きたいですか?」
-特に聞きたいことはないです…
「なにか特定の宗教を信仰していますか?」
-実家が曹洞宗なので…あと強いて言うなら神道ですかね…
「「ああ〜!!」」
「毎週日曜日ミサやってて、英会話も教えてるのでもし良かったらきてみてくださいね、bye!!」

キリスト教信徒と日本の宗教観の違いは「神」の捉え方が多分大きい
キリスト教は唯一神、日本的に言うなれば大企業の会長
日本の神道は多神教、どこにでもいて、ご近所さんという感じ

そこで「神を信じるか?」「神にあったら何を聞きたいか」という質問は非常に答えづらい
自分に有益な神もいればそうじゃない神もいるから、神様だからといって盲信はできない
ご近所さんは全知全能ではない、自分の得意なことなら教えてくれるかもしれないがそうじゃなければ適当なこと言われるかもしれない

それに私の宗教観というか、神様論は昔読んだ壁井ユカコさんの「キーリ」というラノベの中に書かれていたことがしっくりきている

『神様はいる。だけど特定の誰かを特別扱いはしなくて、みんなに平等。死んじゃえ。』
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