『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017年)★★★★★★☆2013年にアリゾナ州で発生した『ヤーネルヒル火災』に立ち向かった実在の消防チーム、『グラナイト・マウンテン・ホットショッツ』の真実を、実話ベースで描く人間ドラマ。2013年、アメリカ南西部は長期の干ばつに見舞われ、複数の山火事が発生していた。地元消防隊の指揮を執るエリック(ジョシュ・ブローリン)は、住宅エリアまでの延焼の可能性を再三示唆するが、カリフォルニアのホットショット(精鋭部隊)はこの声に耳を貸さず、結果的に被害はエリックの予想通りとなる。エリックはこの現状を懸念し、親友である消防長のデュエイン(ジェフ・ブリッジス)に相談を持ち掛ける。エリックらの部隊をホットショットの立場まで昇格させるには、さらなる訓練と現場実績が必要だった。一方、薬物に溺れ、自堕落な日々を送っていたブレンダン(マイルズ・テラー)は、元恋人の妊娠をきっかけに更生を誓い、エリックの部隊への入隊を志願する。多くの隊員がそれに反対する中、エリックはブレンダンを採用する。やがて、ブレンダンを仲間に加えた彼らは過酷な訓練をこなし、数々の山火事を鎮火させる現場経験をも重ねていく。そして彼らは晴れて昇格し、ここに『グラナイト・マウンテン・ホットショッツ』が結成された。しかしそれも束の間、ヤーネルヒルに火災が発生した。『トップガン:マーヴェリック』で、マーヴェリックの戦死した親友グースの息子ルースター役で脚光を浴びたマイルズ・テラーの挫折と成長を縦軸に、実際に発生したヤーネルヒル火災を横軸として物語は紡がれる。史実であるので、視聴前に前情報を入れずに観て頂きたい。山火事、怖い。#映画 #小さな幸せ