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ゆうき🐰

ゆうき🐰

STEAMのDJMAX掲示板が英語ばかり
日本語投稿したらコメントなかなか付かない
プレイルームは韓国語が多いしなあ
日本人プレイヤーのコミュニティあるかな
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なつこ

なつこ

最近、ブランケットを足にかけると、プレイルームが誕生する
(全部娘がせっせと運んでくる)
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高校4年生

高校4年生

【うちのいまの弱音聞いて欲しいです、!⠀】
お腹痛い
気持ち悪い
吐き気やばい
だるい
つらい
しんどい
はやく外に行きたい
退院したい
美味しいもの食べたい
家に帰りたい
看護師さんとお話したい
保育士さんとプレイルームで色々遊びたい
お薬苦いの飲みたくない
学校行きたい
友達と遊びたい
担任の先生と話したい
病気はやく治したい
明日から点滴またやるのやだ
逃げたい
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ハーロック

ハーロック

第五話 (全六話)

読み聞かせが始まると、最初は声が震えた
舌がもつれ、ページを戻したりして、子どもたちにクスクス笑われた

「お姉ちゃん、かんじゃったー」

「ご、ごめん!」

「もう一回読んでー!」

その“もう一回”が、妙にあたたかかった

読み進めていくうちに、少しずつ声が出てくる

物語に入り込み、登場人物のセリフを少しだけ演じてみたりする

子どもたちが笑うたびに、自分の中の何かがふわっと軽くなっていった

終わったあと、一人の女の子が近づいてきた
頭には帽子
細い腕に、点滴のライン

「お姉ちゃん」

「ん?」

「ありがとう
ここ、退屈だから、うれしい」

その言葉に、視界がにじんだ

――あ、私、今、“誰かのしんどい”を、ほんのちょっとだけ軽くできたのかもしれない

胸の奥で、小さな火がぱちんと音を立てたような気がした

プレイルームの窓際を見ると、黒い服の男が立っていた

子どもたちには見えていないのか、誰も気にしていない

目が合うと、男は軽くあごを上げた

「な、自分
教科書に書いてある“患者”って、こういう顔やで」

彼女は涙を拭きながら、こくりと頷いた

それからも、彼女の勉強が急に完璧になったわけではない

テストでまた失敗することもあったし、技術チェックでうまくいかない日もあった

それでも、教科書を開くたびに、「田中さん」だけじゃなく、あの女の子の顔が浮かんだ

病院の廊下を歩くとき、ナイチンゲールの物語と、あの子どもたちの笑顔が重なった

「私は、完璧な看護師になれるかどうかなんて、分からない
でも、“誰かのしんどいを一個だけ軽くする”ことなら、今からでもできる」

そう思えるようになった

半年後
再挑戦した技術チェックの日

彼女は深呼吸をしてから、器具に手を伸ばした

指はまだ少し震えていたが、その震えを抱えたまま、手順を一つひとつ確認していく

「よし、いいですよ
合格です」

指導教員の言葉を聞いた瞬間、膝から力が抜けそうになった


#希望 #自作小説
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ハーロック

ハーロック

第四話 (全六話)

チェックは、やっぱりうまくいかなかった
途中で手順を飛ばしてしまい、指導教員に止められた

「はい、やり直し、落ち着いて」

唇を噛み締めながら、もう一度最初からやる

終わったあと、「今日はここまでね」と言われた
合格には届かなかった

廊下に出た瞬間、悔しさが全身を駆け巡った

「……私、やっぱり向いてないのかな!」

思わず声が大きくなった
黒い服の男が、すぐ横にいた

「お、ええやん、ええ声出たな」

「笑い事じゃないです! 周りの子たち、どんどん合格してるのに、私だけ……私だけ、何回やってもダメで……!」

涙が溢れた
止めようとしても、止まらなかった

「私、ナイチンゲールになりたいとか言って……結局この程度なんですよ。夢見てるだけの、バカですよ!」

男は腕を組み、彼女の顔をじっと見た

「ええやん、自分」

「どこがいいんですか!」

「その“悔しい”はな、“まだ諦めてへん”ってことや」

「……!」

「ほんまに向いてへん奴はな、“まあいいか、別に私じゃなくても”言うて、サクッと心の火ぇ消すんや
自分は、まだ消せてへんやろ」

胸の奥に、じんわりと何かが広がった

「そんな自分に、ワシからもう一個だけ、宿題や」

男はポケットから、病院のボランティア募集のチラシをひらひらと出した

「これ、なんですか」

「近くの病院の“読み聞かせボランティア”や
小児科の子らに絵本読んだりするやつ
週一回、一回二時間」

「そんな……私、勉強も追いついてないのに」

「ええやん
どうせ今も、勉強机に向かいながら“どうせ私なんて”って一時間くらい使っとるやろ、それを一回分だけここに回せ」

図星すぎて、言葉が詰まった

「……行って、何が変わるって言うんですか」

「行ってから悩め」

男はチラシを彼女の手に押し付けた

一週間後
震える足で、彼女は病院の小児科病棟に立っていた

ボランティア担当の看護師が、やさしく声をかけてくれる

「緊張してる? 大丈夫、大丈夫
子どもたち、絵本大好きだから」

プレイルームには、点滴スタンドを引きながら歩く子どもたちが何人かいた

マスクで隠れた顔
それでも、目だけはキラキラしている

「今日のボランティアさんだよー」

そう紹介されて、彼女はぎこちなく頭を下げた


#希望 #自作小説
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あっき

あっき

患者いっぱいすぎて空き部屋が無かったので、初めてプレイルームのクッションマットの上で仮眠した。普通に硬くていろんなところ痛くて終わり…悲しい…
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ぽ

今日集団健診で1人繊細さん炸裂させて、その後併設してあるプレイルームで3時間遊んだ
同じ健診受けた子はひとりもいなかった、そもそも他に1〜2組くらいしか居なくて過疎も過疎だったのにそっちの子が遊んでるものひたすら欲しがったり、自分が遊んでるところのそばまで来ただけ(通っただけ)で「これはダメ!」って地団駄踏んで怒ったり
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