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こ〜ちゃん🌱

こ〜ちゃん🌱

夏の暑さがじりじりと肌を刺すころ。 ここ数年、こ〜ちゃんには毎年欠かさず続けている習慣がある。
涼しい山の空気を求めて、愛車でそっと出かけるのだ。
こ〜ちゃんの相棒は、ハイエース。 見た目は普通の車。でも、中身はちょっと特別。 キャンピングカーではないけれど、後部座席を外して荷物室を広げ、 長い旅でも快適に過ごせるよう、こ〜ちゃんの工夫がぎゅっと詰まっている。ソーラーパネルをルーフキャリアに設置しているので電気も使える。
この車は、ただの“移動手段”じゃない。 こ〜ちゃんにとっては、まるで大きなアウトドアの道具のような存在。 好きな場所へ、風のようにひょいっと運んでくれる。 そして、自然と一体になれる――そんな相棒だ。
今回の山への旅も、目的は「涼」を求めて、というだけじゃない。
一緒に暮らしている高齢のワンちゃんのためでもある。 もう年齢を重ね、真夏の暑さはとてもこたえる。 かといって、ずっとエアコンの効いた部屋に閉じ込めておくのも、 こ〜ちゃんの心がなんだかモヤモヤしてしまう。
だからこそ、標高の高い山の涼しさはありがたい。 日中でも気温はそれほど上がらず、エアコンいらずの過ごしやすさ。 澄んだ空気の中を、ワンちゃんと並んでてくてく散歩する。 その時間が、こ〜ちゃんにとっても何よりの癒しになる。
特に、早朝のひんやりとした空気の中での散歩は格別だ。 森の中から「カサカサ…」と葉が擦れる音が聞こえてくる。 遠くでは小鳥たちのさえずりが「ピチュピチュ」と響く。 そして、東の空がゆっくりと色づいてくる頃、 ふたり並んで見る山の日の出――その瞬間が、こ〜ちゃんの宝物。
ワンちゃんの顔も、どこかホッとしたように緩んでいる。 「こっちの方が、やっぱり気持ちいいね」 そんな声が聞こえてきそうで、思わず笑みがこぼれる。
今年もまた、この山での時間が、 こ〜ちゃんとワンちゃんにとって大切な夏の思い出になる――そんな予感がしていた😊
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