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レタス🥦

レタス🥦

キモい適当なビートで反論してるだけで
相手のディス曲を潰せる必勝法

こいつがbeefで負ける想像がつかないw
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はむ \(:3」∠)_

はむ \(:3」∠)_

子供の頃の思い出

夏になるとビート板で空を飛んで遊んでいた
みんなで夜空を飛ぶのがおもしろかった
ガハクの星ガハクの星
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ゆーま

ゆーま

昨日の夜に考えた歌詞をかなり詩的にかつ構成を綺麗に構築
最高のビートも見つけて尚且つ今までになくリアルに描けてる
まだbridgeの8小節だけだけどいいね

やっぱりなんとなくで考えた歌詞
→くまなく訂正した方が進みやすいかも
リアルさも出やすいしね

#ラッパーになりたい2日目
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と

ライブ行くたび
しっかり膝でずっと16ビート刻んでるのに気づいて
自分でほんとにびっくりするw
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立体パン🍞🍞🍞

立体パン🍞🍞🍞

ビートたけしに波動方程式の説明する夢見た
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ハーロック

ハーロック

第三話 (全三話)


――地獄だった

ステップは覚えられない
リズムは取れない
息は上がり、太ももが悲鳴を上げる

鏡に映る自分は、必死で、ぎこちなくて、情けなかった

「……やっぱり、向いてない」

レッスン後、床に座り込みながら呟いた

「向いてへんかどうか決めるん、早すぎるわ」

男は言った

「自分な、“できへん”って感覚、めっちゃ得意やろ」

「……はい」

「それ、今まで“やらなきゃいけないこと”全部やり切ってきた証拠や
初めて“やりたいこと”やっとるから、戸惑っとるだけや」

その日から、彼女は通い続けた
仕事終わりにスタジオへ
筋肉痛で階段が辛くても、次の日も行った

何度も、心が折れそうになった
若い子たちが軽々踊る横で、自分だけが汗だくになる

「私、何してるんだろう」

そう思うたび、黒い服の男が、どこからともなく現れた

「自分、今、人生で一番“自分の身体”使っとるで」

「それ、褒めてます?」

「最上級や
十四年間、身体は“稼ぐ道具”やった
今は“表現する相棒”になっとる」

少しずつ、身体が変わり始めた
腹に力が入る感覚
音に遅れず動ける瞬間
鏡の中の自分が、前より少しだけ、強そうに見えた

半年後
彼女は、あの駅前の広場に立っていた

音楽が流れる
最初は、心臓がうるさいくらい鳴った

でも、身体が動き出すと、不思議と静かになった
ビートに身を任せ、これまで積み上げた練習が、自然に溢れ出す

拍手
歓声
息を切らしながら、頭を下げた

帰り道、ガラスに映った自分の腹筋を見て、思わず笑った
見事に割れていた

「……私、ダンサーだ」

黒い服の男が、少し離れた場所に立っていた

「自分な、もう分かったやろ」

「何がですか」

「人生な、遅い早いちゃう
"自分の番を生きたかどうか”や」

彼女は深く息を吸った

青春は、失っていなかった
ずっと、未来のために貯めていたのだ

三十二歳の彼女は
守り続けた人生を
これからは、踊るように生きていく

その一歩目を踏み出した自分を
彼女は、初めて心から誇りに思えた


#希望 #自作小説
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ハーロック

ハーロック

第一話 (全三話)


夜の九時

駅前の広場は、仕事帰りの人たちの足音と、ネオンの光でざわついていた

彼女はコンビニの袋を片手に、いつもの帰り道を歩いていた

高校を出てから、休む暇もなく働き続けた人生
親の借金
返さなければならない金額
その数字が、ずっと背中に貼り付いていた

お洒落は後回し
恋愛は、考える余裕すらなかった
同年代の友人が結婚したり、子どもの写真を見せてきたりするたび、笑顔で祝福しながら、心の奥では小さく何かが削れていった

「私、青春ってもの、ちゃんと生きたのかな……」

そう思うようになったのは、借金をすべて返し終えた、つい最近だった

肩にのしかかっていた重りが外れた途端、空っぽの時間が現れた

――じゃあ、私は、これから何をすればいいんだろう

その夜、広場の端で音楽が鳴り始めた。
低く響くビート
足音が止まり、人だかりができる

そこにいたのは、一人の女性だった
タンクトップから覗く引き締まった腹筋
汗を光らせながら、音に身体を預け、地面を蹴り、空気を切るように踊っている

ヒップホップ
力強くて、自由で、何より――生きている

彼女は、立ち尽くしたまま、目を離せなくなっていた

「……すごい」

拍手が起こり、ダンサーが笑顔で頭を下げた
その瞬間、胸の奥が、ずん、と鳴った

――私も、やってみたい

思っただけで、心臓が早くなる
同時に、恐怖が押し寄せた

三十二歳
ダンス未経験
身体は固く、運動らしい運動もしてこなかった

何より、これまで“やりたいこと”より“やらなきゃいけないこと”だけを選んできた人生

「……無理だよね」

自嘲気味に呟いた、その時

「何が無理なんや、自分」

振り返ると、黒い服を着た男が、いつの間にか隣に立っていた

人混みの中なのに、不思議と周囲の音が遠くなる

「……誰ですか」

「ワシはただの通りすがりや
今、自分めっちゃええ顔してたで」

「え?」

「ダンス見とるときや
"生きたい”って顔しとった」

胸が、ぎゅっと締め付けられた

「そんな顔、してません」

「ほな、なんで今、怖なってるんや」

図星だった

「……私、ずっと必死で働いてきました
借金返すために
それは誇りに思ってます
でも……気づいたら、何も残ってなくて」

「ほう」

「やりたいことなんて、今さら思っても遅いじゃないですか」

男は、広場で踊っていたダンサーの方を見た


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