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またんぎ

ロバの朝ごはん
うつ状態にバイノーラルビートが効く。
バイノーラルビートとは、右と左から聞こえる音の周波数がちょっとズレているため、脳内でかってにズレを補正して聞くようにつくられている。
うつ状態のとき、子ども時代の辛かった経験や人から言われたキツいこと、不甲斐ない自分を責める声がエンドレスで何もしていなくても(できなくても)とにかく一瞬も自分の神経を休ませられない。同じところをぐるぐる廻り続ける、嵐のような思考から、逃れられない。
バイノーラルビートを聞いていると、自分の脳が勝手に余白をクリエイティブしてくれる。
それが突破口となって、「あれっ!いまなにも考えてなかった?!」という瞬間が訪れるようになる。思考の余白が1秒でも増やせれば、1秒は頭が休める。明日は10秒、明後日は30秒。日々ちょっぴりでも増やせれば、心と状況に変化の兆しがあらわれる。
とにかく頭の中に余白を。
1秒、2秒でもいい。
自力で余白を生みだせば、現実も自身で舵取りできる。
うつ状態で瞑想なんて、無理だけど、バイノーラルビートは「バイノーラルビート」でアプリ検索してダウンロードして、(無料版で充分)ヘッドホンかイヤホンで聞くだけ。
聞くだけ、や、何もしないができない人、そわそわ・焦燥感ある人は、スマホいじっててもいい。
わたしもそうしていた。
毎日聞かなきゃ!とか思わなくてよくて、朝スマホいじりながら10分だけ聞いてみたり、今朝はなにも自分のためにいいことなんてできそうにないというときは聞かなくていいし、どうせスマホいじるなら5分だけ聞いとこ。というようにゆるく聞いてみて欲しい。
アプリの種類はたくさんあるけど、なんでもいい。つらいとき、吟味なんてしてられない。
大切なので重ねて申し上げちゃいますけど、無料で充分。
わたしはこれで、いまんとこの人生最大のうつ(自分を心身ともに激しく傷つけたくなる衝動が抑えられなくなる)から脱出しました。
1秒でも余白をつくれるなら、お絵描きでも歌でもなんでもよいのだけれど、こういう方法もあるよっていうシェアでした。
このSNSは、とにかく日々がつらいという投稿をよくみかけるから…

またんぎ
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### **1. ガンマ波(40Hz)の特性**
ガンマ波は、脳の神経活動に関連する高周波の電気信号で、主に以下の特性が知られています:
- **周波数範囲**: 30~100Hz、特に40Hz付近が注目される。ガンマ波は、脳波(EEG)で観測される最も高い周波数帯の一つ。
- **脳内での役割**: ガンマ波は、認知機能(注意、記憶、問題解決、意識の統合)や感覚情報の処理に関与するとされています。特に、ニューロンの同期活動(神経ネットワークの協調)を反映し、脳の異なる領域間の情報統合に重要。
- **関連する状態**: 集中力の高い状態、瞑想、学習、創造的思考、REM睡眠などでガンマ波の活動が増加することが報告されています。
- **科学的根拠**: 査読済み論文(例: Buzsáki & Wang, 2012, *Nature Reviews Neuroscience*)では、ガンマ波が神経回路の同期を通じて、注意やワーキングメモリに関与することが示されています。また、40Hzのガンマ波は、アルツハイマー病の研究で注目されており、アミロイドβの蓄積を減少させる可能性が動物実験で報告されています(Iaccarino et al., 2016, *Nature*)。
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### **2. 効果的なガンマ波(40Hz)の出し方**
ガンマ波を意図的に誘発する方法は、主に非侵襲的な手法が研究されています。以下に、科学的に裏付けられた方法とその詳細を述べます:
#### **(1) 感覚刺激(光・音)**
- **40Hzの光刺激(視覚的ガンマ刺激)**:
- **方法**: 40Hzで点滅する光(例: LEDライトやスクリーン)を用いる。研究では、40Hzの光刺激が脳のガンマ波を同期させ、認知機能や神経保護効果をもたらす可能性が示唆されています(Iaccarino et al., 2016, *Nature*)。
- **具体例**: マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究では、40Hzの光をマウスに照射することで、アルツハイマー病モデルでのアミロイドβの減少が観察されました。
- **実践方法**: 市販の40Hz光刺激装置(例: ガンマ波専用のLEDライト)が一部で販売されていますが、個人での使用には専門家の指導が必要。
- **40Hzの音刺激(聴覚的ガンマ刺激)**:
- **方法**: 40Hzのビートやパルス音(例: バイノーラルビートやモノーラルビート)を用いる。40Hzの音波を聞くことで、脳のガンマ波を誘導する可能性が示されています(例: Colzato et al., 2017, *Frontiers in Human Neuroscience*)。
- **実践方法**: 40Hzの音刺激を含むオーディオファイル(例: YouTubeや専用アプリ)を利用。ただし、効果は個人差があり、科学的に確立された標準プロトコルはまだ限定的。
#### **(2) 瞑想・マインドフルネス**
- **方法**: 長期間の瞑想実践(特にチベット仏教の瞑想やマインドフルネス)がガンマ波の増加と関連しています(Lutz et al., 2004, *Proceedings of the National Academy of Sciences*)。
- **具体例**: 熟練した瞑想者では、前頭前皮質や頭頂皮質で40Hzのガンマ波が増加。これにより、注意力や意識の明晰さが向上する可能性。
- **実践方法**: 毎日10~20分のマインドフルネス瞑想(例: 呼吸に集中する、ボディスキャン)を行う。ただし、ガンマ波の誘発には数週間以上の継続が必要。
#### **(3) 認知トレーニング・集中タスク**
- **方法**: 複雑な問題解決や集中力を要するタスク(例: パズル、数学的思考、言語学習)がガンマ波を誘発する可能性(Buzsáki, 2006, *Rhythms of the Brain*)。
- **実践方法**: チェス、クロスワードパズル、記憶ゲームなどを定期的に行う。集中状態を維持することが重要。
#### **(4) ニューロフィードバック**
- **方法**: EEGを用いたニューロフィードバックトレーニングで、ガンマ波を意識的に増強する。被験者がリアルタイムで脳波を確認しながら、ガンマ波の活動を高めるよう訓練する(例: Keizer et al., 2010, *NeuroImage*)。
- **実践方法**: 専門のクリニックや研究施設で実施されることが一般的。個人での実施は高価な機器が必要で、一般的ではない。
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### **3. 注意点**
ガンマ波の誘発には潜在的なリスクや限界があり、以下の点に留意する必要があります:
#### **(1) 科学的エビデンスの限界**
- 現時点で、40Hzガンマ波の誘発が認知機能や健康に及ぼす効果は、主に動物実験や小規模なヒト研究に基づいています(例: Iaccarino et al., 2016)。ヒトでの長期的な効果や安全性は十分に検証されていません。
- 市販のガンマ波誘導デバイス(光・音)は、FDAや日本の厚生労働省などの公的機関による承認がなく、効果の保証がない場合が多い。
#### **(2) 健康リスク**
- **光刺激**: 40Hzの点滅光は、てんかん患者や光過敏症の人に発作を誘発するリスクがある(Harding & Jeavons, 1994, *Epilepsia*)。使用前に医師に相談が必要。
- **音刺激**: 長時間の40Hz音刺激は、耳鳴りや聴覚疲労を引き起こす可能性。適度な音量(60~70dB以下)と時間(1日30分以内)を守る。
- **過剰な期待**: ガンマ波誘導が「認知機能の劇的向上」や「疾患の治療」を保証するという主張は誇張である場合が多く、慎重な判断が必要。
#### **(3) 個人差**
- ガンマ波の誘発効果は、年齢、脳の状態、訓練の程度により大きく異なる。たとえば、高齢者や神経疾患患者では効果が限定的な可能性(Singer et al., 2018, *Journal of Neuroscience*)。
- 瞑想やニューロフィードバックは、熟練度や継続性に依存し、初心者では効果が現れにくい。
#### **(4) 信頼性の低い情報への注意**
- インターネットや一部の商業製品では、ガンマ波を「超能力」や「劇的な健康効果」と結びつける非科学的な主張が散見されます。これらは査読済みの科学的根拠を欠く場合が多く、信頼性の低い情報として扱うべきです。
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### **4. 結論**
- **特性**: ガンマ波(40Hz)は、認知機能や神経同期に関与する高周波脳波で、注意力や記憶の処理に重要。アルツハイマー病研究でも注目。
- **出し方**: 40Hzの光・音刺激、瞑想、認知トレーニング、ニューロフィードバックが有効な方法。ただし、効果は研究段階で個人差が大きい。
- **注意点**: 健康リスク(光過敏性、耳鳴りなど)に留意し、信頼性の低い製品や主張を避ける。専門家の指導のもとで実施することが望ましい。
**信頼できる情報源**:
- Buzsáki, G., & Wang, X. J. (2012). Mechanisms of gamma oscillations. *Nature Reviews Neuroscience*, 13(3), 1-14.
- Iaccarino, H. F., et al. (2016). Gamma frequency entrainment attenuates amyloid load and modifies microglia. *Nature*, 540(7632), 230-235.
- Lutz, A., et al. (2004). Long-term meditators self-induce high-amplitude gamma synchrony during mental practice. *Proceedings of the National Academy of Sciences*, 101(46), 16369-16373.
- Colzato, L. S., et al. (2017). Meditation-induced gamma-band oscillations and cognitive control. *Frontiers in Human Neuroscience*, 11, 226.
**不明点**: ヒトでの40Hzガンマ波誘導の長期的な安全性や効果については、さらなる研究が必要であり、現時点で確認できる信頼性のある情報は限定的です。


